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【モントリオール】ロコに愛される隠れ家、Buvette Beaubienで味わう昼と夜のひととき

NAMI

NAMI

カナダ特派員

更新日
2025年6月2日
公開日
2025年6月2日

モントリオールからボンジュ~ル!
皆さんこんにちは。モントリオール在住、カナダ特派員のNAMIです。

本日ご紹介するのは、地下鉄オレンジライン「Beaubien(ボービアン)」駅から徒歩6分、多国籍レストランが立ち並ぶエリアの中で、ひときわ珍しい存在のフレンチビストロ「Buvette Beaubien(ビュヴェット・ボービアン)」です。
※Buvette(ビュヴェット)とは、飲み物や軽食を提供する小さなカフェまたはシンプルなカウンターという意味

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La petite patrie(ラ・プティット・パトリ)地区

Buvette beaubien(ビュヴェット・ボービアン)がある「La petite patrie(ラ・プティット・パトリ)」地区は、1972年に出版された、モントリオール生まれの作家クロード・ジャスマンの小説の題名で、当時ヴィルレイ地区と呼ばれていたこの地域を舞台としています。
その後、小説の人気を受けて同名のテレビシリーズも制作・放送されました。
そして1988年、この小説にちなんで、地区名は正式にLa petite patrie(ラ・プティット・パトリ)へと改称されました。

19世紀末まで、この地区一帯は、現在のペール・マルケット公園の敷地にあった石灰岩採石場を除き、主に農業地帯でした。
旧市街にある灰色の建物のほとんどは、当時この辺りから採石された石灰石で建てられました。

1892年に市中心部とを結ぶ路面電車が建設されたことで、この地区の都市化が進みました。
アーケード通りでもある St-Hubert(サン・テュベール)通りは、当時ダウンタウンのSte-Catherine(サン・キャサリン)通りに次ぐ、華やかな通りでした。

現在この地区には、イタリア系、ベトナム系、インド系、ラテンアメリカ系など、様々な民族コミュニティが存在しており、家庭の半数はひとり親世帯で構成され、ジョンタロン市場付近には先 St-Hubert(サン・テュベール)通りには多国籍のお店やレストランなどが建ち並んでいます。

ラ・プティット・パトリ地区の中心部に位置するこのビストロは、ランチを楽しんだり、軽く一杯飲んだり、食前酒を片手に語らったり、あるいはゆったりと夜のひとときを過ごしたりと、さまざまなシーンにぴったりの空間です。
店内はいつも多くの人で賑わい、活気にあふれています。

圧巻なのは、店内にそろう128種類もの輸入ワインと12種類のシャンパン。
いずれもその場で楽しむことはもちろん、テイクアウトも可能です。
また、ケベック産のクラフトビールをはじめ、クラシックから創作系まで幅広いカクテル、さらにノンアルコールのモクテルも取り揃えています。

せっかくケベックを訪れたなら、ぜひ地元ならではのビールやお酒も味わってみてはいかがでしょうか。

圧巻のワインリスト

Buvette beaubien(ビュヴェット・ボービアン)

住所:211 Beaubien Est, Montréal, QC
営業時間 :月曜日:11:00~22:00
火曜日~土曜日:11:00~23:00
日曜日:16:00~22:00
ウェブサイト:https://www.buvettebeaubien.com/
フェイスブック:https://www.facebook.com/profile.php?id=100038339114346#
インスタグラム:https://www.instagram.com/buvette_beaubien

モントリオールの多くのブヴェットは、地元の食材を生かしつつ、モントリオールならではの料理を独自に見直し、化学肥料、化学薬品や酸化防止剤を極力使わずに自然酵母で発酵させ、無添加で造られる、厳選された自然派ワインの豊富なリストを提供する、地域密着型の隠れ家的存在です。
気取らずリラックスできる雰囲気の中、時間を忘れて語り合える、そんな居心地の良さも魅力のひとつです。

本日は小説の舞台にもなり、その名がついた「La petite patrie(ラ・プティット・パトリ)地区」にある、隠れ家的な存在Buvetteでもある「Buvette Beaubien(ビュヴェット・ボービアン)」をご紹介しました。
「Buvette Beaubien」をきっかけに、あなただけのお気に入りのビュヴェットをモントリオールの街角で見つけてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

À très bientôt(また近いうちにお会いしましょう)

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