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1970年代、ジョムソン街道麓の村、温泉で有名なタトパニでスルジェロッジという宿を営んでいた平尾和雄さん。
ネパールやスルジェロッジを舞台にした本も何冊か出されており、時代は変わっても変わらないネパールの文化や慣習、俗信や価値観などを知ることができます。
私事ですが、2007年から地球の歩き方ガイドブック更新時のお手伝いをさせていただいるのですが、平尾さんが関わっていた調査時期と一時重なったこともあり、ご縁をいただいています。
先日、2024年12月に出た新しい著書「ヒマラヤ今昔物語」をいただく機会がありました。ネパールの古い慣習や俗信などと共に、実話か物語かわからなくなるような不思議で幻想的なお話が詰まっています。
読み進めていくうちに、なぜか、ネパール語のラジオドラマを聞いているような錯覚を覚えました。ネパールの人たちに昔話を読んでもらっているような感じ、というか…。
日本語で書かれている本ですが、ネパール語にしたら合いそうで、日本語を読みながら、ネパール語でイメージを膨らませていたのかもしれません。
ネパールの村やトレッキングに行かれた方なら、その情景を思い浮かべながら物語を楽しめそうです。是非読んでみてください。
※「ヒマラヤ今昔物語」は、独自の路線でディープな本をたくさん出版している阿佐ヶ谷書院さんから出ています。