キーワードで検索
今回はヨハネスブルグ周辺のおすすめ無料スポットを4つご紹介します。旅行において「入場無料」は嬉しいものですが、ヨハネスブルグは治安が悪いので安全性も心配です。私がこれまで実際訪れた無料スポットの中から、今回は安全でなおかつ旅行者の方にも是非おすすめしたい場所をご紹介します。
Nelson Mandela Foundationは、ネルソンマンデラに関する資料が展示された博物館です。入場無料ですがかなり見応えがあり、南アフリカらしい体験ができるおすすめ博物館です。ここは実際にマンデラがオフィスとして使っていた場所で、部屋もそのまま残されていて見学できます。
館内に入るとまず企画展エリアがあります。今回はBorn in Freeという企画展が開催されていました。Born in freeとは、1994年のアパルトヘイト撤廃後に産まれた世代を指します。法律上アパルトヘイトは撤廃されているものの、現代を生きる20〜30代の若者の人種に関する苦悩がインタビューと共に展示されていて、現代の南アフリカを知ることができました。
入り口から左へ進むと、ネルソンマンデラ関連の資料が展示されているエリアです。マンデラが使っていたオフィスもこのエリアにあります。アパルトヘイトについてやマンデラの活動がわかりやすく展示されており、南アフリカの歴史に詳しくなれます。
展示は英語のみですが、館内には快適な無料WIFIがあるのでネットで翻訳できます。
◾️Nelson Mandela Foundation https://www.nelsonmandela.org/
営業: 月〜金曜:9:00〜17:00
土曜:9:00〜16:00
日曜休業
住所:107 Central Street Houghton 2198 South Africa
ローズバンクから車で約5分です。
入り口のゲートは常に閉まっているので一見開館していないように見えますが、ゲート前に車が来るとゲートが開いて、中からスタッフが出てきます。そこで訪問の目的を聞かれ、免許証の提示を求められました。
ゲート内に入ると駐車場があります。館内に入ると、国籍と来館した手段を尋ねられました。
かなり頑丈なゲートがあり常に閉まっていることと、誰でも出入り自由なのではなく、来場者を入り口で一人一人チェックしているので安全と感じました。また、この施設はローズバンクから出発するhop-on hop-off bus という観光バスの停車駅にもなっています。
ナチスによるユダヤ人のホロコーストと、ルワンダのジェノサイドの2つの歴史的悲劇に関する資料を展示した施設です。どちらも南アフリカがメインの出来事ではありません。しかし、アパルトヘイトが行われていた南アフリカで、人種による差別や攻撃は今後もあってはならないとの思いから設立された施設です。
ユダヤ人のホロコーストに関しては、南アフリカがこの出来事にどう関わっていたかも知ることができます。南アフリカに亡命した7名の人生が簡潔に書かれたパネルが印象的でした。
ルワンダに関してはつい30年前の出来事なので、当時の映像や写真がカラーかつ高画質で生々しく残されています。また、なぜこの事件が起こったかが年表でわかりやすく展示してあります。実際使われた武器や、被害者の衣類が山積みになった展示もあります。
館内にはおしゃれなカフェが併設されており、地元の方で賑わっていました。
また、こちらも館内で無料WIFIが使えます。
◾️The Johannesburg Holocaust & Genocide Centrehttps://www.jhbholocaust.co.za/
住所:1 Duncombe Road, Forest Town,
2193, South Africa
営業時間:月〜金曜:9:00〜16:30
土日:9:00〜15:00
こちらもローズバンクから車で約5分。駐車場のゲート前に到着するとスタッフが出てきて免許証の提示を求められました。更に、名前と車のナンバー、来場日時、来場目的をその場で記入してから駐車場に入ります。徒歩やUberで来場した人は正面入り口にあるゲート前に着くとゲートを開けてもらえるようです。
こちらの施設もゲートに入る時点でスタッフが来場者をチェックしており安全と感じました。
ヨハネスブルグから車で50分ほどのところにLion and Safari parkというサファリがあります。このサファリ自体は観光地として有名ですが、敷地内のThe Wetlands Restaurantというレストランでキリンが見られることはあまり知られていません。サファリを利用しなくても、レストランやショップのあるエリアは入場無料なので我が家はよく訪れています。
ただ、キリンが暮らすエリアがかなり広いので、いつでもレストランの前にいるわけではありません。どこか遠くへ行ってしまって全く見えない日もあります。運が良ければレストランのデッキまで来てくれます。レストランでエサを購入できるので、エサやりもできます。
レストランの価格も良心的です。大体1000円前後でランチが食べられます。レストランの隣にはアスレチックのあるキッズエリアもあり、レストラン利用者はこちらも無料で利用できます。
もし運悪くキリンに会えなくても、敷地内にはクジャクが何匹も放し飼いされており、クジャクには必ず遭遇できます。
また、こちらはお土産がかなり充実しています。5つの小屋が連なって建っており、全てお土産屋さんです。商品の陳列が綺麗で、種類も豊富。店員さんの勧誘もないのでゆっくり見られます。ショップの小屋から小屋へ渡る橋の途中には池があり、ワニが飼育されています。先日、15時ごろにワニの池を通ったところ、餌やりをしているところに遭遇できました。他にも大きなカモやカメも飼育されています。
また、敷地内では野生の小さい猿をよく目撃します。
◾️Lion and Safari park https://lionandsafaripark.com/
住所: R512 Pelindaba Rd, Broederstroom, 0240
営業時間:毎日8:00〜17:00
ヨハネスブルグ中心地からは車で約50分。
上記の2件の博物館のようにゲート前での入場者チェックはありませんが、ヨハネスブルグの市内から少し離れているため比較的安全なエリアです。また、この施設で以前実施されていたライオンの赤ちゃんを抱っこするアクティビティは2025年5月現在休止中です。
Bothongo Rhino & Lion Nature Reserveというサファリの敷地内にあるNeck & Deck Restaurantというレストランでもキリンが見られます。こちらもレストランのある敷地内へは入場無料です。こちらはキリンが暮らすエリアがレストランの前だけなので、いつ訪れても必ず見られます。
キリン以外にもシマウマ、ダチョウやインパラなども同じ柵の中にいます。
こちらでもレストランで餌を購入して餌やりができます。さらに子供用のアスレチックも充実しており、豪華なプールも完備しています。レストランを利用すれば無料で遊べるため、子連れの我が家は頻繁に訪れています。プール沿いの席では、前を向くとキリン、横を向くとプールで遊ぶ我が子が見えて贅沢な時間を過ごせます。
こちらのレストランも価格は良心的で、ランチは大体1000円前後です。
キリンがいるのは施設のゲートを入ってすぐのレストランですが、さらに奥に車で進んだところにもうひとつThe Thatch Caféという別のレストランもあります。そちらのすぐそばにも豪華なキッズエリアがあり、こちらもレストラン利用者は無料で遊べます。こちらにもプールがあり、キリンのエリアのものよりも大きいです。柵のすぐ外はサファリなので、遠くをよく見ると動物がウロウロしています。
◾️Bothongo Rhino and Lion Nature Reserve
住所:520 Kromdraai Road, Kromdraai, Krugersdorp
営業時間
月曜日休業
火〜金曜:8:00〜17:00
土曜:8:00〜18:00
日曜:8:00〜17:00
こちらもヨハネスブルグ市内からは少し離れており比較的安全なエリアです。
ヨハネスブルグ中心地からは車で約40分。
今回は安全に行ける無料スポットをご紹介しました。
上記の博物館2件は、観光客の宿泊が多いローズバンクから車で約5分なので、ローズバンクかサントン付近に宿泊している方はちょっとした空き時間でもすぐ行けるかと思います。Uberでも問題なく行けます。
レストラン2件は、地元の方に大人気で土日は賑わっています。キリンが見える良い席を狙うのであれば朝の訪問がおすすめです。少しヨハネスブルグから距離はありますが、南アフリカらしいランチが体験できること間違いなしです。