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サンフランシスコから車でわずか約1時間。カリフォルニア州リバモア・バレーの美しい丘陵地に広がるWente Vineyards(ウェンテ・ヴィンヤーズ)は、アメリカでも最も長い歴史を持つ家族経営のワイナリーです。1883年創業、現在まで5代にわたりワインづくりの伝統と革新を守り続けています。
Wente Vineyardsは、1883年にドイツ系移民C.H.ウェンテ氏が50エーカーの土地から始めたワイナリーです。禁酒法時代には宗教用のワインを生産して存続し、1936年にはアメリカ初のシャルドネのヴィンテージ・ラベルを発表しています。今ではシャルドネの代表的なクローン「Wente Clone」の発祥地として、全米のワイナリーにも影響を与えています。
ウェンテ・ヴィンヤーズでは、ワイン愛好家から初心者まで楽しめるテイスティング・ラウンジが大人気で、次のような体験が可能です:
ワインセラー見学ツアー
バレルルームでのテイスティング
パティオでの屋外テイスティング
$40~のワインテイスティング(予約/最終テイスティング受付 16:30)
尚、テイスティング・ラウンジには、21歳以上のみが入室することができます。
お子様を同伴いただくことはできませんので、ご注意ください。
ワイナリー内にイベントスペースやレストランも併設されています。
筆者は、Nth Degreeのテイスティング・フライトをお願いしました。
今回、このワイナリー訪問を誘ってくださった筆者の友人がこのワイナリー・クラブのメンバーの方で、お値段は少ししても、$50のNth Degreeのテイスティングのほうが、ワインが美味しいとのおすすめを伺ってのことです。
友人によれば、どちらのフライトも美味しいものの、Nth Degreeのワインのほうが安定しているように思える、とのことでした。
いずれにせよ、Livermoreに数多くあるワイナリーの中で、このウェンテ・ヴィンヤーズのワインが一番作り方が安定していて、度のワインも美味しく楽しむことができる、という評です。
確かにいずれのワインもとても美味しくいただきました。
Wente Familyフライトの中にあったカベルネ・フランクも気になってお願いしたところ、個別の試飲もさせていただくことができました。
尚、ワインクラブメンバーの場合、4名まで無料で試飲が楽しめるそうです。
また、金曜から日曜に限り、チーズとハムのプレートも注文することができます(別途有償:$25)
Wente Vineyardsは「認定サステナブル・ヴィンヤード&ワイナリー」としても知られています。土地の保全、水資源の管理、生態系への配慮を重視し、次世代へ自然の恵みをつなぐ取り組みを行っています。
ワイナリー全体は面積も広く、パーティー・イベント会場や、レストラン、ゴルフ場も隣接されています。
筆者が訪問した当日も、ホワイト・パーティーが開催され、たくさんの白いドレスやスーツの来客で賑わっていました。
ウェンテ・ヴィンヤーズは、サンフランシスコやサンノゼから車で約1時間(約50km)のほどで訪問することができます。リバモアのワインカントリーの中心に位置しており、日帰り旅行にぴったりの距離感です。ナパやソノマほど混雑しておらず、落ち着いた雰囲気で本格的なワインを味わいたい方に、特におすすめです。
住所: 5050 Arroyo Rd, Livermore, CA 94550
電話: (925) 456-2300
営業時間: 月~金曜日 午後12時~午後6時・土〜日曜日 午前11時〜午後6時
試飲: 試飲料$40〜、所要時間90分。事前の予約が推奨されるが、予約なしでも試飲は可能。
試飲のお申し込みの最終受付は、午後4時半。
URL:https://wentevineyards.com/visit/wentevineyards.com
※2025年5月31日、試飲内容の詳細及びワイナリーの営業情報を加筆しました。