• Facebook でシェア
  • X でシェア
  • LINE でシェア

【パリ】2024年オリンピックの気球型聖火台が再登場、チュイルリー公園で夏の期間限定

守隨 亨延

守隨 亨延

フランス特派員

更新日
2025年6月27日
公開日
2025年6月27日
©︎Yukinobu Shuzui

2024年に開催されたパリ・オリンピック。セーヌ川を使っての開会式や、エッフェル塔やコンコルド広場など著名なモニュメントを背景にした競技会場の設営は、今までにないコンセプトのオリンピックとして大きなインパクトを残しました。気球型で空を飛び、火を使わない聖火台もその一つ。その聖火台が期間限定で再びパリに登場しています。

AD

ロス五輪まで毎夏登場する気球型聖火台

©︎Yukinobu Shuzui チュイルリー公園内から見た聖火台

パリ・オリンピックおよびパラリンピックの気球型聖火台「ラ・ヴァスク・ド・パリ2024」があるのは、オリンピック開催時と同じパリ市内のチュイルリー公園。ルーヴル美術館の西側、シャンゼリゼ大通りとをつなぐ市民の憩いの場です。気球型聖火台は、今年だけに限らず次の2028年ロサンゼルス・オリンピックまで、毎夏登場する予定です。

コンコルド広場のオベリスクやその向こうの凱旋門を背景にした景色は、昨年のパリ大会の盛り上がりを彷彿とさせます。パリのイタルゴ市長は、「聖火台はパリ大会を構成する不可欠な遺産であり永久に記憶に残る。聖火台をチュイルリーに残し夢を与え続けられるように、昨夏(マクロン)大統領に提案した」と述べています。

この聖火台は、聖火台ですが火は使われていません。フランス電力(EDF)の技術を用いた光とミストで聖火台の炎を再現しています。日中は地面に係留されていますが、パリ大会の期間中同様に夜になると浮かびます。

聖火台への入場、予約、浮き上がる時間は?

©︎Yukinobu Shuzui 遠くに見えるエッフェル塔と聖火台

聖火台へは予約なしの無料でアクセスできます(昨年は要予約でした)。設置期間は、2025年の場合は6月21日(フェット・ド・ラ・ミュージックの日)から9月14日まで。聖火台が空に浮かび上がる時間は、時期と天候により変動するため、出かける当日に公式ウェブサイトで確認することをおすすめします。

聖火台が空へ浮かぶ時間に先駆けて、聖火台近くへはアクセスは閉じられます。日夜問わず、聖火台近くにアクセスできない時間帯でも、聖火台は大きいため、ルーヴル美術館側やチュイルリー公園の外からでも見ることができます。

■2024年パリ大会聖火台(La Vasque de Paris 2024)
住所: Jardin des Tuileries 75001
アクセス時間:10:00〜21:30(6〜7月)、〜20:30(8月)、19:30(9月)
気球浮揚時間:22:30頃(6〜7月)、21:30頃(8月)、20:30頃(9月)
URL:https://vasqueparis2024.fr/

聖火台と併せて訪れたいスポット

©︎Yukinobu Shuzui ルーヴル美術館前にあるカルーゼル凱旋門と聖火台

聖火台のあるチュイルリー公園はパリの中心部。周囲にはルーヴル美術館やパリ装飾美術館、コンコルド広場、ヴァンドーム広場など観光スポットが点在しています。南に流れるセーヌ川を渡ればオルセー美術館があります。

チュイルリー公園と東西に並行してはしるリヴォリ通りには、サロン・ド・テ「セバスチャン・ゴダール」やモンブランで有名な「アンジェリーナ」、ファッションブランドのメゾン・キツネが営むカフェ・キツネもすぐそばです。

聖火台見学に、訪れてみたいスポットを絡ませて、好みにアレンジしてみましょう。

■アンジェリーナ・リヴォリ店(Angelina Rivoli Paris)
住所:226 Rue de Rivoli 75001
URL:https://www.angelina-paris.fr/adresses/paris-rivoli

 

トップへ戻る

TOP