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【香港】東京国際映画祭2025で香港映画は4本。金城武の『風林火山』のほか、『トワイライトウォリアーズ』は監督が来日

武田 信晃

武田 信晃

香港特派員

更新日
2025年10月4日
公開日
2025年10月5日
『愛殺』

第38回東京国際映画祭が10月27日から11月5日まで開催されます。香港映画では、金城武、劉青雲(ラウ・チンワン)、梁家輝(レオン・カーフェイ)、古天楽(ルイス・クー)らが出演する『風林火山(Sons of the Neon Night / 邦題:風林火山)』など4作品が上演されることになりました。

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『風林火山』は、日本人的には武田信玄を思い出しますがまったく関係ありません。香港の歌手の麥浚龍が監督を務め、音楽は坂本龍一が携わっているます。金城武は2017年の中国映画『喜歓・你』(恋するシェフの最強レシピ)以来の作品です。映画についての意見は賛否両論となっているクライムサスペンスですが、この記事がアップされた時点で、まだ日本公開は決まっていません。鑑賞できるうちに観たほうがいいかもしれません。

©︎写真提供:TIFF 『風林火山』

日本でも久々に香港映画としてヒットしたのが『九龍城寨之圍城(Twilight of the Warriors: Walled In / トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦)』です。今回は上映だけでなく、鄭保瑞;(ソイ・チェン)監督が来日。トークセッションを行い、自らの作品について語ります。

©︎2024 Media Asia Film Production Limited Entertaining Power Co. Limited One Cool Film Production Limited Lian Ray Pictures Co., Ltd All Rights Reserved. 『トワイライトウォリアーズ』

「Women’s Empowerment」というカテゴリーでは『像我這樣的愛情(Someone Like Me / 私の愛のかたち)』という映画が東京にやってきます。障がい者のための性的サービスを提供する団体を訪れた脳性麻痺の女性が経験する精神的、身体的解放を描いた作品です。廖子妤(フィッシュ・リウ)が脳性麻痺の女性を演じますが、素晴らしい演技をします。

©︎Emperor Film Production Company Limited/ Full Keen Limited/The Government of the Hong Kong Special Administrative Region 2025 ALL RIGHTS RESERVED 『私の愛のかたち』

特別上映は「愛殺(Love Massare / 愛殺)」のレストア版です。1981年公開で主演は林青霞(ブリジット・リン)です。数人の男女の愛と暴力を異様な映像美の中に描くのですが、“色”を巧みに使っていろいろと表現されています。

『愛殺』

台湾映画ですが、吉岡里帆が出演し、香港の女優、余香凝(ジェニファー・ユー)が出演するのが『雙囍(Double Happiness / ダブル・ハピネス)』です。結婚を控える高級ホテルのシェフ。ただし、離婚した両親は息子の結婚式での同席を拒んでしまう。悩んだシェフは、両親に秘密で同じホテルで2つの結婚式を同時開催するという突拍子もない行動に出る。

©︎ Splash Pictures, Inc 『ダブル・ハピネス』
フェスティバル・ナビゲーターは瀧内公美
ダブル・ハピネス
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