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みなさま、ナマステ。今回は、インドで最も有名であろう観光地「タージ・マハル」の元になったと言われているイスラーム建築の「フマユーン廟」を紹介します。
ムガル帝国第2代皇帝の「フマユーンの廟(Humayun’s Tomb)」は、皇帝の妃が1565年に建造した墓廟です。
庭園の中に、廟が置かれる形式で、タージ・マハルの元になったとも言われているところです。タージ・マハルに比べると小さいようですが、インドのイスラーム建築の傑作とされ、1993年に世界遺産(文化遺産)に登録されています。
世界遺産「フマユーン廟(Humayun’s Tomb)」敷地内には、複数の墓廟があります。敷地に入ると、その後、すぐに、道が2つに分かれます。
直進(上記写真の左側を)し、白い壁のような門をくぐりぬけると、一番上の画像の、有名なタージ・マハルに似た外観写真の所「フマユーン廟(Humayun’s Tomb)」と「バルバルの廟(Barber’s Tomb)」のエリアへたどり着けます。
中央にドームのあるフマユーン廟の左右対称の建築は、特に美しく、息をのみました。さらに、上にのぼることができ、上から入口等360度見渡すことができます。そこには、フマーユーン、王妃ベーグム、王子ダーラー・シコー、そして、重きをなしたムガル朝の宮廷人たちの遺体、計150人の死者が埋葬されているのだそう。中央にある白い大理石の石棺はフマユーンの仮の墓で、遺体はこの下に安置されているのだそう。
無料で見学できる展示ルームもありました。展示ルームの近くの出口を出ると、右手に広い広場があり、水洗トイレとゴミ箱、手洗い場があります。日本人観光客は、ハンドガンタイプの洗い方には慣れないと思いますので、トイレットペーパーを持参しましょう。
入口を入って、右手(上記写真の右側)の道を進んだ先には、八角形のAfsarwala tomb(アフサルワラ=高官の墓廟)とArab Serai(16世紀の居住地)がありますが、周りが居住地のエリアなのか分からなかったので、次回機会があれば、もう少ししっかり見てこようと思います。
どこを切り取っても、美しい建築物で、写真や歴史が好きな人は長居したくなるでしょう。
外国人入場料|600ルピー(現金払いのみ)。代金支払い時にもらえる入場券代わりになるコインは、出口でも必要になるので、なくさないように持っておくようにしましょう。
敷地内に入ってからわりとすぐのところに、美術館(インド人50ルピー、インド人子ども(5~12歳)25ルピー、外国人300ルピー)とSunder Nursery(インド人50ルピー、インド人子ども(5~12歳)25ルピー、外国人200ルピー)への入場チケット売り場があります。
トイレ有(トイレットペーパーはありません)
ドリンク売り場有(中の美術館のチケット売り場の近くで、缶入のソーダや紙パック入のラッシー、駄菓子等購入可)
アクセス|メトロ「Jorbagh」駅等から、Uber(オートリキシャや車)で約12分
以上、「タージ・マハル」の元になったとも言われている「フマユーン廟」を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
インドでおそらく最も有名であろう「タージ・マハル」はデリーから日帰りで行くにはなかなか大変な距離にありますが、フマユーン廟はデリーにあり、比較的気軽にアクセスできます。
たまたまかもしれませんが、フマユーン廟は敷地がわりと広く、のどかな雰囲気があり、インドでよくあるインド人からの声がけもなく、自分たちのペースで観光できる雰囲気があり、よかったです。
また、カメラもスマートフォンの持ち込みも、訪問時(2025年9月時点)は問題なく、その点、とてもよかったと思う観光地でもありました。(インドでは、デジタルカメラの持ち込み料が別途かかったり、預けなければならないエリアや撮影禁止エリア等が思いのほか多いです)。
デリー観光旅行の機会がある方は、訪問地として検討してみてください。それでは、皆様、フィールメレンゲ(またね)!