キーワードで検索
2025年9月12日(金)、
トークショーでは新しい ホリデーコレクション の開発秘話も公開されました。会場では先行販売も行われ、ファンにとっては特別な一日となりました。軽食では、イケア定番のミートボールを使用した「シンブレッド」も提供され、訪れた人々を楽しませました。ちなみに、2025年はイケアのミートボール誕生40周年の年だそうです。
現在ストックホルムを拠点に活動するグスタフ氏に、東京滞在中の印象や創作の原点について改めて話を伺いました。
― 現在ストックホルム在住とのことですが、ご出身はどちらですか?
ヨーテボリの近くの町、ボラス(Borås)なんです。スウェーデン南部で、ストックホルムとヨーテボリのちょうど中間あたりですね。海からは少し離れていますが、テキスタイルを学ぶ人が多い地域です。
― ストックホルムではどんな場所がお気に入りですか?
レストランなら「Prinsen(プリンセン)」がおすすめです。スウェーデン名物のミートボールがとても美味しいですよ。それから観光客にも人気の「Bambi(バンビ)」というお店も好きです。
■Restaurang Prinsen(レストラン プリンセン)
住所:Mäster Samuelsgatan 4
電話番号:+46868423811
URL: https://restaurangprinsen.se
■Bambi(バンビ)
住所:Bjurholmsgatan 18, 116 63 Stockholm
電話番号:+46707535330
URL:bambi.nu
― 東京には今回、どのくらい滞在されるんですか?
残念ながら今回の滞在はあまり多くないんです。なので、予定を詰め込みすぎずに、街の雰囲気をゆっくり味わいたいと思っています。観光は次に来たときに、もっとしっかり楽しみたいですね。
― 東京滞在中に行ってみたい場所はありますか?
明日は少し自由時間がありそうなので、行きたいところをいくつか考えています。たとえば、合羽橋(かっぱばし)は面白そうですね。料理道具や食器がたくさん並んでいると聞きました。IKEA原宿の周辺にもヴィンテージショップが多くて、いろいろ発見できそうです。
― 作品づくりのインスピレーションはどこから受けていますか?
影響を受けるものはたくさんありますが、特にアートや建築の歴史には強く惹かれます。今の仕事を始める前は、美術史を学んでいたんです。
ただ、創造的でいるためには、アート以外の活動も大切だと思っています。ランニングをしたり、音楽を聴いたり、そういう時間が私にとってはとても重要です。もちろん、すごく創作意欲が湧くときもあれば、そうでないときもありますね。
― グスタフさんの作品にはポップな要素がありつつもスウェーデンらしさが感じられます。意識している点はありますか?
北欧デザインの特徴でもあるシンプルさは、自然と作品に現れると思います。余計な装飾をそぎ落とし、形の美しさで魅せることを意識しています。
一方で、色づかいや雰囲気はフランスの70〜80年代のデザインからも影響を受けています。少しポップで、明るいトーンを取り入れることも多いですね。
― 音楽フェスティバルが好きと伺いました
はい、音楽フェスが大好きなんです。ヨーテボリで開催される「Way Out West」というフェスティバルには今年も行きました。ほぼ毎年参加しています。
私の作品には、少しディスコ的な雰囲気があると思うのですが、それも音楽からの影響かもしれません。2022年の「Way Out West」フェスティバルで展示した作品にも、そうした要素を少し取り入れていました。
10月2日から発売されているIKEAのVINTERFINT/ヴィンテルフィント コレクションとSTRÅLA/ストローラ コレクションでは、クラシックなクリスマスデザインにモダンな感性を加えた特別なアイテムが登場。「伝統的なクリスマスの美しさに遊び心と大胆さを加えました。クリスマスを自分なりにアレンジしています。新しい世代のための新しいデザインです」とグフタフ氏は語ります。
今年のホリデーシーズンは北欧の伝統と新しさが融合した、カラフルな世界に引き込まれてみてはいかがですか?