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最先端のトレンドと多様な食文化が融合する街・サンフランシスコ。世界有数のグルメ都市としても注目を集めています。本記事では、現地在住の筆者が2025年に足を運んだ中から、特におすすめしたい人気グルメスポットを厳選し、前半・後半に分けてご紹介します。
まずご紹介するのが、2024年8月にSF市内ジャパンタウン近くに店舗をオープンした「Aji Kiji(アジキジ)」。こちらの店舗の特徴は、上質な寿司をテイクアウト専門で提供する今までなかった新しいスタイルにあります。
木彫のミニマルな内装の店内には、ジュエリー店のようなガラス張りのショーケースが置かれており、中に並べられた木箱のお寿司を選ぶことができます。
ショーケースに並べられた輝くお寿司は彩りが良くまるで宝石のよう!わっぱのような天然素材が使用されたお弁当箱の中には、色鮮やかな高級握りが見栄え良く並べられています。見栄えが良いだけでなく、赤酢が使われた握りは、非常に繊細且つ本格的です。
ここはハイエンドクラスの握りを、テイクアウトでコスパ良くいただけるのがおすすめポイント。アメリカではなんちゃって握りから本格派握りにトレンドが移行している今、まさにトレンド最先端のお店だと言えます。
続いてご紹介するのが、ミシュランガイドにも名を連ねるミッション地区の人気レストラン「Ernest(アーネスト)」。ミシュラン三ツ星やヨーロッパの高級レストランで修行を積んだ著名なシェフ「ブランドン・ライス」が手がけたレストランは、2021年3月にオープンと同時に瞬く間に人気となりました。
ここは高級カジュアルというカリフォルニアらしい気取らないジャンルのレストラン。ドレスコードもないため、カジュアルにもドレスアップでも問題ありません。カリフォルニア料理に和の食材をツイストメニューを提供しており、新鮮で上質の食材をふんだんに使ったユニークなフュージョン料理を楽しめます。
ここで是非おすすめしたいのが、「Let the kitchen cook for you 」というおまかせコースメニュー。生もの・野菜・メイン・デザートと、提供されるメニューを種類別に満遍なくいただけます。
地元の新鮮な食材と共に、例えば濃厚な牛肉をふっくらとした寿司飯の上に盛り付け、その上にイクラをトッピングした看板メニューの「Sushi Rice」にはパリッと焼かれた有明海苔を添えるなど、こだわりが光ります。
上質な食材と共に、わさびとマスタードを和えたクロマグロの刺身や、バーベキュー味のオイスターなど、大胆で類をみない味付けが魅力。和食だけど和食じゃない、まさに今まで食べたことのない味の融合を楽しめる体験型のレストランです。
2023年末にオープンし、2025年1月上旬にUSAトゥデイ紙が選ぶ「2025年のベスト・ニュー・レストラン10」に選出され、脚光を浴びるのが、「Z&Y Peking Duck(Z&Y北京ダック」。サンフランシスコの混沌とするチャイナタウンに位置するこぢんまりとした中華レストランです。
比較的新しい店内は、縦に長いレイアウトで落ち着いた雰囲気。チャイナタウンに数多い昔ながらのレストランと違ってシックで清潔感があります。
こちらの王道メニューはやはり北京ダック。三日月形に綺麗に切り分けられ、ナツメ色の皮とほんの少しの脂身が付いた鴨は、白髪ネギ、きゅうり、甜麺醤を薄いクレープに包んでいただきます。パリパリの皮と柔らかい肉は、甜麺醤との相性抜群。
ほかにも小籠包など、中華ならではのメニューが揃っています。サンフランシスコのチャイナタウンで伝統的な中華料理をいただきたいときにおすすめです。
サンフランシスコ在住の筆者が厳選した、いま注目したい2025年おすすめレストラン。今回は前半の3軒をご紹介しました。残りの2軒は、次回後編にてご紹介します。