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【米国】2026年注目レストラン!ミシュラン三ツ星「Quince」ランチをレポート

KatieM

KatieM

アメリカ・カリフォルニア州特派員

更新日
2026年1月28日
公開日
2026年1月28日

旅行中に記念日をお祝いする方も多いかもしれません。そんな特別な日にぴったりなのが、サンフランシスコの格式ある三ツ星レストランQuinceを、より手頃に楽しめるランチコース。カジュアルな雰囲気で三ツ星の味を堪能できるランチメニューをご紹介します。

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サンフランシスコのミシュラン三つ星高級レストラン「Quince」

サンフランシスコ・ベイエリアでも数少ないミシュラン三つ星レストラン「クインス」。フォーマルで洗練されたサービス、新鮮な地元食材を活かしたコース構成で、特別な日の食事にふさわしい名店として知られています。旅行中にディナーを利用するのはややハードルが高いかもしれませんが、実は金曜・土曜限定でランチ営業を行っています。

予約は公式サイトの「Lunch Menu」から希望日を選択する形式。人気店のため直前予約は取りづらく、可能であれば1か月前を目安に確保しておくのがおすすめです。

今回は、そんな知名度の高い三つ星レストランでのランチ体験をレポートします。

 

レストランの場所と外観

まずレストランの場所ですが、市内でも雰囲気の良いエリアとして知られるジャクソン・スクエアにあります。サンフランシスコを象徴するランドマークの一つ、三角形のフラットアイアン型ビル「Sentinel Building(コロンバス・タワー)」から徒歩数分という好立地です。周辺にはおしゃれなブティックやカフェ、レストランが集まり、ローカルにも人気のエリアとなっています。

 

こちらがパシフィック通り沿いにあるレストランの外観。すぐ隣には姉妹店のイタリアンレストランがあり、歩道沿いにはパティオ席が並び、いつも賑やかな雰囲気です。一方で、クインスには屋外席がなく、落ち着いたシックな佇まいが際立っています。

 

レストランの内観

重厚感のあるドアを開けると、まず奥へと続く細い廊下があり、その先がダイニングエリアとなります。空間に入ると、緑のタイルアートが印象的なバーがフォーカルポイントとして目に入り、そこを境に右手は通りに面した明るいテーブル席、左手はより落ち着いた重厚感のあるラウンジ席へと分かれています。今回はそのラウンジ席に案内されました。ランチの場合はこちらのバーでの食事を選ぶことも可能です。

なお、一般的なレストランにある入り口付近のホストスタンドは置かれておらず、近くを通るスタッフに予約名を伝えるスタイルになっています。

 

こちらがラウンジ席の様子。縦に長くゆったりとした空間に、丸いテーブルが4卓配置され、ソファに腰掛けてゆったりと食事を楽しめるつくりになっています。テーブル同士の間隔も十分に取られているため、周囲を気にせず過ごせる、よりプライベート感のあるエリアです。

 

メニューとランチコース

席に着くとすぐ、ラウンジ担当の女性スタッフが当日用のコースメニューを手渡してくれました。紙に印刷されたシンプルなスタイルですが、使い回しではなく、帰り際に「よろしければ記念にどうぞ」と持たせてくれます。

メニュー構成は大きく3パートに分かれており、計7品のコースが基本。そのほか、キャビアやリゾットなど数種類の“サプリメント(追加オプション)”も用意されており、希望すれば追加料金でオーダーできます。

個人的にはサプリメントなしでも十分の量だと感じました。ちなみに予約の際に全て基本コースの料金を支払うスタイルなので、当日は追加オーダーの分だけ支払う形となります。

ここからは実際のコース料理をご紹介します。

最初に運ばれてきたのは、いわば“前菜の前の前菜”にあたるアミューズ・ブーシュ。キャビアを包んださくさくのロールと、同じくふんわりとしたシューパフの二品が並びます。白く丸いプレートにミニマルに盛り付けられたビジュアルが印象的です。

続いてはトマレス湾のゴールデンナゲッツオイスター。ふわふわのキメが細かい泡に包まれています。

華やかな飾り付けが目を引くのが、次の一皿。カタリナ産スパイニーロブスターとコギナットスクワッシュの組み合わせに、キャビアがアクセントとして添えられています。味わいは酸味のきいたセビーチェのように軽やかで、とても爽やか。

一般にはあまり耳にしないコギナットスクワッシュですが、カボチャとかバターナッツスクワッシュを掛け合わせた品種とのこと。ほのかな甘みと軽い口当たりで、ロブスターとの相性も抜群です。

 

続いては、クインスと契約するサンフランシスコ近郊のフレッシュランファームから届いたサンチョーク、チコリ、セルタスを使ったサラダ。均一にカットされた野菜が美しく重なり合い、とても華やかな一皿です。

 

続いてはいよいよパスタの登場です。黒トリュフをたっぷり使ったタリアテッレ(平打ちパスタ)で、付け合わせには芽キャベツも添えられています。芳醇なトリュフの香りと、もちもちとしたパスタの食感が際立ち、シンプルながらも奥行きのある一皿です。

パスタが終わるといよいよメインです。この日のメインは、オズファミリー農園の鴨を使った煮込みソーセージ。そこに添えられるのは、フォカッチャと日本の柔らかなパンの食感を掛け合わせたオリジナルパンとバターです。このバターがまた印象的で、小さな紫の花が二輪あしらわれ、下には緑のソースが敷かれており、思わず見惚れてしまうほどの美しさ。

ソーセージは香ばしさとしっとり感のバランスが絶妙で、満足感のある食べ応えでした。

デザートは柑橘系の爽やかなムースと、秋の紅葉を模った小さなケーキ。なんでもイタリア北西部の州ピエモンテの秋を表現しているのだそう。どちらも見た目がとても繊細です。

いよいよこれで締めくくりかと思いきや、最後にイタリア菓子を載せたワゴンが登場し、「お好きなものをどうぞ」と選ばせてくれます。すでにお腹はいっぱいなのですが、普段あまり見かけないスイーツを目の前にして選べる体験は新鮮です。

食事を終えると、飲み物などのお会計に進みますが、その前にスタッフから「ホットチョコレート」または「レモンとウコンをブレンドしたウィンターティー」をテイクアウト用にどちらか選ぶよう促されます。

 

いよいよレストランを後にする際には、選んでおいた飲み物に加えて、手作りクッキーが詰まった小さな缶をお土産として手渡してくれます。レッカリーなどの個性的なクッキーが程よい量で詰められており、まさに至れり尽くせりのホスピタリティです。

また、所要時間は来店から退店までおよそ2時間半ほど。ランチを予約する際は、このくらいの時間を見込んでおくと、午後の予定も余裕を持って楽しめますよ。

 

値段とドレスコード

気になるランチのお値段ですが、2026年1月現在、ランチコースはひとり $220。意外と手が届きやすい印象ですが、ここに 20%のサービスチャージ6%の追加サービス料、そして税金が加算されるため、最終的には 一人あたり約 $300 ほどになります。

筆者は年末の平日ランチに訪れましたが、それでも店内は賑わっており、人気の高さがうかがえました。ドレスコードは比較的ゆるやかで、推奨はビジネスカジュアル。実際の客層も、過度にドレスアップした人は少なく、程よくきちんとした装いが中心でした。

 

最後に

サンフランシスコ屈指の高級レストラン、クインスのランチ体験をレポートしました。ゆったりと落ち着いた空間は、モダンでありながらクラシックな魅力も併せ持ち、サンフランシスコ訪問時の特別なディナーや記念日にぴったりの雰囲気です。

気になる方はぜひ、季節感と地元食材を最大限に生かしたテイスティングコースを味わってみてください♪

 

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