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京都・祇園の観光エリアの中心にある「漢検 漢字博物館・図書館(漢字ミュージアム)」。にぎやかな祇園の一角にありながら、館内は落ち着いた雰囲気で、漢字の世界にふれられるスポットです。
ここは日本初の漢字をテーマにしたミュージアムで、1階と2階の展示を通して、日本の漢字文化の魅力を紹介しています。体験型の展示が充実していて、年齢を問わず、好奇心がくすぐられる仕掛けが盛りだくさん。
実際にとある土曜日に訪れたので、その魅力をレポートします。
1階入ってすぐのところには、年末に清水寺で書かれる「今年の漢字」の大書が展示されていて、実際に間近で鑑賞できました。(この展示は2月23日に終了)
館内のシアターでは、漢字の歴史や成り立ちについて映像で分かりやすく紹介されています。短時間で理解しやすい内容になっているため、年齢を問わず幅広い世代が楽しめます。
また、万葉仮名スタンプで自分の名前を押すコーナーも。万葉仮名とは、漢字の意味ではなく、音だけを借りて日本語を書いた、古代の表記方法のこと。
やってみると、自分の名前が昔はこんなふうに書かれていたのか! と、驚きと発見があるはずです。
他にも、ひらがなやカタカナのもとになった漢字のスタンプもあります。
さらに、全長約30mにおよぶ「漢字歴史絵巻」の展示も。古代から現代に至るまでの漢字の変遷をたどることができます。長い展示を順に見ていくことで、漢字がどのように形を変え、受け継がれてきたのかを視覚的に感じることができます。
1階フロアは、漢字の歴史や文化をじっくり楽しめる展示が中心。順路に沿って見ていくだけでも、自然と漢字の世界に引き込まれていきます。
2階に移動すると、まず目を引くのが体験型展示の充実ぶりです。
20種類以上の体験型展示があり、タッチパネルのゲームやマグネットボードなど、手や身体を動かしながら楽しめるコーナーがたくさんあります。
回ってくるすしを取ると魚へんの漢字クイズが出題される「漢字回転すし」は、思わず大人も悩んでしまう難しい漢字が次々に登場。
お題の部首と場にあるカードを組み合わせて正しい漢字を完成させる「タッチパネル式かるた」は、4人まで対戦可能。子どもだけでなく、大人もつい夢中になってしまいます。
館内には、日本語や漢字についての本およそ5000冊を閲覧できる図書館も併設。子ども向けの漢字に関する本はもちろん、漢字のトリビアが載った本や専門的な本や辞典まで幅広くそろっています。気になる本を手に取っているうちに、つい長居してしまう空間です。
「あなただけの漢字を作ろう」コーナーでは、思い思いの豊かなアイデアがあふれていました。みなさん頭が柔らかいな、と感心しながら見入ってしまいました。
訪れた日は、アイロンビーズで好きな漢字を作るワークショップが行われていたので、親子で参加しました。好きな色のビーズを2色選び、好きな漢字を作る作業に没頭。約1時間ほどで作品が完成しました。
気がつけば、この日はミュージアムに3時間以上滞在していました。
ほかにも漢字にまつわるさまざまなワークショップが開催されているので、HPでチェックしてみてくださいね。
漢字ミュージアムは主に小学生以上を対象とした施設ですが、未就学児でも楽しめる展示やコーナーもあります。
また、小中高生1名以上と同伴の大人は、1名につき300円割引(大人2名まで)になる同伴割引制度も。当日に限り何度でも再入館可能なのもうれしいポイントです。
■漢字ミュージアム
住所:京都府京都市東山区祇園町南側551番地
TEL:075-757-8686
アクセス:京阪「祇園四条駅」から徒歩5分/八坂神社すぐ
営業時間:9:30~17:00(最終入館は16:30)※変更の場合あり
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始、ほか不定休あり
入館料:大人800円、大学・高校生500円、小・中学生300円(※2026年4月より改定)
URL:https://www.kanjimuseum.kyoto/
八坂神社からすぐの立地という抜群のアクセスながら、館内は広々としてゆったりと見て回れる漢字ミュージアム。実際に訪れてみると、大人も子どもも楽しめる工夫がたくさんあり、週末でもゆっくり見て回ることができました。
混雑しがちな京都観光の合間の立ち寄りや、雨の日でも過ごせる屋内スポットとして、ぜひ訪れてみてください!