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3月中旬、チューリッヒに春の兆しが届いています。ポカポカと温かな日差しが続いたかと思えば、週末にぐっと冷え込む気まぐれな天気。そんな空模様の下、さっそく桜の名所として知られるベルタ通り(Bertastrasse)へ足を運んでみました。
アイダ広場(Idaplatz)から続くこの通りは、約600メートルにわたって両側に桜並木が続く、チューリッヒ屈指の花見スポットです。インスタグラマーたちの間でも人気を博してきた通りで 、例年、ピンク色の花が街路を埋め尽くす光景は、日本を思い出させてくれます。
ところが今年はまだ早かったようです。訪れてみると、つぼみは膨らんでいるものの、花開いているのはせいぜい二分咲きといったところ。路面に散らばる花びらもまだなく、枝先にちらほらと顔を出すピンクがかえって愛らしくも見えました。
チューリッヒではおおむね3月末から4月上旬にかけて見頃を迎えるのが例年のパターンです。一度咲き始めると花びらが散るまで最長で2週間ほどしかないので、タイミングを逃さないようにしたいところです。今週末以降に気温が上がれば、来週あたりから一気に開花が進む可能性もあります。
ベルタ通りを訪れる際は、ぜひ周辺※もあわせて散策してみてください。隣接するゲルトルート通り(Gertrudstrasse)やツァーリンデン通り(Zurlindenstrasse)も、春になると桜色に染まる人気のルートです。
※桜情報はこちらを参考にしてください。
白い花びらが舞うツァーリンデン通りと、ピンク鮮やかなベルタ通りを歩き比べるのも楽しいですよ。いずれもクライス3(第3区)に位置しており、トラムやバスで市内中心部からアクセスしやすいエリアです。
日本の花見のように宴会を広げる習慣こそありませんが、通りのカフェでコーヒー片手に桜を眺める人々の姿はいかにもチューリッヒらしい春の風景です。満開の便りが届いたら、ぜひ現地へ。見頃は短い——だからこそ、美しいのです。