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【インドネシア】アジア随一のコモド諸島 ピンクビーチ

SARA HASHIMOTO

SARA HASHIMOTO

インドネシア・コモド島特派員

更新日
2026年3月16日
公開日
2026年3月16日

コモドドラゴンで知られるコモド諸島には、淡い薄桃色に見えるピンクビーチがあります。アジアではほとんど見られない珍しい景観で、透明度の高い海や近海に広がるサンゴ礁とともに多くの人を引きつけています。コモド島周辺には実に3つのピンクビーチがあり、特にパダール島のビーチは絶妙な色合いで美しいです。また近海にはサンゴや熱帯魚も多く、コモドドラゴンが生息する島に、世界でも稀有の美しい砂浜があるというのも大きな魅力です。

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絶妙な色彩が美しいコーラルピンクの海

コモドドラゴン(コモドオオトカゲ)で有名なコモド諸島には、“恐竜の生き残り”ともいわれるコモドドラゴンだけでなく、もうひとつ稀少な自然景観があります。それが、ピンクビーチです。地元の言葉では、パンタイ・メラ(赤い海)とよばれています。

ピンクビーチとは、砂浜が自然にピンク色に見える海岸のことをいいます。コモド諸島のピンクビーチは、白いサンゴ砂に、赤い小さな原生動物である有孔虫(フォラミニフェラ)の殻が砕けて混ざることで起きる自然現象でできています。

この混ざり具合が絶妙なために、淡いピンク色となって美しい景観をつくりだしているのです。
自然に生み出されたものですので、季節や時間帯、潮の満ち引きによっても色合いが変わってくるのが面白いところです。そして、このピンク色の砂浜と、非常に高い海の透明度、豊かに広がる珊瑚礁によって、コモド諸島は多くの観光客を魅了しているのです。

ピンクビーチは世界のあちこちに存在していますが、アジアではほとんど確認されておらず、私の知る限りフィリピンのスールー諸島に美しいピンク色をしたバージンビーチが広がっていますが、残念なことに紛争地帯であるために現在近づくことすらできません。

豊かな海中環境と生態系

ところで、コモド諸島のピンクビーチでシュノーケリングができるという情報があるようで、ここでサンゴや小魚が見られると期待する人が時々いますが、このピンクビーチ自体はシュノーケリングスポットではありません。
ただ、周辺の海中環境は非常に豊かで、珊瑚礁はもちろんのこと、チョウチョウウオやスズメダイ、ベラなど多くの熱帯魚が生息しています。

そして、ピンクビーチで遭遇することはほとんどありませんが、コモドドラゴンも生息しています。驚くことに、アジア随一のピンクビーチと同じ島に、世界最大の爬虫類であるコモドドラゴンが生息しているのです。

なんとピンクビーチは3つもある

それで、ピンクビーチはどこにあるのかとなりますが、実はコモド諸島にはピンクビーチが3つもあります。
いちばんよく知られているのが、パダール島のピンクビーチです。ここがもっとも濃いピンク色をしています。コモド島ツアーのアイランドホッピングで訪れるピンクビーチといえばここのことです。

さらに、隣りには長大なロングビーチがあります。ここもピンク色をしていますが、訪れる人はさほど多くないようです。プライベートツアーで立ち寄ることが可能です。

もうひとつ、コモド島にもピンクビーチがありますが、こちらはやや小さめの浜です。コモド島には前回ご案内したコモド村のなかにゲストハウスが数軒あり、ここに泊まる旅行者がトレッキングで立ち寄ることが多いようです。色も3つのなかでもっとも薄い桃色であるため、上述したパダール島のふたつのビーチの方がおすすめです。

いずれのピンクビーチにも、海の家のような木造の簡素なコーヒーショップがあり、休憩することが可能です。
ピンクビーチは日帰りのアイランドホッピングで立ち寄るだけですが、コーヒーを飲みながら、のんびりと美しい浜辺と紺碧の海、のどかな島々を眺めるのも一興ではないでしょうか。

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