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インドネシアの小スンダ列島にあるコモド島は、世界最大の爬虫類コモドドラゴンが生息する島として知られています。世界自然遺産にも登録されており、現地ではレンジャー同行のもと、“生ける恐竜”と向き合うようなスリルある体験ができます。見どころは陸上だけではありません。朱色のサンゴが生み出すピンクビーチの景観や、マンタの群れやウミガメと出会える豊かな海が広がっています。独自の生態系がそのまま残されており、陸・海・空すべてで太古の自然を感じられるのが特徴です。バリ島から飛行機で約1時間とアクセスもよく、1日で多彩な景色を巡ることができる貴重な島です。
「アジア最後の秘境」と呼ばれるコモド島は、インドネシアの小スンダ列島に連なる島々の中にあります。
コモドドラゴン(コモドオオトカゲ)で知られるこの島は、29あるコモド諸島のうちの1つです。
名古屋の東山動植物園に来日した「タロウ」の人気によって、コモド島も有名になり、多くの観光客が日本からも訪れるようになりました。
ご旅行される方の多くは、コモドドラゴンが目当てです。
何といっても、世界最大の爬虫類であり、シーラカンスとともに“生ける恐竜”にもたとえられ、古代生物の特徴をいくつも持ち合わせる稀少なオオトカゲです。
人間が無防備で対峙するとあまりに危険すぎるため、現在ではコモド島生まれのレンジャーの同行が義務づけられ、サンダルやショートパンツが禁止されるなど、ドレスコードまで必要なスリルある見学です。
ですが、無敵の王者の風格をそなえるコモドドラゴンに出会うと、やはりほとんどの方が“すごい”と感じるようで、良い思い出のご旅行になっているようです。
コモド島の魅力はコモドドラゴンだけではありません。
コモド島周辺のフローレス海域は、インド洋と太平洋の潮流がぶつかる影響で潮の流れが非常に強く、短時間で波やうねりが大きく変わりやすい海域です。
そのため、かつてこの島しょ群に流れ着いた野生動物は、固有種として独自の生態系を保ち、最近まで人間が容易に近づけなかったために、手つかずの自然環境が残されることになりました。
現在、コモド諸島一帯は国立公園に指定され、1991年には世界自然遺産に登録されました。
そのひとつが、前回ご紹介したピンクビーチです。
ピンクビーチも観光客の方がぜひとも見てみたいと思う観光スポットのようで、コモド島観光には欠かせません。
ピンクビーチは、アジアの中でコモド島周辺にだけ存在する貴重な観光資源ですが、ピンクの色素のもとになっている朱色のサンゴも、この島々にだけ残された自然環境によるものだと言えます。
つまり、コモドドラゴンもピンクビーチも、“ガラパゴス”的な太古から受け継がれた自然の産物だということなんですね。
そして、コモド島のもうひとつの大きな魅力が海洋生物です。
この豊かな海洋環境によって、コモド島近海では珍しい生き物が多く見られます。
代表的なもので、マンタがいます。
巨大なマンタの群れをシュノーケリングで水中を覗くだけで見られるのです。
時期にもよりますが、このマンタが群泳する様子や、浅瀬のサンゴ礁で雄大に泳いでいる姿が見られるのは、コモドドラゴン見学と同じぐらい貴重な体験です。
さらに、ウミガメがすぐ近くまで警戒せずに泳ぎにきたり、たくさんの小魚たちがドクターフィッシュのように間近で回遊したりすることもあります。
このように、コモド島は海上、陸上、水中と、それぞれに美しさとすばらしさを兼ね備え、それらを1日で経験できるという非常に珍しく、稀少性の高い地域なのです。
バリ島からたった1時間のフライトで訪れることができますので、機会があればぜひいらしてくださいね。