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【滋賀】琵琶湖を望む湖里庵で味わう鮒寿しランチ

なぎ

なぎ

滋賀特派員

更新日
2026年4月1日
公開日
2026年4月1日

滋賀・マキノの湖畔に佇む一軒、「湖里庵」。琵琶湖の北西に位置し、四季折々の表情を見せるこの地で、滋賀の伝統食・鮒寿しを主役にした特別なランチを体験してきました。地元に暮らしていながら、実は初めて口にした鮒寿し。その奥深い味わいと、ゆったりと流れる時間を、3つの視点からご紹介します。

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琵琶湖を望む、特別なロケーション

店内から琵琶湖が一望できる

湖里庵の魅力は、まず何と言ってもそのロケーション。大きな窓の向こうには、穏やかな琵琶湖が広がり、まるで一枚の絵のような景色が目の前に現れます。訪れた日はまだ桜の季節には少し早かったものの、すぐ近くには関西屈指の桜の名所として知られる海津大崎があり、春には琵琶湖沿いに続く桜並木を眺めながら食事を楽しむことができます。
観光地の喧騒から少し離れたこの場所では、風の音や水のきらめきを感じながら、ゆっくりとした時間が流れていきます。都会ではなかなか味わえない、静けさそのものがごちそうのように感じられるひとときです。

鮒寿しを味わい尽くす、贅沢な発酵コース

  • まずはお腹を温める料理からスタート
  • 鮒寿しの甘露漬けを含む前菜
  • お吸い物
  • 天ぷら
  • 鮒寿しのパスタ
  • ほんもろこの塩焼き

湖里庵のランチは、鮒寿しを中心に揃えた発酵料理のコース(18,000円・サービス料、税別)。約2時間かけてゆっくりと供される料理は、まさに滋賀の食文化を体感する贅沢な時間です。

一品一品、店主自ら丁寧に説明をしてくださり、料理への理解が深まるのも魅力のひとつ。初めての鮒寿しは独特の香りに少し緊張しましたが、いただいてみると驚くほど奥行のある味わいで、発酵の力強さと繊細さが同時に感じられました。

コースには鮒寿しだけでなく、滋賀の恵みを活かした料理も登場。春の訪れを感じる蕗のとうの天ぷらや、琵琶湖の名物であるほんもろこなど、季節の移ろいを五感で楽しめます。

鮒寿しのお茶漬け

そして締めくくりは、昔ながらの食べ方とされる鮒寿しのお茶漬け。さらさらといただける一方で、鮒寿しの旨味が最も強く感じられる印象的な一品でした。

地元の恵みで締めくくる、やさしい余韻

  • 大粒のいちこ「みおしずく」
  • 酒粕のアイスクリームといちご

コースの最後を飾るのは、地元のいちご農家から届く朝どれの完熟いちご。滋賀のブランド品種「みおしずく」は、大粒で甘みが強く、枝についたままギリギリまで熟したものだけが提供されます。

そこに合わせるのは、ほんのりとしたコクと香りが広がる酒粕のアイスクリーム。発酵の余韻をやさしく引き継ぎながら、口の中をさっぱりと整えてくれます。

個人的にいちごが大好きな私にとって、このデザートは思わず笑みがこぼれるほど嬉しいひと皿でした。コースの最後にこんなに瑞々しく甘いいちごがいただけるとは思っておらず、贅沢な余韻の中で、さらに心まで満たされるようなひとときに。最後のひと口まで、滋賀の豊かさをしっかりと感じることができました。

滋賀に暮らしていても、鮒寿しをじっくり味わう機会は多くありません。だからこそ、この場所で出会う一皿一皿は新鮮で、地域の文化に改めて触れる時間となりました。

湖里庵では、1日1組限定で宿泊も可能。琵琶湖を望む静かな空間で、食と景色をゆったりと味わいたい方にとって、特別な滞在になるはずです。日常を少し離れて、滋賀の奥深さに触れる旅へ。そんなひとときを、ここで過ごしてみてはいかがでしょうか。

■ 湖里庵
住所:滋賀県高島市マキノ町海津2307
電話番号:0740-28-1010
アクセス:JR湖西線マキノ駅から車で約7分
営業時間:昼席 12時~ 夜席 17時~(受付時間 9:00~20:00)
定休日:火曜日、第1・第3水曜日
URL:https://korian.jp

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