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エクアドル観光の最大の魅力といっても過言ではないガラパゴス諸島。
エクアドルを知らなくても、ガラパゴス諸島という名前は聞いたことある、という方が多いのではないでしょうか。もしかすると旅好きな方のなかでは憧れの場所かもしれません。
この記事では、計12回訪れたガラパゴスファンの筆者が考えるガラパゴスの魅力をお伝えしたいと思います!
ガラパゴス諸島の大きな魅力は、ここでしか出合えない動物や観察することのできない植物が生息していること。
エクアドルが位置する南アメリカ大陸から約1000km離れた孤島の島々には、それぞれ大昔にたどり着いた動物たちが、この地の生態系に合わせて、順応し進化していったと言われています。そのため、世界でここだけでしか見られない固有種の動植物を観察できるのです。
ぜひ観察したいのは、固有種のウミイグアナ! ゴジラのような見た目に、つぶらな瞳がかわいらしいこのイグアナは、世界で唯一海に潜るイグアナです。爪は鋭く、海のなかに潜って潮の流れに負けずに岩にしがみついて海藻を食べます。また、尻尾がパドルのように平べったくなっていて、海中での泳ぎも得意。陸に上がると、仲間と体を寄せ合ったり、鼻に入った潮を噴き出す姿もユニークです。
ほかには、島の名前の由来となったガラパゴスゾウガメや、赤道直下で暮らすガラパゴスペンギン、世界一美しいカモメといわれるアカメカモメ、飛べないコバネウ、などなど、ここでしか出合えない動物がたくさんいます。
また、植物についても非常に面白く、ガラパゴスの生態系に欠かせないユニークな植物もたくさん観察することができます。
ガラパゴス諸島は100以上の島と岩礁で構成されており、進化論で有名なダーウィンが、この諸島で島によって異なる動物の姿を見て、進化論を着想した場所としても有名です。
例えば、ガラパゴス諸島の複数の島に分布しているガラパゴスゾウガメは、島ごとに異なる特徴を持っています。湿潤で地面に草が生えている島に生息するゾウガメは、食べ物が下にあるため、甲羅がドーム型で足や首が短いのが特徴です。
一方で、地面に草が生えにくい乾燥した島のゾウガメは、サボテンや木の葉など高い位置にある食べ物を食べるため、首が長く、それに伴い甲羅も首を伸ばしやすい鞍型になっており、移動しやすいように足も長いのが特徴です。
このように、同じゾウガメであっても、島の植生に合わせて進化してきた姿を今この現代でも見ることができるのが、ガラパゴス諸島の非常に面白いところです。
ガラパゴス諸島を観光する場合、島やスポットを巡るツアーに参加します。これらのツアーは国立公園によって厳密に管理されており、人間があるがままの自然の中にお邪魔するような感覚です。もちろん、動物たちは餌付けなどされておらず、ありのままの姿を観察することができます。
そのため、その時々によって見られる動植物もさまざまです。生まれたての雛を見ることもあれば、群れから追い出されてしまった小さなガラパゴスアシカの死骸を見ることもあるでしょう。あるがままの自然のなかで、命の循環を感じる瞬間に立ち会えるかもしれません。
また、ツアーに参加するとナチュラリストガイドが、動植物や気候などガラパゴス諸島を取り巻く自然について教えてくれます。話を理解していくと、「あいにくの雨」などはなく、ある動植物にとってはとても「大切な恵みの雨」だということも感じられます。
人間社会で生きていると忘れてしまいがちな、その時その瞬間を強く感じることができるのは、ガラパゴスならではです。
ガラパゴスには有人島があり、小学校や病院もあります。諸島全体の97%は自然保護区とされていますが、残りの3%が人間の生活が営まれている場所です。自然保護が重要視されているといえど、そこに暮らしている人々がいることもまた事実です。
そうしたなかで、自然を守りながら人間の生活も共存していく取り組みが数多く行われています。遠いアジアからのゴミもこのガラパゴス諸島には流れ着いており、また近年の世界的な気候変動によって、動物たちには大きな影響が及んでいます。自然との距離が近いからこそ、ガラパゴス諸島を取り巻く環境問題は身近に感じやすいかもしれません。
島民は自然を守りながら、自分たちの生活も守っていく方法を今もなお模索しています。そんなガラパゴス諸島を訪れる私たち観光客にも、自然を守る責任があります。そして、ガラパゴス諸島は観光を通して学びや気づきを与えてくれる特別な場所でもあるのです。
ガラパゴス諸島というと、もっと田舎をイメージしていた! という人が多いですが、有人島の町なかは意外と栄えています。レストランやバーでは新鮮でおいしい海鮮を食べることができ、日系料理レストランもちらほら見かけます。ハイセンスな土産物屋やおしゃれなカフェなども増えてきました。厳しい検査や保護体制のもとにあるため、本土やラテンアメリカ諸国に比べると物価は高めですが、島での消費は回り回って、島民の生活や自然保護にもつながっていると考えてみると、お財布の紐も緩むかもしれませんね。
ラテンアメリカに位置しているガラパゴス諸島ですが、島への出入りがしっかり管理されているため、非常に治安が良いことでも有名です。観光を生業にしている人も多く、そもそも人間より動物の数の方が多いからかもしれません。夜の散歩も問題はなく、ゆったりした雰囲気を味わえます。盗難などは非常に少ないですが、ゆったりしすぎてつい忘れ物をしてしまう人が続出しているので、油断せず注意しましょう。
ほかにもまだまだ魅力がたくさんあるガラパゴス諸島。日本では、閉鎖的といったネガティブな意味で「ガラパゴス」という言葉が使われることがありますが、実際は進化を感じられる非常に魅力的な場所なんです。
ありのままの自然のなかで過ごすことで、感じることや学ぶことがたくさんあるはず。ぜひガラパゴス諸島に来て、これらの魅力を多くの人に実感してほしいなと思います。
今回の記事では筆者が思うガラパゴス諸島の魅力をお伝えしましたが、今後はお役立ち情報も発信していければと思います!