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【ベトナム】日本人女性が経営するカカオ農園! ビノンカカオパークへ!

土佐谷 由美

土佐谷 由美

ベトナム特派員

更新日
2026年4月9日
公開日
2026年4月9日
©️土佐谷由美

ホーチミン市にある「ビノンカカオ」は、旧バリア=ブンタウ省にある自社農園でとれたカカオを使った、人気のチョコレートショップ。運営するカカオ農園は、希望すればどなたでも見学可能です。朝8:00。宿泊先のホテルにお迎えの車がやってきました。さぁ、ビノンカカオパークに向けて出発です。

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1.人生初!カカオポットとご対面〜チョコレートができるまで

ホーチミン中心街から車で約1時間半。ビノンカカオパークに到着しました。

まずは、ショップ兼ワークショップ会場に案内され、ウェルカムドリンクのサービス。見た目は麦茶なのにひと口飲んで、あれ?!なんだか違う。香ばしい中にほんのりカカオの味、そしてコクがある。この飲み物は何か、ショップの店員さんに尋ねると、カカオティーだと教えてくれました。カカオのお茶は生まれて初めて。本来捨てられてしまうカカオの皮を使用して作るカカオティー。ビノンではそこにカカオニブも加えているので、コクのある味に仕上がっているのだそう。今日のツアーは期待できそうです。程なくして本日のガイド、地元ブンタウ出身、ビノン勤務3年のトゥイさんが笑顔で登場。日本語もとてもお上手です。

本日のツアー参加者は、私たち2名と日本から来られた男性2名の計4名。農園とカカオからチョコレートになるまでの工程を見学します。

  • ©︎土佐谷由美 ウェルカムドリンクのカカオティー。併設のショップで購入可。
  • ©︎土佐谷由美 笑顔が素敵!本日のツアーガイドのトゥイさん。

ビノンカカオパークは2018年創業、10ヘクタールの土地で約35人のスタッフが働いています。トリニタリオという品種を中心に5種類のカカオを栽培し、自社製品は複数の品種をブレンドして作られています。収穫時期は品種によって多少異なりますが、乾季にあたる11〜6月頃だそうです。

ここでトゥイさんが持ってきてくれた、2種類のカカオポットを割って、その実を試食することに。カカオポットの中には、白い肉厚の果肉(カカオパルプ)を纏ったカカオ豆がぎっしりと詰まっています。私自身、カカオポットを見るのも初めてでしたが、実際果肉の部分を食べてみると、普段口にするチョコレートからは全く想像もつかないくらい酸味が強かったです。

  • ©︎Cacao Amaro ビノンで栽培されているカカオの収穫時期について、お勉強。
  • ©︎Cacao Amaro カカオポットを割ると…。

そしてここからがいよいよ、ツアーのメイン、チョコレートになるまでの工程を順番に見ていきます。カカオポットから取り出した実は、バナナの葉に包み、専用の木箱で発酵させます。実際に発酵している最中の匂いを嗅がせてもらいましたが、特有の匂いはあるものの、鼻につくような刺激のある匂いではありませんでした。

6日程度発酵させた後、カカオ豆は水分含有率が約7%になるまで乾燥させるそうです。乾燥によって風味が整い、酸味や水分が徐々に落ち着いていくとのこと。乾燥期間は天候や季節によって変わるそうですが、一般的に10日ほどかかるそうです。

乾燥させたカカオ豆は、焙煎機にかけ、チョコレート特有の風味と香りと引き出していきます。

焙煎したカカオ豆は粉砕機にかけ、カカオ豆を細かく砕き、外皮とカカオニブに分けていきます。ビノンでは、1回につき25kgの乾燥したカカオ豆を粉砕機にかけるそうです。

チョコレートの⾵味を良くするためには発酵と焙煎のプロセスはとても大切とのこと。カカオニブをすり潰してカカオマスを作り、 砂糖やカカオバターをコンチェと呼ばれる機械にかけて、3⽇間、熱でじっくりと、きつい酸味を⾶ばしていきながら、⻑時間かけて混ぜ合わせていきます。

その後、チョコレートに含まれるカカオバターの結晶を安定させるテンパリングという、温度調整作業で艶がある溶けにくいチョコレートを作るための大切な工程を経て、最後に型に入れ、冷却して完成です。

美味しいチョコレートができるまでに、こんなに手間暇がかかるものだとは、知りませんでした。

  • ©︎Cacao Amaro 美味しいチョコレートを作るには、まずは発酵から。
  • ©︎土佐谷由美 発酵させた後の天日干し。

2.人生初!チョコレート作り体験

ひと通りチョコレートができるまでを見学した後は、実際にチョコレートバーを作ってみることに。未経験者でもトゥイ先生が丁寧に教えてくれるので安心です。1番重要、かつ難しいのは、先ほどの見学で見た、テンパリングという作業。温めたチョコレートを目標の温度になるまで、冷ますのですが、油断をしていると温度が下がりすぎてしまい、やり直しになります。実際、私たちもおしゃべりに夢中になって何度かやり直しをする羽目に。チョコレートがベストな状態になったら、型に流し込み、好きなトッピングをのせ、オリジナルチョコレートの完成です。

  • ©︎Cacao Amaro 見た目以上に難しい、テンパリングの作業。
  • ©︎土佐谷由美 自分で作ったチョコは、食べるのもったいない!

3.農園でランチはいかが?

農場見学とチョコレート作り体験が終わると、ちょうどお昼。ビノンカカオパークでは、屋外でBBQも楽しめます。コースは4つあり、私たちは、牛肉、ポークリブやドイツウインナー、海老、季節の野菜に特製ビノンカカオソース付きのセットと、チリソースを塗り込んだ鶏肉をまるごとグリルした料理を注文。ちょっとピリ辛な鶏肉と、牛肉や豚肉に合う絶品カカオソースで、ビールもすすむこと!女性2人でかなりお腹いっぱいになる量でした。ランチ後は、農園内を散歩。訪問したのは3月上旬でしたが、少し歩くと汗ばむくらいの陽気でしたが、緑と目の前に広がる湖に癒されました。トゥイさんがおすすめの時期は10〜2月。涼しくて、農園見学には1番良い季節だそうです。

  • ©︎土佐谷由美 ”秘伝”のカカオソースは美味!
  • ©︎土佐谷由美 鶏肉はスパイスが効いてジューシー。ビールにとてもよく合う。

4.ビノンカカオツアーやワークショップに参加するには?

下記、ツアー・ワークショップ参加費、および移動費は、2026年4月9日時点のものです。ご参加時に、再度ご確認下さい。

①ツアー、ワークショップの料金と所要時間

a)農場見学:10万VND(約610円)<所要時間:30分>
b)ワークショップ(チョコレート作り体験):35万VND(約2150円)<所要時間:1時間>
c)ビーントゥバーワークショップ(カカオ豆からの本格チョコレート作り)65万VND(約3950円)<所要時間:3時間>

②アクセス

ホーチミン市中心部からビノンカカオパークまでは、車が便利です。<所要時間:1時間半>

カカオパーク近くに停車するバスもありますが、本数が限られているため、出発時間は予め確認しておくと安心です。<所要時間:約2時間>

③車移動+ツアー、ワークショップのセット

今回私が利用したのは、こちらのプラン。ホーチミン市中心部からビノンカカオパークのチャーター車(往復)とツアー、ワークショップがセットで1人180万VND(約11000円/カフェ、ランチでの飲食は別途)。宿泊先のホテルまで送り迎えしてくれるので快適です。

*①③は要事前申し込み。
お申し込みやご相談は、
https://park.binon-cacao.com/contact.html
または
dulich@binon-cacao.com    まで。

  • ©︎土佐谷由美
  • ©︎土佐谷由美

ビノンカカオパーク
住所 Ấp Bàu Sen, Chau Duc, Ho Chi Minh
アクセス ホーチミン市中心部から車で約1時間30分
営業時間  7:30〜16:30
定休日 月曜日
*カフェ、レストラン、ショップ併設
SNS   https://www.facebook.com/BinonCacao

ビノンカカオ <ホーチミン市内/チョコレートチョップ>
住所 12H Nguyễn Thị Minh Khai, Đa Kao, Sài Gòn, Hồ Chí Minh
アクセス ホーチミン市中心部から車で約1時間30分
営業時間  7:30〜20:00(月〜土)/9:00〜18:00(日)
*カフェ併設

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