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先日、BUENOS AIRES GASTRO TOURの一環で、昔から通っているブエノスアイレスの韓国料理店 「Bi Won(ビウォン)」 を訪れました。
お店があるのは、バルバネラ地区の Junín 548。ブエノスアイレス大学経済学部/医学部の近くでコルドバ大通りからフニン通りに入り、まっすぐ道をいくのですが、少し気をつけていないと通り過ぎてしまいそうな、どこか隠れ家的な一軒です。
その昔は外に木製の韓国語の看板があったのでわかりやすかったのですが、それを持っていかれることを恐れてか、今は店内に入ったすぐにあります。
Bi Won は、フローレス地区にある韓国人街からはずれた医学部地区ではアルゼンチンの一般客にも広く長年親しまれてきた韓国料理店です。
店内に入ると、流行の“映えるレストランとは真逆のノスタルジックな雰囲気がただよいます。しかし、長くこの街で愛されてきた老舗らしい落ち着きが感じられます。韓国らしい飾りや絵画などで、派手さは全くありません。
店員さんはペルーの方で、長く働いていますので、うちの娘たちの成長も見守ってくれていて、大きくなったといつも喜んでくれていました。
韓国料理の魅力といえば何といっても、テーブル一杯に並ぶさまざまな副菜(バンチャン)です。料理が出てくる前に前菜的に少しずついろいろな味を楽しみながら食事が進んでいくこのスタイルは韓国料理ならであり、日本人の口にあう総菜が多いし、野菜もたっぷりとれます。
今回注文したのはまず定番のプルコギ。甘辛い味つけの牛肉の焼肉は、日本人にもなじみやすく、ご飯が進む安定のおいしさです。
続いて、奥は豚肉の少し辛めの焼肉は、韓国料理では一般にチェユクポックムと呼ばれることが多い料理で、ピリッとした辛さの中に旨みがあり、食欲をしっかり引き上げてくれます。
さらに、テーブルを華やかにしてくれたのが海鮮炒め。魚介の旨みがしっかり感じられ、韓国料理らしい力強い味つけの中にも、素材の存在感がありました。量もたっぷりで一つでいいよ、と教えてくれただけありました。
そして、熱々の器で出てきた韓国の釜めし風ごはん、トルソッ・ビビンバ。石鍋の中でご飯が香ばしく焼け、具材を混ぜるたびに香りが立ちのぼる一品で、最後まで飽きずに楽しめます。
今度はこんにゃく芋のような感じのさつまいも麺の焼きそば風を頼んでみたのですが、これはもう絶品でした。
ブエノスアイレスといえば、まず思い浮かぶのは牛肉料理、ステーキやワイン、エンパナーダかもしれません。けれど、この街の本当のおもしろさは、移民たちが持ち込んだ多彩な食文化に触れられるところにあります。またもちろんアルゼンチンのおいしい牛肉の素材を生かした韓国料理はさらに味わい深いです。
アルゼンチン観光の途中で、少しいつもの食事に近いものでまた違ったブエノスアイレスを体験してみたい。そんな方にこそおすすめしたい一軒でした。
現地では珍しい白ごはんも食べられますし、飲み物は大きいサイズのお水やコカ・コーラを注文して、一人、チップを入れて3万5000ペソ(約25ドル)でした。
■Bi Won
住所:Junín 548, Balvanera, Buenos Aires
営業時間:ランチ12:30~15:00、ディナー20:00~(土曜日は夜のみ営業)
定休日:日曜日
電話:+54 11 4372-1146
アクセス:ブエノスアイレス大学経済学部周辺、地下鉄はD線Facultad de Medicina から数百メートルです。中心部から比較的アクセスしやすい立地
備考:電話で予約可。営業時間は変わることがあるため、来店前に確認すると安心です。 子連れ歓迎。