ラプランテーションの胡椒購入はこちらから可能です
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プノンペンから南西へ約150km、車を走らせること約3時間。そこは美しい自然とかつてのフランス植民地時代の面影を色濃く残す町、カンポットです。
今回は、世界最高峰と名高い胡椒の農園と、霧に包まれた神秘的な国立公園を訪ねました。
カンポットを語る上で欠かせないのが、完全有機栽培の「胡椒」です。プノンペン市内のお土産でもよく見かける「ラ・プランテーション(La Plantation)」の農園へ行ってきました。
※ラプランテーション(La Plantation)は、カンボジア南部のカンポットにあるフェアトレード農園です。豊かな土壌とカンポット独特の気候のもと、化学肥料や農薬を使わない伝統的な農法を用い、栽培から選別、仕上げまでの全工程を手作業で行うことで、世界的に希少なカンポットペッパーや様々なスパイスを栽培しています。
所要時間1時間程度で敷地内を案内してもらえるツアーがあり、ツアーの言語は英語、クメール語、フランス語から選ぶことができます。このツアーは無料ですが、ツアーが催行するまで少し待つことがありますので時間に余裕をもっておくといいと思います。
日よけの帽子を借りていざ、ツアーの出発です。胡椒農園の歴史や栽培と収穫の方法を聞きながら胡椒の木の間を通っているとあっという間に汗ばんできました。恥ずかしながら筆者は胡椒がそもそもどんな木にどんな形でなっているのか知らなかったので、知識豊富なガイドの話に夢中でした。たわわに実った生の胡椒を指先でプチッと潰してみると、爽やかかつ力強い香りが弾けてきます。
加工場では、現地の女性たちが一粒一粒、気の遠くなるような手作業で胡椒を仕分けしている様子も見学できます。(写真はNGでした)
ツアー中に見つけたとても心地のよい小屋がありました。これは、用具などを置いている小屋でで特にその建物についてガイドに触れられていないのですが、壁がなんとも暑い国カンボジアらしかったのです。壁のブロックの積み上げ方に工夫がされており、小屋に入れば日陰で涼しく、適度な明るさもあり、風通しがよく、また見た目も可愛らしいのです。
ガイドを聞きながら炎天下の農園を1時間程歩いた後は、涼しい室内に案内され、お水の提供がありました。干上がった喉に、冷えた水がゴクゴクと音を立てて喉を通り抜けて体に染み渡ります。ここでは何種類もの胡椒をメニューから選んで試食をすることができます。試食では、ピリッと鋭い黒、フルーティーな赤、そしてマイルドな白と胡椒の様々な表情を魅せられました。
施設内の別の建物で試食した胡椒を購入したり、胡椒味のアイスクリームを食べながら農園を見渡せるカフェで一息つくこともできます。
またいくつも試食した胡椒を購入できるショップも併設されています。ラ・プランテーション(La Plantation)のパッケージは可愛いですし、色々なサイズがあるのでお土産にも最適です。
ボーコール国立公園は、カンポットから西のシハヌークビル方面に約40kmの位置にあり、車で1時間ほどかかりました。熱帯雨林・山岳地域・海を望む絶景が一体となった広大な自然保護区です。標高約1,000mの高地に位置するため、霧が発生しやすい気候で平地よりは涼しいですが、日中はTシャツで十分です。
フランス植民地時代に建設された避暑地の名残で旧ホテルや教会などの廃墟が点在し、噂通り、歴史と自然の融合に観光客が加わりさらに不思議な空間となっていました。
霧の切れ間から姿を現す古い教会は、赤茶けた壁が剥き出しになり、どこかゾクッとするような、独特の雰囲気です。
筆者が訪れた現在は、この自然保護区内は再開発の真っ只中で、朽ちゆく歴史と、新しく生まれ変わろうとするエネルギーが奇妙に混ざり合う、本当に不思議な空間でした。
世界の代表カンポットペッパー農園の見学の前後で立ち寄ってみてください。車のチャーターかツアーを選ぶといいと思います。出入口付近には野生の猿がたくさんいるので、町でバナナを買っていくと楽しいですよ。