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【スイス】ベーの塩鉱山で体感!塩鉱山の軌跡とアルプスの塩のおいしさ

さくさく探検家

さくさく探検家

スイス特派員

更新日
2026年5月4日
公開日
2026年5月4日

ボンジュール!今回のテーマは、身近すぎてありがたみを忘れてしまいがちですが、私たちの生活に欠かせない“塩”。日本では主に海水から塩を精製していますが、スイスではアルプスの地中に眠る岩塩層から!今回は、地底に広がるベーの塩鉱山の一部を巡りながらその軌跡とアルプスの塩のおいしさを体感できる、ベーの塩鉱山(Mines de Sel de Bex)のツアーを紹介します!

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ベーの塩鉱山(Mines de Sel de Bex)のエクスクルーシブツアー(Visite explosive)※2026年5月17日までの限定ツアー

  • このトンネルがベーの塩鉱山への入口
  • 現在運休中のミニトロッコ列車

スイス西部、フランス語圏のヴォー州にあるベーの塩鉱山は、1684年に掘削を開始してから現在も操業を続けている、スイスで最も長い歴史がある塩鉱山。現在は改修工事のため、この塩鉱山の観光名物ともいえるミニトロッコ列車を利用したツアーはありませんでしたが、工事が終了するまでの期間限定のツアーとして、筆者が参加したエクスクルーシブツアーがあります。

鉱山ガイドによる解説付きの90分のツアー(料金は大人18フラン、6-15歳12フラン)で、解説はフランス語またはドイツ語のみ。言語の壁はありますが、体験型のツアーだったので、言葉が理解できなくても十分に楽しめる内容でした。

ベーの塩鉱山の歴史を紐解いていくと、その発端は、15世紀にベー北部の高地で塩水の湧き出る塩泉が見つかったことにあります。伝説によれば、ひとりの若い羊飼いが、ヤギがいつも特定のふたつの泉を好んで飲むことに気づき、不思議に思ってその水を飲んでみたところしょっぱかったので、家に持ち帰り煮詰めたら塩の結晶が残ったそう。

  • 薄暗い坑道の中を歩き進む
  • マリー=ルイーズ貯水池。ナポレオンの2番目の皇后マリー=ルイーズにちなんで名づけられた。彼女は、ナポレオンがエルバ島に追放された1814年にこの塩鉱山を訪問
  • 映像を見ながら説明を受ける

ツアーでは、はじめにベーの塩鉱山の歴史について簡単な説明を受けて、そして何も説明されずに渡されて食べるように促された白いパン。え、味がしない!?なぜなのか分かりますか?

そしてヘルメットをかぶり、薄暗い坑道の中へ。鉱山ガイドと一緒に、歴史ある坑道や貯水池などを巡り、パネル、展示物、映像なども見ながら、この塩鉱山における鉱山労働者の苦労と発展の歴史などについて学ぶことができました。

ハンマーと木づちを使って実際に岩塩の採掘をするパフォーマンスもあり、筆者の子供が体験させてもらいましたが、本人はマインクラフトのスティーブになった気分?で忘れがたい経験になったようです。また、ツアー中に試食した塩ありと塩なしのチョコレートや、塩ありのおいしいキャラメルも忘れがたい思い出の味。

  • 試食コーナー
  • 最後にもらった袋の中身は・・

塩鉱山の外の明るい世界に戻ってくると、待っていたのは試食コーナー!チーズ、サラミ、スナックといった品揃えで、これにスイスワインがあれば完璧なアペロ!?ちなみに、スイスのアペロは、食前に軽くお酒などのドリンクやおつまみを楽しみながら団らんをする文化的な習慣です。この他、ジャムやはちみつ、味噌ラーメンスープもあり。どの食品も塩が重要な味の決め手になっているということを舌で実感。

これで終わりかと思いきや、まだありました。ツアーの最後にもらった袋の中に入っていたのは、まだ温かいポテトチップス。ポテト用やラクレット用など5種類の中から好きな塩をかけてシャカシャカシャカ。自分好みの味に整えて食べられるポテトチップス、これもおいしかったです!

塩のおいしさを十二分に堪能できて、コストパフォーマンスも抜群の大満足のツアーでした。

ツアー終了後はショップでお買い物

  • ショップ内の様子
  • 用途別の豊富な種類の塩。ハーブソルトもあり
  • 筆者が購入したもの(小袋の塩はサービスでもらったもの)

清潔感あふれる店内には、さまざまな種類の食塩、調味料、スナックなどの食品関係から、スキンケア用品や岩塩ランプに至るまで、幅広いアイテムが販売されていました。CoopやMigrosなどのスーパーでも購入できるこちらの「SEL DES ALPES」(和訳すると、アルプスの塩)は、スイスらしいパッケージデザインでかつ値段もお手頃なので、日本へのお土産としてもおすすめです。

筆者は、ツアー中に食べておいしさに感動した塩キャラメルと味噌ラーメン用味噌、そして、いつも愛用している塩を購入。味噌ラーメン用味噌はまろやかでコクがあって、スイス在住の日本人にもおすすめしたい逸品です。

最後に

公式サイトの記載によると、2026年6月6日から新しい塩鉱山ツアーが始まるようです。ミニトロッコ列車が再稼働し、塩鉱山のさらに奥深くまで行けるようになるとのこと。リニューアル後のツアーも期待大です♪

■ベーの塩鉱山
住所:Route des Mines de Sel 55, 1880 Bex
アクセス:車の方がアクセスしやすい。公共交通機関の場合は、ベーの塩鉱山の入口にある停留所「Bex, Mines de Sel」までBexからバスで11分。ただし、本数が少ないため、往復の公共交通機関の時間を確認しておいたほうが良い。
営業時間:1/1及び12/25-26を除く毎日9:00am-4:30pm
入場料:ショップは無料。ツアー参加は公式サイトから事前予約が必要
URL:https://salina-helvetica.ch/en/mines(英文サイト)

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