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【お出かけスポット@シリコンバレー】クパチーノの歴史に触れる!デ・アンザ遠征250周年記念展とメモリアル・パーク散策

かん

かん

アメリカ・カリフォルニア州特派員

更新日
2026年4月30日
公開日
2026年4月30日
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皆さん、こんにちは!カリフォルニア州特派員のかんです。

Appleの本社があることで世界的に有名なクパチーノ(Cupertino)。ハイテクなイメージが強い街ですが、実は豊かな歴史と、市民に愛される美しい公園があることをご存知でしょうか?

今回は、クパチーノ・コミュニティセンター内にある「クパチーノ歴史社会&博物館(Cupertino Historical Society & Museum)」で開催中の注目展示と、お隣にある「メモリアル・パーク(Memorial Park)」の魅力をご紹介します。

クパチーノ市とクパチーノ歴史社会&博物館(Cupertino Historical Society & Museum)

クパチーノ歴史社会&博物館は、クパチーノ・コミュニティ・ホールの1階に位置する、こぢんまりとしたアットホームな資料館です。

もともとは、この地域の貴重な歴史を後世に伝えるために設立されました。Appleに代表される「デジタル技術の最先端」という今の顔だけでなく、その土台となった農業時代の記憶を大切に保管しています。

©︎かん コミュニティーセンター入口脇にこっそりと立つ博物館の看板

かつては「世界の果樹園」であったクパチーノ市

現在、クパチーノの街並みはオフィスビルや住宅地が広がっていますが、かつては「Valley of Heart’s Delight(心の喜びの谷)」と呼ばれた肥沃な農地でした。

 20世紀初頭のこの地は世界最大のアンズとプルーンの生産地の一つでした。博物館には、その当時に使われていた農機具、収穫用のバスケット、そして果樹園で働く人々を写した数々の貴重なモノクロ写真や様々なラベルが展示されています。

写真には、19世紀の入植者の家から、1950年代の郊外化、そして1970年代以降の急成長の様子が紹介されています。

ハイテク企業が立ち並ぶ現在の景色とのギャップに驚かされることでしょう。

筆者も今回始めて知ったのですが、「クパチーノ」という地名は、18世紀の探検家フアン・バウティスタ・デ・アンサ(Juan Bautista de Anza)が近くの川を聖ヨセフ・デ・クペルティーノ(Saint Joseph of Cupertino)にあやかって「Arroyo de San José de Cupertino」と名付けたことに由来しているそう。正式に市制が施行されたのは1955年だそうです。

日本とクパチーノ市の意外な繋がり:豊川市と姉妹都市

日本人観光客にとって興味深いのは、クパチーノ市が愛知県豊川市と長年にわたり姉妹都市関係にあることです。

クパチーノ市と愛知県豊川市は、1978(昭和53)年12月19日に姉妹都市となり、毎年、中学生使節団の相互訪問、5年毎に市民使節団の相互訪問、などの交流を実施しているそうです。

館内では、両市の交流を記念した寄贈品や、文化交流の歴史を振り返る展示が見られることもあります。遠いアメリカの地で、日本の面影を感じる瞬間があるかもしれません。

250年前の冒険を辿る:デ・アンザ遠征250周年記念展

クパチーノ歴史社会&博物館です。ここでは現在、カリフォルニアの歴史を語る上で欠かせない「デ・アンザ遠征250周年(De Anza Expedition 250th Anniversary)」の特別展示が行われています。

デ・アンザ遠征とは、1775年から1776年にかけて、スペインの探検家フアン・バウティスタ・デ・アンザが、現在のメキシコからカリフォルニアを北上し、サンフランシスコ湾岸に最初の入植者を導いた遠征のことを指します。クパチーノ周辺もそのルートに含まれており、この遠征が現在の街の礎を築く第一歩となりました。

 

©︎かん クパチーノ歴史社会&博物館(館内)

展示の見どころ

歴史の追体験: 遠征隊がどのような困難を乗り越えてこの地に到達したのか、当時の地図や資料を通じて詳しく紹介されています。

地域のルーツを知る: 果樹園が広がる前の「バレー・オブ・ハーツ・ディライト(Valley of Hearts Delight)」と呼ばれた時代の資料が豊富で、果樹栽培が主要な産業であった昔のクパチーノから今に至る変遷を学ぶことができます。

小さなお子様連れの方には、博物館が主催するワークショップのイベントに合わせて来訪されるのもおすすめです。

博物館自体はミニサイズで、じっくりと展示物を読み込んだとしても、30分ほどで観覧を終えられる規模です。

しかし、デ・アンザ遠征の詳細を紹介した冊子や、パンフレットも無償で提供してくれており、帰宅してからそれらの資料を通じて詳しくデ・アンザ遠征について読み込んだり、地図で往時のルートを確認していくのも愉しみに繋がります。

©︎かん クパチーノ歴史社会&博物館の展示の様子
©︎かん デ・アンザ遠征の資料地図(無料)

市民の憩いの場、メモリアル・パークでリラックス

©︎かん メモリアル・パーク

博物館を楽しんだ後は、すぐ隣に広がるメモリアル・パーク(Memorial Park)へ足を伸ばしてください。

広い芝生エリアや屋根付きのピクニックテーブルや遊具が完備されており、近隣のカフェやスーパーでサンドイッチをテイクアウトして、カリフォルニアの青空の下でランチを楽しんだり、子どもたちを遊ばせることができます。

ピックル・ボールのコートや散策路もあり、ちょっとしたスポーツを愉しみたい方にもオススメです。

また、公園の名前の由来でもある、退役軍人を称える記念碑や彫像が点在しており、静かに歴史に思いを馳せることもできます。

四季折々にイベントも開催されます。
最近では、桜祭りが開催され、色々な出店や着物ショーなどが楽しまれました。

今の時期(4月〜5月)のシリコンバレーの気候と持ち物

シリコンバレーを訪れるなら、今が最も爽やかで美しい季節の一つです。観光や散策を存分に楽しむために、現地の気候に合わせた準備を整えましょう。

<気候>
最高の「お出かけ日和」ですが、乾燥と寒暖差に注意しましょう。また、今年は雨天もまだ少なくありません。

この時期のサンノゼは、最高気温が20℃〜25℃前後まで上がり、抜けるような青空が広がります。湿度が低いためカラッとしていて非常に過ごしやすいのが特徴です。

ただし、注意したいのが「1日の気温差」です。
日中は、直射日光の下では汗ばむほどの陽気になることもあります。しかし、朝はまだ寒いくらいで、日が沈むと一気に気温が下がり、10℃前後まで冷え込むことが珍しくありません。

<おすすめの服装>
カリフォルニアらしい「レイヤード(重ね着)」が基本です。

ベース: 半袖のTシャツや軽いブラウス。
ミドル: 脱ぎ着しやすいカーディガンやパーカー、薄手のセーター。
アウター: 夕方以降に外出するなら、ウィンドブレーカーやデニムジャケット、ライトダウンなど、しっかり風を遮るものがあると安心です。

<必須の持ち物リスト>
サングラス&帽子: カリフォルニアの日差しは想像以上に強力です。特にメモリアル・パークのような開けた場所を歩く際は必須。

日焼け止め: 湿気がなく涼しい風が吹いていると油断しがちですが、短時間でも日焼けします。

リップクリーム&保湿クリーム: 空気が非常に乾燥しています。喉も乾きやすいので、こまめな水分補給も忘れずに。

歩きやすい靴: 公園散策や博物館巡りを楽しむために、スニーカーなど履き慣れた靴がベストです。

ハイテクの街の裏側に隠れた、ゆったりとした歴史の息吹と自然。次の週末は、家族や友人と一緒にクパチーノの歴史探訪と公園散策に出かけてみませんか? この時期は街のあちこちで世界三大花木の一つであるジャカランダの紫の花が咲き始めたり、爽やかな新緑が楽しめたりと、カメラ片手のお散歩が本当に楽しいシーズンです。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

 

 

Cupertino Historical Society & Museum + Memorial Park

Cupertino Historical Society & Museum
住所: 10185 N Stelling Rd, Cupertino, CA 95014(Cupertino Community Center内)
電話:(408) 973-1495
営業時間:水曜〜金曜 午前10時〜午後4時
公式サイト: cupertinomuseum.org

Memorial Park
住所: 10185 N Stelling Rd, Cupertino, CA 95014
開園時間: 日の出から日没まで
公式サイト:www.cupertino.gov/Parks-Recreation

 

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