【福岡県・宗像市】木製アーチが美しい神興橋
2026.3.31
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小説『海賊とよばれた男』のモデルとなったのは、出光興産創始者・出光佐三(いでみつさぞう)です。
彼が世界的に有名になったのは、イランから原油を運んだ「日章丸事件」です。当時の石油業界は欧米企業が支配していましたが、出光は独自ルートで石油を確保しました。
日本のエネルギー自立の象徴的出来事といってもいいかもしれません。
また、『「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群』の宗像大社を再建し、世界遺産登録へと導いてくれました。
そんな出光佐三の人生はどんなものだったのでしょうか?
福岡県宗像市には出光佐三生家と「出光佐三展示室」があり、佐三の人生の一端に触れることができます。
出光興産創始者・出光佐三は、明治18(1885)年8月22日、福岡県宗像郡赤間村(現宗像市赤間)に生まれました。唐津街道沿い赤間宿の中にあり、年に一度「赤間宿まつり」で内部が公開されます。
当日は、赤間小学校児童によるボランティアガイドとして、出光佐三の生涯を紙芝居で紹介してくれます。2026年は英語の紙芝居にもチャレンジしました。
明治時代の赤間は呉服屋・雑貨・食料品店が軒を連ね、「赤間に行けばどんな物でも揃う」といわれたほど、栄えていたそうです。
そのような環境にあったからか、実業家としての精神が宿っていったのかもしれません。
出光佐三の生家より徒歩2分のところにある「出光佐三展示室」。
佐三の精神や功績を後世に伝えようと開設されました。
出光佐三の生涯年表や、人間・出光佐三とでもいうべき名言や考えの数々が展示され、その生き様に触れることができます。
出光興産を有名にした「日章丸」や、昭和41(1966)年には世界初の20万tタンカー「出光丸」があります。また、そのほかにも出光興産が所有するタンカーがあり、そのひとつが、「沖ノ嶋丸」です。
「沖ノ嶋丸」は昭和45(1970)年竣工当時、全長337mと世界最大の話題となりました。その船体を詳細に再現した全長約3mの模型が展示されています。
ほかにも、「大嶋丸」「高宮丸」「赤間丸」「宮田丸」「玄海丸」など、宗像の地名にちなんだタンカーが多数あります。それだけ宗像に対する佐三の想いの強さの表れなのかもしれません。
■出光佐三展示室
住所:福岡県宗像市赤間5-1-3
アクセス :
車:九州自動車道 宮若ICより約20分
公共交通:JR教育大前駅より徒歩5分
料金:無料
営業時間:10:00-15:00
定休日 月曜日(夏期・冬期休館有。月曜日が祝日の場合は翌平日)
※出光佐三生家は外観のみ終日見学可