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カヌーの全国大会のあった旭川の河原敷では、古今東西の名画をモチーフにし、石を散りばめて出来あがったアート作品を見ることができます。
昨年くらいから ”凄い!” と話題になり、私も何度か足を運びましたが今回初めて作品を作り上げている画家の方にお会いすることができました。
このアートは、草間彌生のかぼちゃですね。そして、その奥で新しい作品を描いていらっしゃるのが画家の三宅さんです。
ボッティチェリの絵画「ヴィーナスの誕生」は、縦方向が約5mもあります。
前に立って眺めると迫力がありますよ。バランス良く見えるように、奥側をやや引き伸ばすという逆遠近法を取り入れているので、カメラで撮影するといい感じに映ります。
「遠近法が逆になるように計算しながら作るのですか?」と尋ねたら
絵を描く時の遠近法を感覚的に描くのと同じように、逆もまた感覚的に描いているとのことでした。
逆遠近法なので、ヴィーナスを逆から写すと…
メッチャ、おでこが広くて斬新です。
なんだか、「体重計に乗ったビーナスの誕生」に見えませんか?
「わたしの体重、見ないでぇ~!」って困り顔。
こちらは菱川師宣の「見返り美人」で作品は胸から上です。
これ、本当は大作だったのですよ。
昨年の12月には、全身の「見返り美人」が見られましたが、工事の邪魔になったので撤去したところ
多くの人からリクエストをもらったので再チャレンジしたそうです。
色の違う石が何種類も使われていますね。
ほとんどが河原や山で拾ってきた石で、白など手に入らない色の石はホームセンターで買ってくるということでした。
広い河川敷にはいくつ物作品があります。
左はベラスケスの「ラス・メニーナス」に描かれているマルガリー女王と思ったのですが、顔の向きが違うので帰って調べてみたら、ベラスケスはマルガリータの絵を4枚残し、その中の「青いドレスの王女マルゲリータ」とわかりました。
中央は加納永徳の「唐獅子屏風図」です。
右は写楽の大首絵の一枚「三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛」と北川歌麿の代表作「ビードロを吹く女」ですね。
4ヶ月前にはあったけど今は無い作品のひとつに、広重の「月と雁」があります。
石で描かれているのに、柔らかな月明かりに照らされた雁の舞い降りる姿が幻想的で、この作品は大好きでした。
当然、石を並べているだけなので簡単に動いてしまいます。
何日もかけてやっと出来上がった作品が、朝来てみたら風や動物に動かされていたこともあったそうです。
今ここで記事を作成している間にも、これらの作品が崩れ去り、新しい作品ができあがっているかもしれません。