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フランスのホテルにおける最高位の格付けである「パラス」。5つ星ホテルの中でも特に立地の良さ、優れた歴史的、美的、遺産的な価値、きめ細やかなサービスなどを基準に選出。定期的に更新されてきました。2026年6月2日にパリ8区のサロモン・ド・ロチルド館にて、フランスのセルジュ・パパン中小企業・商業・観光・購買力相が臨席してフランス観光開発機構(Atout France)によって行われた、発表会に行ってきました。
パラス(Palace)とは2010年に始まった格付けで、フランス観光開発機構によって行われています。同機構による1次審査を実施後、観光担当大臣が任命した文学、芸術、文化、メディア、ビジネス各界の代表者により構成される審査委員会が2次審査が行い、認定の可否が決まります。以前は5年ごとの更新でしたが、2024年からは3年ごとに更新されています。
2026年の更新では、フランス全土で33の施設がパラスに認定されました。パリは13軒(新規3軒)、2030年にオリンピックが開かれるフレンチアルプス地方は7件(新規1軒)、コート・ダジュールおよび南東部が9軒(新規1軒)、南西部が2軒、東部が1軒(新規1軒)、海外領土が1軒です。
パリの新規3軒はブルガリ・ホテル・パリ、シュバルブラン・パリ、フーケッツ・パリ。一方で、今回の更新でパリ市内でパラスから外れた施設がパークハイアット・パリ・ヴァンドーム、マンダリン・オリエンタル・パリです。マンダリン・オリエンタル・パリについては2026年10月末から大規模改修に入る予定されています。そのため改修後に再びパラスへの復帰があるかもしれません。
今回の発表にあたり、フランス観光開発機構のアダム・ウビュイ最高経営責任者(CEO)、クリスチャン・マンテイ会長、セルジュ・パパン中小企業・商業・観光・購買力相がスピーチを行いました。
ウビュイCEOは、「フランスのエクセロンス(卓越性)は自然が与えるものではなく、ヴォルテールの言葉を借りるなら研究、仕事、忍耐により獲得する芸術。私たちは世界1位の観光地ということに満足しない。私たちは最前線に立ち、世界的なラグジュアリーとホスピタリティの絶対的な基準になりたい。フランスのラグジュアリーは偶然の産物ではない」と語りました。
マンテイ会長は「パラスは、景観や雰囲気、美的なインパクト、ホスピタリティ、食、美容、匠の技といったフランスならではの約束事を見事に表現したもののひとつ。パラスは常に再創造され続ける文化のようなもの。投資と再投資がなければ、このような質の高い成果は得られない。このフランスのソフトパワーは、フランスの観光地の魅力を高め、観光経済、さらには経済全体を支えている」と讃えました。
新規にパラスに認定されたホテルのリストを読み上げたセルジュ・パパン中小企業・商業・観光・購買力相は「ランキングの発表は(サッカー)チャンピオンズリーグの決勝のよう」と熱気ある会場の雰囲気に感想を述べながら「パラスの認定はカンヌ国際映画祭のレッドカーペットのイメージ。フランスのホテル業界のパルムドール(最高賞)だ。良い映画のように、時に脚本、舞台設定、演出が必要になる。これらすべての要素が組み合わさって初めて、成功が生まれる」と述べました。
■パリ
・ブルガリホテル・パリ(新規)
・シュヴァル・ブラン・パリ(新規)
・フーケッツ・パリ(新規)
・フォーシーズンズ・ホテル・ジョルジュ・サンク
・オテル・ド・クリヨン ローズウッド・コレクション
・オテル・プラザ・アテネ ドーチェスター・コレクション
・ラ・レセルヴ・パリ ホテル&スパ
・ル・ブリストル・パリ
・ル・ムーリス ドーチェスター・コレクション
・マンダリン・オリエンタル・ルテシア・パリ
・ロワイヤル・モンソー ラッフルズ・パリ
・シャングリラ・パリ
・ザ・ペニンシュラ・パリ
■アルプス
・アイレル・クールシュヴェル
・シュヴァル・ブラン・クールシュヴェル
・フーケッツ・クールシュヴェル
・フォーシーズンズ・リゾート・ムジェーヴ(新規)
・オテル・ロワイヤル
・ラポジェ・クールシュヴェル
・ル・カードゥ・クールシュヴェル
■コート・ダジュール、南東部
・アイレル・ゴルド ラ・バスティード
・アイレル・サン・トロペ シャトー・ド・ラ・メサルディ
・シャトー・サン・マルタン&スパ
・シュヴァル・ブラン・サン・トロペ
・グラン・トテル・デュ・カップ・フェラ、フォーシーズンズホテル
・オテル・デュ・カップ・エデン・ロック
・オテル・マルティネス・カンヌ(新規)
・ラ・レゼルヴ・ラマチュエル・オテル・スパ&ヴィラ
・ヴィラ・ラ・コスト
■南西部
・レ・プレ・ドゥージェニ
・レ・スルス・ド・コーダリー
■東部
・ロワイヤル・シャンパーニュ・ホテル&スパ(新規)
■海外領土
・シュヴァル・ブラン・サン・バルト・イル・ド・フランス