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上野駅から、徒歩約4分。明治創業の「洋食 黒船亭」が佇んでいます。長年継承され続けている、文明開化の洋食を味わえる名店として知られ、多くの人々に愛されてきました。そんな黒船亭ですが、同ビルの地下にもお店があるのはご存知でしょうか。コースは「お任せコースのみ」、席はカウンターの8席のみという上質な空間。割烹スタイルで、こだわりの食材を目の前で仕上げていく「洋食割烹くろふね亭」をご紹介します。
まずはカウンター席に着席。目の前に置かれていたのがこちら……長細い畳のように見えるのが何かお分かりでしょうか。実はこれ、スマホ置きなんです。お食事中にスマホを見るのは失礼だと思いつつ、でも「そばに置いておきたい」というお客さまが、気兼ねなく上品に使えるよう細やかな気遣いを感じます。
葉にんにくのソースが添えられた北海道アスパラやイカなどがひとつに。イカの足とイカ墨を、ミキサーでペースト状にしたものにトマトソースを絡めていただきます。店内はワインの種類が多く、お酒とのマリアージュも楽しめます。
紅はるかの冷製ポタージュは、まろやかで濃厚なコクと、品の良い甘みに満たされる一品。とろみがあり、優しい味に包まれます。
目の前で迫力のあるパフォーマンスが見られるのは、カウンター席の魅力のひとつ。伊勢海老の身が固くなりすぎないよう、殻と身を分けて丁寧に調理し、ごろっとしたマッシュルームやトマト、玉ねぎ、にんにくなどが入ったソースで仕上げます。
伊勢海老の旨みを、余すところなく凝縮した一品。一口食べると、豊かな香りが鼻から抜けてゆき、一気に食べ進めてしまいます。
同店は「お任せコース」のみの完全予約制ですが、森美幸シェフは「リピーターのお客さまも多くいらっしゃるので、被らないようにメニューの一部を変更し、毎回、お楽しみいただけるようにアレンジしています」と話します。
マデイラワインを使った自家製ソースで仕上げる、和牛ネックの煮込みは、一口食べるとほろり…と口の中で馴染んでいきます。この柔らかさは感動もの。
煮込みは、羽釜で炊いた白米に乗せて食べるのもおすすめ。店主の須賀利光さんは「白米に乗せて、丼にして食べるのも美味しいんです。お客さまには、自由にお食事の時間を楽しんでもらいたいので、お好みの食べ方を探してみてください」と笑顔で話してくれました。
同店で使用しているお米は「無農薬の新潟産コシヒカリ」。艶やかでふっくらと粒が立ち、一口食べるとほのかに甘みが広がります。他の食材も妥協せず、全て「国産」を使用するこだわり。美味しいだけでなく、安心して食べられる「信頼」を感じるお料理です。
コースの締めは、マンゴーソースを添えた「クレームブリュレ」。黒船亭オリジナルハーブティーとともにいただきます。パリパリっと香ばしいキャラメルの苦味と、とろっとした濃厚なカスタードクリームの甘みが絶妙。上品なハーブティーが、甘みをすっと整えてくれます。
上野に行ったら、一度は行きたい「洋食割烹くろふね亭」はいかがでしたでしょうか。「お任せコースのみ」というちょっと大人な贅沢なひととき。特別な日のお食事にぜひ足を運んでみてください。
◾️洋食割烹くろふね亭
住所:東京都台東区上野2-13-13キクヤビルB1F
電話:090-3234-3013(黒船亭会長 須賀光一)。繋がらない場合は 03-3833-4016(アダムスキクヤ 黒船亭事務所)までご連絡ください
価格:おひとり様 33,000円 (税込)〜※今回、記事でご紹介したのは「お試しコース」です。通常コースは、コロッケや鮑などが付いており、おひとり様 33,000円 (税込)〜となります。「お試しコース」は、現在、受付をしておりません
営業時間:17:00-22:00
定休日:無