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【京都】信仰の聖地で大切に守られている明智光秀公築城の丹波亀山城址

乙な京都™

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京都特派員

更新日
2026年6月4日
公開日
2026年6月4日
あの日、明智光秀公は丹波亀山城から京の本能寺に向かった

戦国武将が築いた城跡は、全国各地に現存していますが、その復興と保存が宗教法人によって連綿と続けられている事例があります。しかも天守台が聖域となっており、撮影も許されない禁足地になっている例は非常に珍しいと思います。今回は宗教法人「大本」の本部である天恩郷を訪ね、安土桃山時代の貴重な遺構をご紹介します。

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丹波亀山城を蘇らせた教祖・出口王仁三郎師

1577年(天正5年)、織田信長公の命を受けた明智光秀公が、丹波攻略の拠点として築城したのが丹波亀山城。本能寺の変後は、豊臣政権下で整備が進み、次いで江戸時代には天下普請により近世城郭として大修築が行われました。しかし、明治初頭の廃城令を受け、天守はもとより、全てが払い下げられ、多くの遺構や石垣までもが切り売り。現在の姿からは想像もできないほど荒れ果てた状態になったそうです。

受付やギャラリーなどが集約する「みろく会館」

大正8年(1919年)、亀岡出身の宗教法人「大本」の教祖・出口王仁三郎師は、荒れゆく丹波亀山城の姿に憤慨し、一帯の土地を購入しました。信徒とともに残った石を土中から掘り起こし、元の亀山城石垣を復元されました。以来、自然豊かな大本の聖地「天恩郷」として蘇った丹波亀山城址は、平和な世界と、人類の幸福を祈る場となっています。ちなみに敷地面積は約8万3000㎡。最寄りのサンガスタジアムより余裕で広いです!

生命力があふれる松林が立ち並ぶ天恩郷

「みろく会館」で受付を済ませ自然豊かな天恩郷へ

丹波亀山城址を見学するには、「みろく会館」の総合受付で神苑参観料を払います。たったの300円で城跡はもちろん、歴代教主の芸術作品を堪能できる「ギャラリーおほもと」や「大本花明山植物園」などを満喫できるなんてかなりリーズナブルです。

天下普請における忠誠心を示す諸大名の刻印が今も残る

亀山城当時の本丸入口へは、万祥橋を渡り「万祥池」と「万祥殿」の間の道を進みます。

丹波亀山城のかつての内堀跡でもある万祥池

現在、万祥橋の下は歩けるようになっていますが、かつては「万祥池」と一体になった内堀だったと思われます。「みろく会館」の1階ロビーにあるパネル展示に、当時の城主が徳川家に提出した城絵図がありますので、ぜひ答え合わせをしてみてください。

万祥橋をくぐるような形で伸びる石垣の道

大本の神域として静寂の時が流れる天守台跡

重厚な石垣が印象的な本丸入口に当たる門

本丸入口に当たる門をくぐると、右手に復元された天守の石垣が現れます。光秀公の手植えと伝わる銀杏台に隣接する大本の最高至聖所「月宮宝座(げっきゅうほうざ)」は、全国各地の国魂石を半円球状に積み上げた禁足地になります。信仰上、とても大切な場所のため立ち入りと撮影は厳禁となっています。見学の際は受付での注意事項を必ず守りましょう。ぜひ現地に赴いて欲しいですが、こちらで写真と動画を見ることができます。

下から1/3は光秀公築城当時の遺構「穴太積」が残る

■丹波亀山城址(大本)
住所:京都府亀岡市荒塚町内丸1番地
電話番号:0771-22-5561
アクセス:JR山陰本線(嵯峨野線)「亀岡駅」下車、徒歩10分
営業時間:9:30〜16:00(城址見学受付申し込みは、15:30までにお願いいたします)
神苑参観料:大本神苑拝観券=300円/1名(中学生以下は無料)
駐車場:有
URL:https://oomoto.or.jp/wp/
※祭典日で拝観できない日もありますので、ホームページでご確認ください。

まとめ

今回の「乙な京都™」はいかがだったでしょうか。開教130年を越える宗教施設と聞くと、堅苦しい、勧誘されるかもと思われそうですが、まったくありません。駐車場の入口からとてもオープンな雰囲気ですし、観光客でごった返すようなこともありません。亀岡駅も近く賑やかなエリアですが、苑内のどこにいてもとても静か。城マニアでなくてもおすすめの穴場スポットです。

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