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「板子一枚下は地獄」-。船乗りたちはよく言います。北前船(回船)時代はまさに命がけでした。新潟の回船問屋の船が嵐で遭難しかけたものの、神様に救われて生還。それを感謝した回船問屋が建立した神社を紹介します。
「弥五左エ門のこんぴら様」(新潟市中央区寄合町)と親しまれている神社は、湊稲荷神社から10分ほどの場所にあります。正式名称は「救いの神 金刀比羅神社(ことひらじんじゃ)」で、まつられているのは「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」、縁結びで名高い出雲神社にまつられている神様であり、福の神として親しまれている大黒様なので金運などにご利益ありそうです。そして境内ののぼりには「救いの神」の文字。
拝殿の中には神社建立の元となった「難船彫刻絵馬」が掲げられています。
時は1821(文政4)年―。新潟湊の回船問屋鈴木弥五左エ門の回船「白山丸」は日本海を航行中、出雲の国(島根県)沖で暴風雨に遭遇します。弥五左エ門の息子で船頭の三平を含む14名は、襲いかかる荒波と暴風から必死に船を守ろうとします。しかし船はもみくちゃにされるばかり…。「もはやこれまで!」-一同は髪のマゲを切り「神様お守りください!」と祈りました。
すると…船は光に包まれ、空には白い髪に白装束姿、金の御幣(ごへい)を持った神様が現れました。この神様こそ海の安全をつかさどる「金比羅大権現(こんぴらだいごんげん)」様です!船をほんろうした暴風雨はおさまり、空も海も一瞬にして穏やかになりました。一同が安心すると金比羅様の姿は消えていたものの、船には金の御幣が残されていました。無事に新潟湊に帰り、一部始終を聞いた弥五左エ門は御幣をご神体として社殿を建立して金比羅様をおまつりしました。
この逸話から「弥五左エ門のこんぴら様」は、困難な状況から助けてくれる「救いの神」-として今も信仰を集めています。厄よけや交通安全はもちろん、大黒様ですから金運上昇に縁結びのなどのご利益があるそうです。難船絵馬を見ながら「仕事がなくて困っているので、助けてください!」と“強く”お祈りしました。きっと大丈夫です!
お参りをしてから右手のお守りなどを頒布している頒布所へ…。こづちがあるので「なんだろう?」と近寄ってみると…。「金運のこづち」!おさいせんを入れ、財布を台の上に置き小さな大黒様にお参りしてから「一(いち)・粒(りゅう)・万(まん)・倍(ばい)!」と唱えながらこづちを財布の上で4回振るのを、3回。計12回繰り返すのだとか。やらない理由はない!ていうかやるべし!「いち!りゅう!まん!ばい!」声が次第に大きくなり、こづちを振る手に力が入ったのは言うまでもありません(笑)。これでバッチリだ‼
この神社の境内はそれほど広くはないのですが、力やスポーツの神様として有名な戸隠神社もあります。こちらはご神体とひもで結ばれた木製の人形を自分の殻で力をつけたいところや、神様の力をいただきたいところにつけて、「最強の言霊(ことだま)」という「とおかみ えみため、 とおかみ えみため、 とおかみ えみため」という言葉を唱えます。
また「湊稲荷神社」と同じ「足止め狛犬(こまいぬ)」があり、縁結びや縁切り、禁煙やギャンブルを止めたいなどの願を掛けます。
清麗(せいれい)の石」という石は、石をさわりながら3回息を吹きかけると、心を清め、厄よけや災難よけの願をかけるそうです。
また、毎月18日の午後6時から開いている「一粒万倍祈願祭」では、予約をしなくても御祈とうを受けられるので、参加してみてはいかがでしょう?金運上昇財布や「一粒万倍」絵馬など、縁起物も豊富です。神様に困難から救い出してほしい!運気をあげたい!という方はぜひ足を運んでみてください。
■救いの神 金刀比羅神社
住所:新潟市中央区寄合町4579
電話;025-222-7591
時間:参拝自由
URL:https://niigata-konpira.jp/free/yuisyo