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「大阪って、こんなにきれいやったんや。」夕暮れのデッキに立った瞬間、思わずそう感じました。2026年8月1日から9月12日までの金・土曜日限定で運航する「ひまわり納涼ビアクルーズ」。天満橋・八軒家浜船着場を出発し、約90分かけて水都大阪の夕景から夜景へと移ろう船旅です。フレンチレストラン「ル・クロ・ド・マリアージュ」監修のオードブルと、約10種類のフリードリンクを味わいながら、食事と景色を同時に楽しむ“夏限定の水上レストラン”でもあります。今回、試乗会に参加してきました。
大阪は古くから「水都」と呼ばれ、水とともに発展してきた街です。
かつては季節ごとに舟遊びが楽しまれ、特に夏には涼を求めて船に乗る「涼み舟」が、大人の楽しみとして親しまれていたといわれています。
「ひまわり納涼ビアクルーズ」は、伝統的な舟遊びを現代にアレンジした期間限定の企画です。
夕暮れの天満橋、中之島、川面に映るビルの灯り。歩く視点とはまったく違う、大阪のもう一つの表情が現れます。
受付を済ませて船内へ入ると、テーブルには彩り豊かな「夕涼みプティオードブルセット」が用意されていました。
料理は一品ずつ仕切られているので食べやすく、横には料理名とビール、白ワイン、赤ワインのおすすめペアリングが書かれたメニューも添えられています。
まるでフレンチレストランでコース料理を少しずつ味わうような気分です。
「ムースなので最初に召し上がってください。」
スタッフの方に勧められ、最初にいただいたのはオーナーシェフ黒岩功氏のスペシャリテ「生うにのムース」。
なめらかな口当たりのあとに、生うにの豊かな香りがふわりと広がります。濃厚でありながら後味は軽く、最初の一品にぴったりでした。
そのほかにも、
・海老とマッシュルーム&ジャガイモのアヒージョ
・サーモンとクリームチーズのファルシー
・自家製ポークリエット
・夏野菜のキッシュ
・蛸と紫キャベツのマリネ
・自家製鴨スモーク&ピクルス
・テリーヌ・ド・カンパーニュバーガー
・自家製豚肩ロースハム
など、お酒に合う料理が並びます。
生ビールやワイン、ハイボール、レモンサワー、ソフトドリンクなど約10種類がフリードリンク。
料理ごとにペアリングも紹介されているので、つい色々試したくなります。
……でも、飲みすぎは少し待ってください。
このクルーズには、もっと楽しみにしていた景色が待っています。
私はグラスを片手にデッキへ向かいました。
デッキへ出ると、西の空はオレンジ色に染まり始めていました。
夕日が街並みの向こうへゆっくりと傾き、その光を映した水面も茜色に輝きます。
やがて空は桃色から紫色へ、そして深い藍色へ。
街の灯りが一つ、また一つと灯り始める様子を眺めていると、時間がゆっくり流れているようでした。
写真を撮るのを忘れるほど、私はその景色をしばらく眺めていました。
子どもの頃、実家近くの淀川の堤防から眺めた夕焼けがふと思い浮かびました。
普段見慣れている街なのに、水上から眺めるだけで、旅先のような新鮮さがあります。
終盤、船上ライブが始まります。
続いて楽しめるのが、「OSAKAリバーファンタジー」による噴水ショーです。
音楽に合わせて立ち上がる水と光が夜の川面を彩り、視界全体がゆっくりと変化していきます。水の動きと光の演出が重なり、見ているというより“包まれるような感覚”になります。
この「OSAKAリバーファンタジー」は、八軒家浜(大川右岸)周辺で実施されている水と光の演出で、幅100mを超える噴水と音楽・ライトアップが連動する都市型ウォーターショーです。
公式サイトはこちら
https://osaka-river-fantasy.jp/
料理やお酒を楽しみに乗船したはずなのに、最後まで心に残ったのは、夕暮れから夜へと移り変わる景色でした。
水上から眺める大阪は、いつも歩いている街とはまったく違う表情を見せてくれます。
約90分の船旅を終えて岸に戻り、大阪を再発見した気分で下船しました。
見慣れた街にも、まだ知らない景色があります。
今年の夏は、「ひまわり納涼ビアクルーズ」で、水都大阪ならではの粋な舟遊びを体験してみてはいかがでしょうか。
運航期間:2026年8月1日(土)~9月12日(土) 金・土曜日限定
乗船場所:八軒家浜船着場
(京阪電車・Osaka Metro谷町線「天満橋駅」すぐ)
所要時間:約90分
料金(税込):
・大人(20歳以上) 8,000円
・中学生・高校生 7,250円
・小学生 5,250円
予約:事前予約制(詳細は公式サイトをご確認ください)
URL」https://suijo-bus.osaka/cruise/cruise-406/