York City Walls
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ときどき「米国のニューヨークは知ってるけど、英国のヨークは知らなかった」と言われることがあります。でも実はアメリカ合衆国のニューヨークは、イギリスの古都ヨークにちなんで命名されたもの。
17世紀前半オランダ植民地でニューアムステルダムと呼ばれた地域を、1664年にイギリス軍が占領。当時この地域を管轄したヨーク公(後のジェームズ2世国王)が、自分にとって新しいヨーク「ニュー・ヨーク」と改名しました。
いっぽう元祖ヨークは、中石器時代・紀元前8000~7000年には人が定住していた痕跡がある、歴史の長い街。古代ローマ人や北欧ヴァイキングの居留地も経たこの街には、13世紀に築かれた市壁が現存していますよ!
ヨークには紀元71年頃、ローマ帝国植民市エボラクムだった時すでに市壁が出来たそうです。しかし今も残っているのは、そんな古代ローマ人による壁を見習って改良バージョンにした、13世紀~14世紀に築いたもの。
かなりの部分が中世のまま残っていて、イングランドに現存する市壁のなかでは最長の約3.4kmを誇ります。それに堅牢なので、今も壁の上部にある通路を歩くことが可能!
昔は街をぐるりと囲んでいましたが、今は数か所が途切れています。だから上るための入口も数か所ありますが、もしヨーク駅から行く場合はレンダル橋近くのバーカータワー(Barker Tower)という入口が見つけやすいでしょう。
観光スポットとして魅力的な史跡なのに、入場無料なのも嬉しいポイント。
しかし安全のため足元が暗い夜間や、極端な悪天候の場合はゲートが閉められ入場禁止となります。それ以外ならば、通常の入場時間は朝8時ごろから日没まで。冬は日の出が遅いため、朝8時過ぎになる場合もあります。
なお市壁は7割がた現存しているものの、途中で何か所か途切れています。もし一周したい場合は、何度か昇降するポイントがあるのでご注意を。
市壁をグルリと一周するための平均所要時間は、およそ2時間。でも前後の観光スケジュールに合わせて、途中で下りる事が出来るのは安心材料ですね!
外敵から街を守るための市壁ですから、見張りと防護も欠かせません。通路を歩いていくと一定間隔に窓や穴が開いていて、700年前はここに騎士や戦士らがいたのだなぁと不思議な実感がわいてきます。
また関門や物見塔も主要なものは残っており、それぞれ絶好の観光スポット。
ヨーク大聖堂や国立鉄道博物館に中世の街並みシャンブルズ等、見どころの多いヨーク。観光のスキマ時間が出来たら、ちょっと市壁にも上ってみませんか?!