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山形県戸沢村にある道の駅とざわ「高麗館」は、最上川のせせらぎと豊かな自然のなかに突如現れる鮮やかな韓国風の建築です。今回は、大人気のチマチョゴリ着用体験や映えスポットの撮影のコツ、そしてこの地が韓国と深く結ばれている驚きの背景など、五感で楽しむ「高麗館」の魅力をお届けします。
山形の内陸エリアから、日本海に面した庄内エリアを目指して車を走らせるドライブの途中、最上川沿いに突如として目の前に現れるのが、見事な韓国宮殿風の建物です。「なぜ戸沢村に韓国があるのだろう?」と不思議に思う方も多いかもしれません。
案内図をじっくり見てみると、その理由が記されています。実はこの場所、昭和54年から始まった直轄地すべり対策事業によって生まれた土地の有効利用として整備されました。かつて最上川の歴史を遡ると、古代朝鮮半島との文化のルーツを巡る繋がりがあったこと、そして現代においては日韓の草の根交流を出発点とし、お互いの文化を体験し相互理解を深める交流施設としてこの「モモカミの里」が誕生したのです。
雄大な最上川の流れを見つめていると、古くから川を通じて多様な文化が行き交い、現代へと繋がっている壮大なロマンを感じずにはいられません。
「高麗館」を訪れたらぜひ体験したいのが、韓国の伝統衣装であるチマチョゴリの着用体験です。
こちらの着用体験は、おいしい香りが漂う館内のレストラン’コリーナで受付をしています。レストランは金・土・日・月・祝日に営業しているとのこと。
受付を済ませてずらりと並ぶ華やかな衣装を前にすると、それだけで胸が躍ります。最近の若い女性の間ではレース風のドレスタイプが大人気のようですが、館内で映える写真を撮るなら、赤や紫、緑といった伝統的で濃いめのカラーを選ぶのがおすすめ。重厚感のある館内のロケーションに鮮やかな色彩が美しく映え、写真の仕上がりがぐっと引き立ちます。
特におすすめの撮影スポットは、情緒あふれる提灯がずらりと下がる廊下。光と影が織りなす空間は、まるで韓流宮廷ドラマの登場人物になったかのような特別な気分を味わわせてくれます。また、お天気の良い日であれば、衣装を着たままお庭のコンクリート部分まで出ることも可能。青空と鮮やかな建築をバックに、開放的な1枚を残すことができます。
館内を散策していると、お土産コーナーの天井いっぱいに広がるカラフルな傘のディスプレイが目を引きます。
見上げているだけでパッと気持ちが明るくなるこの装飾。実は、コロナ禍の厳しい時期に「下ばかり見ていないで上を向こうよ」と、駅長さんが提案して作られたものなのだと店員さんが教えてくれました。訪れる人の心を少しでも温かく照らしたいという、スタッフの皆さんの優しい想いが込められたエピソードを知ると、見上げる景色がより一層愛おしく感じられます。
さらに、お土産コーナーの充実ぶりにも目を見張るものがあります。定番の美味しい韓国のりはもちろん、人気の韓国コスメなども一通り手に入る充実のラインナップ。キムチの香りももちろん、現地感が漂っています。
敷地内には、風に乗って穏やかで心地よい韓国のポップミュージックが聞こえてきます。
耳に届く優しいメロディと異国情緒あふれる景色に包まれる時間は、まさに日常を忘れさせてくれる至福のひととき。空間全体の世界観がバツグンで、ただ歩いているだけでも心がすーっと解きほぐされていくのを感じられます。
ちなみに、私たち山形県民にとって嬉しいのが、お隣の宮城にある仙台空港から韓国(ソウル)への直行便が出ているということ。ドライブがてら戸沢村で気軽にプチ韓国旅行を楽しむのも最高ですし、そこで火がついた韓国熱をそのままに、週末に仙台からビューンと本場へ飛び立ってしまう……なんて贅沢な旅の計画を立てるのも、山形暮らしならではの楽しみ方かもしれません。
◾️道の駅とざわ モモカミの里「高麗館」
住所:山形県最上郡戸沢村大字蔵岡字黒渕3008-1
アクセス:JR新庄駅から車で約20分
駐車場:大型無料駐車場あり
電話番号:0233-72-3303
営業時間:9:00~17:30(4月~11月)
9:00~16:30(12月~3月)
URL:https://kouraikan.com/
ご注意:チマチョゴリ体験の受付時間(レストラン「コリーナ」の営業日:金・土・日・月・祝日)や屋外への立ち入り条件は、当日の天候や館内の状況によって変更となる場合があります。お出かけ前に公式ホームページ等をご確認ください。