• Facebook でシェア
  • X でシェア
  • LINE でシェア

【山形】夏から秋へ山形盆地のお祭りカレンダー!ご当地ひんやり麺と涼をよぶ渓谷ドライブ

ちせ

ちせ

山形特派員

更新日
2026年7月17日
公開日
2026年7月17日

山形盆地は、東を奥羽山脈、西を出羽山地に挟まれた南北約40km、東西約10〜20kmの細長い舟底状の盆地です。北は村山市・大石田町付近から、南は山形市・上山市付近まで広がっており、山形県の内陸中央部(村山地方)の大部分を占めています。山形盆地の暑い夏をさらに熱くするのが各地のお祭り。お祭りを追いかけながら、内陸をぐんぐんと北上していく旅のすすめとご当地グルメ、ひんやりスポットをご紹介します。

AD

連日北上!山形のお祭りカレンダー

山形の夏は、お祭りを追いかけながら北上していくと、その土地ごとの違った熱気に出会うことができます。旅の計画が立てやすいよう、各行事の一番盛り上がる見どころの時間帯とともに、熱気に満ちた夏のロードマップをご紹介します。

  • 山形花笠まつり(山形市):8月5日〜7日【見どころ:夜(18時〜21時半頃)】

「ヤッショ、マカショ!」の掛け声とともに、夕暮れからのメインストリートを華やかな花笠が波のように埋め尽くす、山形の夏の代名詞です。今年からは、参加団体がパフォーマンスをより華やかにするために、笛や鐘などの鳴り物が解禁されます。

  • 天童まつり(天童市):8月8日〜9日【見どころ:夜】

将棋の町・天童。夜の温泉街をきらびやかな花笠踊りや、迫力満点の将棋神輿パレードが活気いっぱいに練り歩きます。広々とした通りに屋台も並びます。

  •  ひがしね祭(東根市):8月10日〜11日【見どころ:夜】

「さくらんぼの里」が一段と熱くなる2日間。動く七夕提灯のパレードや、夜空を彩るお祭りひろばでの踊りの競演ステージが見どころです。子供から大人まで、フラダンスやチアダンス、ヒップホップなどノンジャンルで大盛り上がり。

  •  山形大花火大会(山形市):8月14日【見どころ:夜(19時〜20時半頃)】

お盆休みの真っ只中、夜空に打ち上がる大輪の花。きらびやかな大輪が、山形市の夏の夜を色鮮やかに染め上げる、県内最大規模の一大イベントです。

  • むらやま徳内まつり(村山市):8月21日〜23日【見どころ:夕方〜夜】

北海道厚岸町から受け継いだ、アップテンポでダイナミックな「徳内ばやし」の踊り手が、熱気あふれる町を埋め尽くします。長法被を風になびかせた迫力ある若者たちがたくさん。

  •  新庄まつり(新庄市):8月24日〜26日【見どころ:昼も夜も!(特に24日の宵まつり・25日の本まつり)】

約260年以上の歴史を誇る、ユネスコ無形文化遺産。24日夜の「宵まつり」でライトアップされた絢爛豪華な山車が夜空に浮かび上がる姿は鳥肌ものです。25日日中の「本まつり」で見せる行列も素晴らしく、これを見届けると「あぁ、山形の夏がクライマックスを迎えたな」と、胸の奥がじんと熱くなります。

  • おばなざわ花笠まつり(尾花沢市):8月27日〜28日【見どころ:日中〜夕方(28日の大パレードは15時〜19時頃)】

花笠踊り発祥の地。豪快でダイナミックな「笠回し」は、山形市の花笠まつりとはまた一味違う大迫力で、日中の明るい時間帯のほうがその一糸乱れぬ動きをしっかりと堪能できます!

  • 谷地どんがまつり(河北町):9月19日〜21日【見どころ:日中〜夕方(特に中日の20日)】

お囃子と神輿、そして国指定重要無形民俗文化財である優雅な「林家舞楽」が奉奏される神事。こちらは日中に執り行われる厳かな舞や、夕暮れ時の神輿還御が一番の見どころ。山形の夏を優しく締めくくって実りの秋へとバトンを繋ぎます。

 

ゲシュタルト崩壊に注意!?ややこしすぎる「山形・鶏と冷やし麺」四天王の選び方

お祭りの熱気で火照った体を冷ますなら、山形盆地が誇るご当地麺。ですが、メニュー一覧で並ぶ似たような言葉の違いに頭がパニックになってしまうはず。気分に合わせて、食べたい麺を選ぶ参考にしてください。

冷たい肉そば

【特徴】太めの和蕎麦×親鶏だしの甘口つゆ(常温〜ややひんやり)

【主な具材】親鶏(コリコリ)、ネギ

河北町発祥。冬でも愛される、コシが強くてかみごたえ抜群の元祖ソウルフード。

冷たい肉中華

【特徴】ちぢれ中華麺×親鶏だしの甘口つゆ(常温〜ややひんやり)

【主な具材】親鶏(コリコリ)、ネギ

河北町発祥。和風つゆに中華麺のハイブリッド!麺が優しい分、スープの甘味が一番引き立ちます。

鳥中華

【特徴】中華麺×蕎麦だしのスープ(常温〜ややひんやり)

【主な具材】鶏肉、天かす、三つ葉、海苔

天童市発祥。トッピングの天かす(たぬき)がスープに溶け出す、まかない生まれのB級グルメ。もとは温かい麺ですが、「冷たい鳥中華」を扱う店やお土産用の乾麺もあり。

冷たいラーメン

【特徴】中華麺×牛骨や醤油の冷製スープ(冷たい)

【主な具材】チャーシュー、メンマ、氷

山形市発祥。スープに氷が浮かぶキンキンの冷たさ。ラーメンをそのまま冷たく、かつ油が固まらないよう工夫された王道の味。

食べ比べて確信!「冷たい肉そば」と「肉中華」の決定的な違い

同じ親鶏ベースの醤油つゆと具材を使うこの二つですが、麺が変わるだけでスープの引き立ち方がまったく変わります。

王道の「冷たい肉そば」は、非常にコシが強い太めの和蕎麦。蕎麦自体の香りと風味が強くガツンと主張するため、親鶏ベースのスープと力強く渡り合う印象です。

そして、私のイチオシである「冷たい肉中華」。

「和風のそばつゆにラーメンの麺を入れるの!?」と驚かれるハイブリッド麺なのですが、これが絶品です。蕎麦の代わりに優しい風味のちぢれ中華麺を合わせることで、スープが持つ鶏だしのまろやかな「甘み」が、よりダイレクトに、深く舌の上に届くのです。上品なスープの甘みとコリコリ親鶏のハーモニーを味わうなら、ぜひ「肉中華」を一度味わってみてください。

◾️河北町ホームページ「冷たい肉そば」
「谷地の肉そば会」パンフレットのダウンロードも可能!
https://www.town.kahoku.yamagata.jp/soshiki/shoko/kankousinkou/3341/672.html

食後のドライブはここ!東根・関山で浴びるマイナスイオン

おいしい冷たい麺でお腹を満たしたら、車を東根市の奥座敷へと走らせましょう。国道48号線沿いにある「大滝ドライブイン泉や」さんの看板が見えてきたら、そこが極上の涼感スポットへの入り口です。

関山大滝

ドライブインのすぐ裏手にある関山大滝。一歩足を踏み入れると、木々が日差しを遮り、周囲の空気がひんやりと冷たく変わるのが肌で分かります。

高さ10メートル、幅15メートルにわたって豪快に流れ落ちる滝の水しぶきが、天然のミストになって風に乗って届きます。美しいエメラルドグリーンの滝壺を見下ろしているだけで、夏の疲れがすーっと抜けていくようです。

滝の近くへと架かる赤い橋を渡る瞬間は、まるで深い森のなかの秘密基地を探検しているようなワクワク感があります。川のせせらぎを聞きながら過ごす静寂の時間は、忙しい日常を忘れさせてくれる最高の特等席です。

滝のすぐそばは本当に水しぶきが飛んできて少し肌寒いくらいなので、さらっと羽織れるものが一枚と岩場の水に足を浸すためのかかとを覆えるサンダルあると安心です。水流が強いので、ビーチサンダルは流されます!

悪竜淵(あくりゅうぶち)

関山大滝からほど近い、乱川(みだれがわ)の渓谷にある神秘的な「淵」です。

その昔、暴れ狂う悪竜を静めたという伝説が残る場所で、深い森のなかにひっそりと佇んでいます。川のせせらぎと冷たい空気、そして吸い込まれそうなほど深い水面が、静寂とともに心地よい涼を運んでくれます。関山大滝ほどの深さはないので、子供や犬も楽しめます!

山形市・河北町・新庄市の「距離感」ってどのくらい?旅をリアルに描くアクセスガイド

山形のお祭りや花火大会は、夕暮れ時から夜にかけて最高潮の熱気を迎えるものが多くあります。だからこそ、おすすめしたいのがこの過ごし方。

日中のまだ暑い時間帯は、車を走らせて東根の「関山大滝」でマイナスイオンを浴び、お腹が空いたら喉ごしの良い「冷たい肉中華」を啜って体の中から涼む。そうして心地よく火照りを静めながらドライブを愉しみ、夕暮れとともに、太鼓の音や花火の音が響き始める会場へと向かうのがおすすめ。

山形市 ⇄ 河北町(お祭りと肉そばの町)

山形市のすぐ北西側に位置する河北町は、日帰りドライブに抜群の距離感です。東京駅から横浜駅へ行くくらいの、ちょっとしたお出かけ感覚です。

アクセス:車の場合、国道13号線・287号線経由で約40分
東北中央自動車道(山形中央IC〜東根IC)で約30分
電車の場合、JR山形駅から山形線(奥羽本線)で「さくらんぼ東根駅」まで約30分、そこから路線バスやタクシーで約15分

山形市 ⇄ 新庄市(最北の歴史あるお祭りの街)

山形県の北部に位置する新庄市は、しっかりとした「小旅行」の距離感になります。東京駅から小田原駅、あるいは大阪駅から京都駅を越えて滋賀県へ向かうくらいの、プチ旅情を感じる道のりです。

アクセス:国道13号線をひたすら北上して約1時間15分〜1時間30分
東北中央自動車道(山形中央IC〜新庄IC)を利用しノンストップで約1時間
東根IC〜新庄ICは無料区間です。
JR山形駅から山形新幹線(つばさ)で約45分

「昼の静かな涼」から「夜の圧倒的な熱気」へと移り変わるドラマチックなコントラストは、山形の夏の魅力を五感で味わい尽くす最高のルートになります。気になったお祭りのスケジュールに合わせて山形への旅を計画してみませんか?

トップへ戻る

TOP