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【奈良】大和茶の里を訪ねて。奈良が育む、お茶の魅力

Rumi

Rumi

奈良特派員

更新日
2026年8月12日
公開日
2026年8月12日

お茶の産地といえば、京都・宇治や静岡を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。実は奈良県も、日本有数のお茶の産地のひとつ。豊かな自然に育まれた「大和茶」は、煎茶やほうじ茶だけでなく、高級茶として知られる玉露や、抹茶の原料となるてん茶なども生産されています。実際に茶畑やお茶づくりの現場を訪ね、その魅力を体験してきました。

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奈良が誇るブランド茶「大和茶」

奈良とお茶のはじまりは1200年以上前にさかのぼるとされ、現在も大和高原を中心に広がる茶産地や県内各地で、さまざまなお茶が生産されています。奈良では昔から「茶粥」を食べる文化があるなど、お茶との関わりは古くから人々の暮らしに根付いています。 

大和茶は一種類のお茶を指す名称ではなく、煎茶、玉露、かぶせ茶、抹茶(てん茶)、和紅茶、番茶など種類が豊富なのが特徴です。茶葉の香りが高く、滋味が濃厚で、二煎、三煎までおいしく楽しめます。

そんな大和茶の魅力をもっと知りたいと思い、実際に茶農家を訪れました。

大和高原の自然に寄り添う、田原ナチュラル・ファームへ

  • 代表の福井佐和さん

今回訪れたのは、奈良市東部・田原地区にある「田原ナチュラル・ファーム」。奈良市街地から車で約20分、奈良交通バスで30分弱。標高約400〜500mの大和高原に広がるこの地域は、朝晩の寒暖差や豊富な水源と肥沃な大地に恵まれ、古くから大和茶の産地として知られています。

田原ナチュラル・ファームでは、栽培期間中、農薬・化学肥料・除草剤を使わず、ぬかやもみ殻、野菜の残さなどを生かした資源循環型農業でお茶づくりを続けています。自然と共生しながら育まれる、里山の風景が印象的です。

  • 最初は緑色の葉っぱ
  • 手揉みでここまで茶色に変化
  • 鍋で炒る
  • 天日干し
  • 茶工場のなかを見学
  • 自然と共生している環境

訪れた日は、和紅茶づくりを体験しました。和紅茶は、日本で育てた茶葉を使って作られる紅茶です。やさしい甘みと繊細な香りが特徴で、ストレートでも飲みやすい味わいです。 

普段は機械を使う工程も、今回は手揉みして鍋で炒って天日干しを体験。最初は緑の葉っぱだったものが、手で揉むと酸化して少しずつ茶色くなり、紅茶の香りに変化していく様子を間近で体験しました。茶工場を見学させてもらったり、茶葉の手摘みを体験しながら、お茶づくりにかかる手間ひまを肌で感じることができました。

春の新茶、夏の番茶、秋の紅茶、冬のほうじ茶。大和茶は季節ごとに豊かな味わいが楽しめます。ほとんどの茶葉は水出しでも楽しめます。茶葉を一晩水に浸して冷蔵庫へ入れておくと、翌朝には水出し茶が楽しめます。どれも美味しいのですが、私のおすすめは6月に収穫される緑の番茶の水出し。すっきりまろやかな味わいで、今の暑い季節にぴったりです。

  • 茶摘み体験
  • 抹茶ソフトクリームの試食
  • 野菜の収穫体験

田原地区では、お茶を「飲む」だけでなく、「知る」「体験する」場づくりにも力を入れています。茶工場の見学や和紅茶づくり体験を通して、お茶が一杯になるまでの工程を間近で学べるのが魅力です。体験は田原地区の茶農家などで開催されています。 「奈良市東部地域の観光情報サイト さとやま」にさまざまな大和茶関連イベントが掲載されていますので、訪問の参考してみてください。

大和茶を味わう、奈良の夏

  • 参加店舗のひとつ、ラトリエスリジェ
  • 大和茶のモンブランパフェ
  • お好みで抹茶ソースをかける

大和茶の魅力を知ったら、旅の締めくくりは「味わう時間」を楽しんでみませんか。

毎年夏には、奈良市内のカフェや和菓子店などで大和茶を使った限定メニューが味わえるグルメフェア「ちゃちゃちゃ大和茶」(主催:奈良市観光協会)が開催されています。2026年は過去最多となる22店舗が参加。パフェやかき氷、アフタヌーンティー、洋菓子、ドリンクなど、各店が趣向を凝らしたメニューを提供しています。参加店舗は、こちらから探すことができます。

奈良を訪れたら、歴史ある神社仏閣巡りに加え、あわせてぜひ大和茶も体験してみてください。茶畑の風景に出合いに行くもよし、大和茶スイーツに舌鼓を打つもよし。旅の途中に、大和茶を味わう時間もぜひ楽しんでみてくださいね。

■田原ナチュラル・ファーム
URL:https://tawaranaturalfarm.com/index.html

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