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京都を代表する景勝地・嵐山。その最大の魅力は、春は桜、夏は青もみじ、秋は紅葉、冬は雪景色と、一年を通して異なる表情を見せてくれることです。
なかでも夏は、生命力あふれる青もみじが山々を鮮やかな緑に染め、桂川を渡る風が暑さをやわらげてくれます。木陰を歩けば街中とは違う涼しさを感じられ、水辺の景色がより一層美しく映る季節です。
嵐山といえば、渡月橋や竹林の小径などの名所を思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、その魅力は観光スポットを巡るだけではありません。景色を眺めながら美食を味わい、アートに触れ、歴史ある庭園でゆったりと過ごす——そんな「静かな贅沢」を楽しめるのも、嵐山ならではです。
今回は、夏の嵐山で過ごす大人の半日モデルコースをご紹介します。渡月橋を望むRestaurant MUNIで優雅なアフタヌーンティーを楽しみ、福田美術館で日本美術の世界に触れた後は、パンとエスプレッソと嵐山庭園で緑豊かな庭園を眺めながらひと休み。暑い季節だからこそ、涼を感じながらゆったりと巡る、夏ならではの嵐山の魅力をお届けします。
渡月橋のほど近くにあるRestaurant MUNIは、「MUNI KYOTO by 温故知新」に併設されたフレンチレストラン。桂川沿いの落ち着いたロケーションにあり、京都らしい静けさと洗練された空間の中で食事を楽しめます。
窓の外には桂川と嵐山の豊かな緑が広がり、景色を眺めながらゆったりと過ごせるのも魅力。嵐山観光の始まりにふさわしい、優雅なひとときを過ごせます。
今回いただいたのは、夏限定のリバーサイドアフタヌーンティー**「Vent d’Été(ヴァン・デテ)」。「Vent d’Été」はフランス語で「夏の風」**を意味し、嵐山を吹き抜ける爽やかな風や夏の情景をイメージした季節限定のメニューです。
ティースタンドには、シャインマスカットやパッションフルーツなど旬の果実を使った華やかなスイーツと、夏祭りをイメージした遊び心あふれるセイボリーが並びます。一品一品が丁寧に仕上げられており、見た目の美しさはもちろん、甘味と塩味のバランスも絶妙。紅茶との相性も良く、最後まで飽きることなく楽しめました。
何より印象的だったのは、渡月橋と桂川を望むロケーションです。青もみじに彩られた嵐山の景色、夏の日差しを受けてきらめく川面、そして心地よく吹き抜ける風。まさに「景色も味わうアフタヌーンティー」と呼びたくなる、嵐山ならではの贅沢な体験でした。
基本情報
Restaurant MUNIの隣に位置する福田美術館。
2019年に開館した比較的新しい美術館で、江戸時代から近代までの日本画を中心に展示しています。横山大観や竹内栖鳳をはじめ、日本美術を代表する作家の作品を鑑賞できるのが魅力です。
館内は自然光を巧みに取り入れた設計で、作品だけでなく建築空間そのものも美しく、静かに作品と向き合える環境が整っています。
美術に詳しくなくても展示は見やすく、京都旅行の途中に立ち寄るスポットとしてもおすすめです。
嵐山の景観と日本画を同時に楽しめる空間が広がります。渡月橋のたもとという絶好のロケーションに位置し、大きな窓や水盤から望む四季折々の風景も見どころのひとつです。
館内には、伊藤若冲など日本美術を代表する作家の作品を中心に約2,000点を所蔵。企画展ごとに展示内容が変わるため、訪れるたびに新たな名画との出会いがあります。
鑑賞後は、美術館内のカフェへ。
大きな窓からは渡月橋と大堰川を一望でき、まるで一枚の絵画のような景色が広がります。
混雑する観光地の中で、座ってゆっくり景色を眺められる場所は意外と少ないもの。美術鑑賞の余韻に浸りながら過ごす時間は、この美術館ならではの楽しみ方です。
江戸時代後期の1809年に建てられた京都府指定有形文化財「旧小林家住宅」をリノベーションしたベーカリーカフェ。かつて丹波・園部町で庄屋を務めた小林家の住まいを、昭和54~57年に現在の嵐山へ移築・復原し、2019年にカフェとして生まれ変わりました。
嵐山には、有名な観光スポットだけではなく、美食・アート・庭園が調和した静かな時間があります。
Restaurant MUNIで味わう上質なアフタヌーンティー、日本画に浸る福田美術館、そして歴史ある庭園を眺めながら過ごすカフェタイム。どの場所も、京都らしい美意識や自然の豊かさを感じられる特別なスポットでした。
半日あれば十分に巡ることができるため、京都旅行の1日プランにも組み込みやすいモデルコースです。定番の嵐山観光とはひと味違う、大人の京都時間をぜひ体験してみてください。
嵐山へのアクセス
京都駅から
四条・河原町エリアから
京都市中心部から