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【島根】国引き神話にまつわる「美保関ドライブ」

mami

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岡山特派員

更新日
2026年8月5日
公開日
2026年8月5日

島根県の東部には東西に広がる島根半島があります。
中でも三方を海で囲まれた美保関は、出雲神話に由来する神々と、伝統を守り伝える人々の住む町です。
美保関は古くは「美保之碕」とよばれていたそうで、『出雲国風土記』の国引き神話によると、この美保之碕は北陸地方から、西の日御碕は新羅という国に余った土地を見つけ引いてきたものと伝えられています。

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父と子の両参りで結ぶ「美保神社」

美保神社は、「ゑびす様」こと「事代主神(ことしろぬしのかみ)」を祀り。全国3000以上あるゑびす神社の総本宮になります。
現在の本殿は文化10年(1813年)に再建されたもので、大社造の左右二殿連棟の特殊な形式で「美保造」または「比翼大社造」といわれ、国の重要文化財に指定されています。

ゑびす様は「海上安全・大漁満足・商売繁昌・福徳円満・歌舞音曲」の神様として篤く信仰されていますが、あの出雲大社に祀られている大国主命(大黒様)は父親となります。
地元には古くから「出雲大社だけでは片参り」という言葉があり、美保神社とセットで参拝する「えびす・だいこく両参り」をすることにより、ご利益が高まると伝わっています。ただ、両詣りには順番があり「親神である大国主命を先に参拝する」のが礼儀とされています。

美保神社の神事には、国譲り神話にまつわる青柴垣(あおふしがき)神事があります。
一年神主である當屋(とうや)に選ばれると、1年間毎日欠かすことなく、子の刻(深夜0時を中心にする2時間)に潮掻(しおかき、海に入って心身を清めること)をして、美保神社本社や頭人宮・末社等に参拝します。もし途中に他人と出会えば、“穢れた”として再度潮掻からやり直します。これを日参といいます。日参ができなかった日は次の日に2度日参をするそうです。

美保神社
・住所:〒690-1501 島根県松江市美保関町美保関608
・TEL:0852-73-0506
・URL美保神社公式サイト

未来に残したい「青石畳通り 」

美保神社から、仏谷寺までを結ぶ500メートルほどの参道を青石畳通りと呼び、江戸時代の参拝道の遺構です。
かつては北前船の風待ち港として賑わい、一日千隻もの船が出入りしたといわれるほどでした。廻船問屋や参拝客相手の宿屋が軒を連ね、物資をスムーズに運ぶために海から切り出し青石を敷き詰めたといわれています。子の刻に潮掻を行うために通る、當屋(とうや)のカラコロと鳴る下駄の音が聞こえ、出会いそうになったら隠れるための路地が今もこの通りには残っています。

青石畳通りは、古い町並みと石畳の道が落ち着いたたたのずまいを醸しだして、「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」にも認定されています。

 

眺望の素晴らしい「美保関灯台」

美保神社から東へ、地蔵崎の先端に明治31年(1898年)に初点灯された山陰最古の石造灯台、美保関灯台(国の有形登録文化財)があります。
灯台は海抜73mの岩上にあって高さ14m。明治時代の面影をとどめた風格のある建造物で、「世界の歴史的灯台百選」にも選ばれています。

赤い屋根の建物は、灯台守の宿舎でしたが、今は美保関灯台ビュッフェというレストランとして使われています。全席から目の前に広がる日本海の絶景を目の前に食事を楽しめますが、この日は沈む夕陽を目的にして行ったので、残念ながら営業は終わっていました。

地蔵崎付近は大山隠岐国立公園に含まれる景勝の地です。手前に見える島を「地之御前」と呼び、4キロ先に浮かぶ島を「沖之御前」と呼び、共に美保神社の祭神「ゑびす様」の魚釣りの島として伝えられ、現在も美保神社の境内とされているそうです。
ここからの眺望は鳥取県の大山、弓ヶ浜、また遠く隠岐の島を望むことができ、雄大な眺望は素晴らしいの一言につきます。

◆美保関灯台ビュッフェ
・住所 :  島根県松江市美保関町美保関1388-10
・Tel :   0852-73-0211
・営業時間: 10:00~16:00(13時頃から1時間休憩有)
・店休日 :  水・木曜日 ※水曜日は土産物売場のみ営業/お盆、正月休み有
・駐車場 :  あり

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