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中世の面影を色濃く残す、北イングランドの街ヨーク。旧市街を取り囲む市壁や大聖堂など見どころの多い街に流れるウーズ川も、この街の歴史を物語るうえで欠かせません。
この川にはいくつかの橋が架かっていますが、なかでも美しいのがレンダル橋。その袂にある、ちょっとユニークなカフェを紹介しますね!
ウーズ川に架かる橋のうち、もっともビジュ的に美しいのがレンダル橋。
幅の広い川に橋を架ける技術が発達していなかった頃は、両岸に渡した綱を引っ張って動かすロープフェリーという渡り船が使われていました。歴史に残る看護婦フローレンス・ナイチンゲールも、1852年にヨークを訪れた際にはロープフェリーでウーズ川を渡ったそうです。
やがて技術が向上しウーズ川にも橋を架けよう!となったのが1860年。しかし最初にウィリアム・ドレッジという技師が設計した橋は工事中に崩落し、5名もの作業員が犠牲となりました。
その次に抜擢された技師は、トーマス・ペイジ。彼は数々の橋を設計した実績があり、ロンドンで今もビッグベンから続くウェストミンスター橋、最初のチェルシー橋、ヴォクスホール橋、バタシー橋なども彼によるもの。
そして近代イギリスの橋梁建設で第一人者といえる彼が設計したレンダル橋は、1863年に完成しました。
橋の完成とともに、橋を渡る人から利用料を徴収する料金所も、川をはさんで東西に2つ同時オープン!その料金制度は1914年まで続きましたが、その後は無料化されました。
そして1863年から50年間ほど料金所として使われた場所は、今はどちらも民間営業のカフェとなっています。今回ご案内するのは、東岸の料金所だった建物にある「ソフィー」という可愛らしいお店。
小さな店内には4つのテーブル席といくつかのカウンター席。また外には開放的なテラス席が続き、そちらも天気が良ければオススメです。
飲み物は各種コーヒー、ティー、ソフトドリンク、またビールやワインやカクテルなどのお酒も。小さなお店なのにフードメニューもありケーキやスコーンなどスイーツ系はもちろん、ホットサンドや日替わりスープもあります。
(ちょっと意外だったのは、すごく小さなお店なのにちゃんとお手洗いがあること。考えてみれば通行料金所だった時代でも、職員さんにとって必要でしたよね笑)
ウーズ川を見下ろす席やピープルウォッチングも楽しめるテラス席で、川を渡る人々から料金を徴収していた光景を想像しながら・・・ちょっとユニークなカフェ体験をどうぞ!