【鳥取・智頭町】「山菜料理 みたき園」で心づくしのお料理
2025.10.11
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鳥取県の大山町には、弥生時代から白鳳時代にかけての多くの遺跡があります。
中でも国の史跡に指定さた妻木晩田遺跡(むきばんだいせき)は、156ヘクタールにもおよぶ大規模な弥生時代の集落遺跡です。
ガイドの方の説明によると吉野ケ里遺跡の5倍はあるという遺跡です。
なぜ、こんな広大な史跡が残っていたのか不思議だったのですが、詳しく聞くとバブルの頃、ゴルフ場建設を初めとする大規模リゾート開発計画があったそうです。
ここには以前から遺跡が多くあることが知られていて、教育委員会により発掘調査が行われた際に、歴史的に重要な発見が相次ぎ、全国的な保存運動(故永六輔さん等の活動)が展開された結果、リゾート計画は中止となり国の史跡に指定され、現在は鳥取県によって保存・整備が図られているそうです。
ガイダンス施設で説明を聞いた後、一番気になった洞ノ原地区の遺跡を目指します。
私は歩きましたが、高低差もあるため、電動アシスト自転車などのレンタルを活用するのもいいかと思います。
ここからは、島根半島、弓ヶ浜、美保湾の雄大な景色のパノラマが眼下に広がります。水はけもよく住居を建てる敷地としては申し分ありませんね。
洞ノ原地区には復元された弥生住居がいくつかありました。
遺跡全体では、集落関係では竪穴住居460基、掘建柱建物跡510基、墳丘墓(四隅突出型墳丘墓含む)39基等が見つかっているそうです。この数、凄いですよね。
中に入ってみました。土屋根住居の内部は手斧(ちょうなた)で加工し、当時使われていた技術そのままで再現しています。
集落を抜けて洞の原墳墓群にやって来ました。
こちらも眼下に弓ヶ浜が広がっています。墓地としてはもったいないほどの眺望です。ここにある墳墓は山陰地区特有の弥生時代を代表する墳墓、四隅突出墳墓です。
以前、島根県の西谷の遺跡の四隅突出墳墓を見学したことがあります。その時の墳墓とくらべると高低差が少ないので、説明がないと四隅突出墳墓とは気がつかなかったと思います。
妻木晩田遺跡は、洞ノ原地区以外にも妻木山地区、妻木新山地区、仙谷地区の4地区が公開されています。今回は暑さで他の地区へは行っていませんが遠くに高床式の建物などが見えました。
中でも妻木新山地区は、発掘調査の成果を基に、妻木晩田遺跡が最も栄えた2世紀後半の「弥生のムラ」を再現しているそうです。ここに来れば、一瞬で弥生時代にタイムトラベルしたように感じるとか!復元された建物群以外にも、発掘調査で見つかった本物の竪穴住居跡も見学できるというので、広大な敷地を気持ちよく歩ける春か秋に再訪したいと思います。
いかがでしたか。私は、1997年まで鳥取市に住んでいたにもかかわらず、こんなに広い遺跡が鳥取県にあることを知りませんでした。
ここは1998年まで発掘調査が続けられ、翌1999年に国の史跡に指定され、2000年に仮展示室ができ、一般公開されはじめたそうです。
ここを訪れてみると、これだけ貴重な遺跡が開発を免れて残ったことは奇跡的なことではないかと思いました。
また、この広大な遺跡のうち調査できているのはたった1/10といいます。調査が進むたびに、山陰地方の弥生時代像に見直しをせまる新発見もあったというので、古代史ファンにとっては目の離せない遺跡だと思います。
所在地: 〒689-3324 鳥取県西伯郡大山町妻木1115-4
交 通: 淀江IC(山陰道)から5分
米子空港から車で約50分
JR淀江駅からタクシーで約5分
駐車場: 大型バス3台 自家用車60台 EV普通充電器1台(無料) 身障者用駐車場あり
URL : 【公式】鳥取県立 むきばんだ史跡公園 | 遺跡について