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【山形】にぎわいを纏う「新しい町のリビング」ー山形市・七日町 2040年からの招待状④ー

ちせ

ちせ

山形特派員

更新日
2026年8月31日
公開日
2026年8月31日

「駐車場代もかかるし、七日町に何しに行くの?」―そんな声を聞くこともある七日町。けれど今、この町は大きな変化のときを迎えています。ワンコインパーキングに車を停めれば、1日ゆったりと自分のペースで過ごせる「町のリビング」のような素敵な空間がどんどん増えているのです。地元の人も、山形を訪れる旅人も。あたらしい風が吹き抜ける七日町のいまを覗いてみませんか。

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大通りにひらく、ダイナミックな木調のアトリウムと赤いアートクロック

通りを歩いていると、まず目を奪われるのが1階部分に広がる大きな半屋外アトリウム空間(にぎわい広場)です。頭上を包み込む温もりある木のルーバーと、壁面に設置されたダイナミックな大型LEDビジョン。

アトリウムにはゆったりとしたテーブルと椅子が並び、待ち合わせをする人や本をめくる人の姿が。手前には真っ赤で鮮やかなアートクロックが立ち、山形らしさと遊び心を感じさせる町のあたらしいシンボルとして親しまれています。

2026年7月に新社屋がグランドオープン

通りに面した一角にはキッチンカー(ESCARGOT)が寄り添い、香ばしいパンやカフェメニューをその場で買って楽しむこともできます。さらに、建物の北側(文翔館側)のサイドには洋菓子店「BACIC+(バシックプラス)」やローソンも併設されており、テイクアウトやちょっとした買い物にも困らない嬉しい構成になっています。

アトリウム内に佇むキッチンカー

祭りの夜、アトリウムは熱気あふれる「街の広場」に

夏の風物詩である「山形花笠まつり」の夜、このアトリウムは提灯のやわらかな光に包まれ、たくさんの人々が集う熱気あふれるスポットへと姿を変えました。

花笠まつりの夜、たくさんの人でにぎわうアトリウム

温もりある木のルーバーの下には特別な屋台やカフェブースが並び、浴衣姿の人や祭りの熱気を楽しむ人々が行き交う、まさに「町のリビング」の真骨頂とも言える光景が広がっていました。

ワクワクする「基地」の名前がついたコワーキング&リラックス空間「BASE 七-312」

館内(1階)へ足を踏み入れると、そこはまるで温室カフェのような緑あふれるフリースペースが広がっています。

木漏れ日のような照明と観葉植物に囲まれた「BASE 七-312」

この場所につけられた名前は「BASE 七-312」。

「BASE」=基地・拠点。そして「七-312」は、まさにこの場所の住所である「七日町三丁目1番2号」を表しています。地域の誰もが気軽に立ち寄り、集える「町の大切な基地」にしたいという想いが込められた、なんとも遊び心とワクワク感にあふれるネーミングです。

打ち合わせやノマドワーク、日常のひと休みに寄り添ってくれます

コンセントを備えたカウンター席や、ゆったり腰掛けられるソファ、小上がり状のウッドデッキなど、思い思いの過ごし方が選べる贅沢なレイアウト。Wi-Fiも完備されているため、PC作業や読書にもぴったりです。夏休み期間中には、朝から学習や息抜きに訪れる高校生や大学生の姿が見られ、まさに「若者たちの新しい秘密基地」として活気を与えていました。

専用サイトから一般予約も可能な会議室

利用する際のお役立ち&マナー情報

〇 BASE内は食事不可(蓋付きの飲み物のみ持ち込みOK)です。綺麗な空間をみんなで気持ちよく使うための嬉しいルール。しっかりお食事やスイーツを楽しみたいときは、アトリウムのベンチや併設のショップ、または近隣のカフェへ向かいましょう!

〇 銀行の営業窓口は「4階」にあります(平日 9:00〜15:00)。1階のフリースペース(8:00〜21:00)とはフロアや時間帯が異なるので、手続きで訪れる際も迷わずにエレベーターで4階へ向かってくださいね。

アトリウム横からお手洗いやエレベーターにスムーズにアクセスできる1階入り口

小さなお子さま連れにも優しい、綺麗で安心な設備

1階の奥へと進む通路のなかには、デザイン性の高い綺麗なお手洗いや安心の設備が整えられています。

ピクトグラムもシンプルでわかりやすいデザイン

さらにこちらは、山形県の「赤ちゃんほっと♡ステーション」にも登録されており、調乳ポットまで完備の安心して利用できる授乳室やお手洗いが設置されています。

お散歩の途中に小さなお子さまのケアで立ち寄れるスポットが町の真ん中に誕生したことは、子育て世代にとっても非常に嬉しいポイントです。

若者カルチャーの系譜を継いで。「Day & Coffee」で過ごす豊かなカフェ時間

山形銀行本店を見ていると、かつてこの交差点にあったドトールで、カップとソーサーが重なるカチャカチャという音やミルクスチーマーの音をBGMに勉強していた頃のことが、ふとなつかしく思い出されます。時代が巡り、姿を変えても、この場所は変わらず誰かの日常や学びを優しく包み込んでくれているのかもしれません。

さらに少し南へ、人気のコーヒースタンド「Day & Coffee」へ立ち寄るのも七日町散策の醍醐味です。

ガラス窓が開放的な佇まいのDay & Coffee

ここはかつて、七日町の若者文化を牽引した「八文字屋pool」があり、近年まで「MINiPLA(ミニプラ)」として親しまれつつ2026年1月に惜しまれながら閉店した歴史ある場所。その前身の面影をそっと残したまま、いま新しいサードプレイスとして息を吹き返しています。

扉を開けると、香ばしいコーヒーと焼きたてのクロワッサンやワッフルが混ざり合ったおいしい香りが店内いっぱいに広がっています。かつての時代と同じように感度の高い若者たちで賑わい、新しい時代のカルチャーが交差する雰囲気が心地よく漂っています。

コーヒーだけでなくバラエティ豊かなラインアップ
鮮やかなルビー色が美しい「花笠ソーダ」

おすすめは、名前のインパクトと鮮やかなグラデーションに惹かれる「花笠ソーダ」。甘酸っぱくて爽やかな味わいは、飲んでみてのお楽しみ。町歩きで少し火照った体に心地よく染み渡ります。

老舗・八文字屋本店と、ワンコインパーキングで巡るお得なアクセス情報

「Day & Coffee」のすぐお隣は、山形が誇る老舗書店・八文字屋の本店。郊外や市外にも大規模な店舗がありますが、やはり歴史ある本店は別格です。イギリス風の赤いテレフォンボックスや、浅草を思わせる巨大な提灯など、昔から変わらないアイコンが訪れる人を温かく出迎えてくれます。

吹き抜けの空間に大階段がある八文字屋本店

八文字屋でのお買い物(1000円以上で1時間無料など)にあわせた提携利用はもちろん便利ですが、今日のように1日ゆったりと「町のリビング」で過ごすなら、周辺にあるタイムズなどの「12時間または24時間500円」のワンコインパーキングに停めてしまうのが絶対におすすめ。時間を気にせず、じっくり七日町の魅力を満喫できます。

八文字屋裏手のタイムズ
山形銀行本店東口のタイムズ。土日祝は8時間500円

町を「歩く・佇む」愉しみが広がる七日町へ

かつて「用事を済ませる場所」だった銀行やお店が、点と点ではなく面でつながり、町全体が日常の心地よい「居場所」になりつつあります。

日常の静かな基地として寄り添う日もあれば、赤いアートクロックが見守るアトリウムが祭りの夜のように町じゅうの笑顔と熱気を受け止める日もある。ワンコインパーキングに車を停めて、そんな表情豊かな町の日常に身を置くのは、とても贅沢な過ごし方です。

インテリアとしても美しい空間

新しくなった山形銀行本店で町のにぎわいに触れ、Day & Coffeeで美味しいドリンクを味わい、八文字屋本店で本をめくる。地元で日常を味わいたい人も、山形の歴史や空気感に出合いたい旅人も。新しく生まれ変わった七日町の「町のリビング」へ、ぜひ足を運んでみてください。

◾️山形銀行本店ビル公益的施設
住所:山形県山形市七日町3丁目1-2 山形銀行本店ビル
電話番号:023-666-8737(一般社団法人 山形エリアマネジメント)
対応時間/月~土 9:00~18:00
開館時間:9:00~21:00
アクセス:中心市街地循環バス ベニちゃんバス(市役所南口バス停)徒歩2分
URL:https://yamagataerimane-pif-01.jp/

◾️Day & Coffee本町七日町店
住所:山形県山形市本町2丁目4−14 津多屋ビル 西側
開館時間:10:00~18:00(L.O.17:30)
定休日:水曜日
アクセス:中心市街地循環バス ベニちゃんバス(七日町バス停)徒歩1分

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