• Facebook でシェア
  • X でシェア
  • LINE でシェア

【滋賀】醒ヶ井ぶらり、ひんやり水辺をめぐる旅

なぎ

なぎ

滋賀特派員

更新日
2026年9月9日
公開日
2026年9月9日

夏の終わり、まだまだ暑さが残る滋賀県米原市へ。今回は湧水で知られる醒ヶ井周辺の「天神水」「下丹生古墳」「醒井渓谷」の3ヵ所をめぐってきました。清らかな湧水に触れ、木々に囲まれた古墳を訪ね、最後は渓谷へ。どこか懐かしい里山の風景のなかで、暑さを忘れさせてくれる小さな旅です。

AD

冷たい湧水が魅力の「天神水」

天神水

醒ヶ井といえば、清らかな水が流れる町並みを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。今回訪れたのは、醒ヶ井周辺にある湧水のひとつ「天神水」。案内板によると、この地域の背後にある山々は石灰岩でできており、雨水が浸透してできた空洞を地下水が流れ、その一部が湧き出しているのだそう。清水は枯れることなく湧き、今日まで生活用水や農業用水として不可欠なものであったと紹介されています。菅原道真を祀っていることから知恵の水と呼ばれているそうです。
実際にその場に立ってみると、まず感じるのが水の冷たさ。暑さの残る夏の終わりには、このひんやりとした水がとても気持ちよく感じられます。昔の人々にとっては、生活を支える大切な水であり、夏には冷蔵庫代わりとしても重宝されていたという天神水。静かな場所で湧き続ける水を眺めていると、自然と人の暮らしがつながっていたことを感じます。
なお、天神水へ向かう道は狭いので、車で訪れる際は十分に気をつけてください。

■天神水
住所:滋賀県米原市枝折565
アクセス:JR東海道本線「醒ヶ井駅」から徒歩約20分

ちょっとした冒険気分で「下丹生古墳」へ

  • 下丹生古墳 墳丘
  • 下丹生古墳 石室

続いて向かったのは、米原市指定文化財(史跡)の「下丹生古墳」。案内板によると、古墳時代後期の6世紀後半に築かれた円墳で、直径は14.5m、高さは約3.5m。被葬者については史料がなく、明らかになっていないそうです。古墳というと、整備された史跡公園をイメージするかもしれませんが、ここは少し雰囲気が違います。木々に囲まれた道を進み、自然の中へ入っていくような感覚。足元にも注意しながら歩いていると、ちょっとした探検をしているような気分になります。
案内板には石室についての詳しい説明もあり、古墳が残る場所の地形や構造を想像しながら歩くのも楽しみのひとつ。自然に近い環境なので、訪れる際は長袖・長ズボンがおすすめです。足元も歩きやすい靴を選び、無理のない範囲で散策しましょう。

  • 大きな道からの目印はこの看板!集落の小路に入ります
  • しばらくするとさらに案内板があります
  • 山道を進むと下丹生古墳石室の看板を発見!

■下丹生古墳
住所:滋賀県米原市下丹生
アクセス:JR東海道本線「醒ヶ井駅」から車で約5分

「醒井渓谷」で涼を感じる

  • 川のそばにいると涼しさを感じる
  • 木々と川が美しい

最後に訪れたのは「醒井渓谷」。川沿いの道を上がっていくと、木々に包まれた静かな水辺が現れます。川のせせらぎや木漏れ日、岩の間を流れる水を眺めていると、それだけで涼やかな気持ちになります。夏の終わりとはいえ、まだまだ暑い日が続く時期。川沿いでは、街中とは違うひんやりとした風を感じることができました。水の流れを眺めながら、しばらく何もせずに過ごす。そんな時間も、旅の楽しみなのかもしれません。

■醒井渓谷
住所:滋賀県米原市上丹生
アクセス:JR東海道本線「醒ヶ井駅」から車で約10分

湧水、古墳、渓谷。今回めぐった3ヵ所は、それぞれ違った表情を見せてくれました。醒ヶ井というと、梅花藻が咲く地蔵川周辺がよく知られていますが、少し足を延ばしてみると、まだ知らなかった水辺や歴史に出合えます。暑さが残る夏の終わりだからこそ楽しみたい、醒ヶ井の「水」を感じる小さな旅。涼を求めて、里山をのんびり歩いてみてはいかがでしょうか。

トップへ戻る

TOP