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【京都】フランソア喫茶室は、レトロ可愛いだけじゃない。90年続く文化のサロン

M.おおつき

M.おおつき

京都特派員

更新日
2026年9月14日
公開日
2026年9月14日

京都には、有名な老舗喫茶店が数多くあります。近年は、おしゃれなコーヒースタンドも町なかのあちこちに増えました。そんな京都の喫茶店のなかで、長い歴史と独特の佇まいを残しているのが「フランソア喫茶室」です。1934年創業で、喫茶店として初めて国の登録有形文化財に登録された歴史ある喫茶店です。かつては文化人が集い、戦時下に言論が制限された厳しい時代にも、芸術や音楽、自由な語らいの場として歩みを続けてきました。

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ヨーロッパの、小さなサロンに迷い込んだかのよう

四条木屋町の交差点を南へ少し下ると、白壁に嵌め込まれた、色鮮やかな尖頭アーチ型のステンドグラスと、吊り下げられたランプが目に入ります。

少し歩き疲れたので、休憩を。
店の前には、二組のお客さんが待っていました。

入口から店内へ入ると、外の京都の町並みとはがらりと雰囲気が変わります。赤いビロード張りの椅子やステンドグラス、シャンデリアに彩られた店内は、まるで古いヨーロッパのサロンのよう。

さらに奥へ案内されると、先ほどとは少し雰囲気の違う部屋が現れました。

お店からのお知らせに
「お食事・ドリンクなどお席での撮影以外はお控えください。過度な撮影、また動画の撮影はご遠慮ください。」とありますので、撮影は極力控えました。

店内の様子は、フランソア喫茶室の公式ホームページ、ギャラリーページでご覧ください。
フランソア喫茶室 ギャラリー https://francois1934.com/gallery/

濃厚なコーヒーを楽しむ

落ち着いた店内は、イタリアの豪華客船の内装をイメージしたそうです。

ホットコーヒーを注文すると、美しくも可愛いロゴをあしらったカップが楽しめます。
フランソアのコーヒーはちょっと独特で、泡立てたフレッシュクリームに濃いネルドリップのコーヒーを注ぐのが基本です。
ブラックは少し濃すぎるかもしれません。一般的なコーヒーの濃さをお好みの方は、アメリカンがおすすめです。

軽食やアルコール類も注文できますが、今回はケーキセットを注文しました。
ホットコーヒー(ブラック)と、人気のレアチーズケーキ。
レアチーズケーキの爽やかな酸味と、濃厚なコーヒーの香りと苦味が、町歩きの疲れを癒してくれます。

  • 他にタルト類も
  • メニューリストも、アートです

90年の歴史を刻む、文化のサロン

フランソア喫茶室の創業は、1934年。
1941年に店の北側の町家を本格的に改装してから、現在までほぼ変わっていないそうです。

訪れたときは、年配の方から大学生くらいの若い方まで、幅広い年代の人たちが会話を楽しんでいました。1934年の創業から90年以上。時代が変わっても、ここが人と人の語らいの場であることは変わっていないのかもしれません。

レトロで重厚な店内は、どこを切り取っても絵になります。でも、ここは写真を撮るためだけの場所ではありません。喫茶店であり、文化財であり、創業時から続く語らいの場でもあります。

フランソア喫茶室が守り続けているのは、内装の雰囲気やコーヒーの味だけではなく、人と人が対話を楽しみ、音楽や絵画などの文化を育む“場所=サロン”そのものなのではないかと、感じました。

スマホやカメラを置いて、一人で訪れた時はゆっくりと流れる時間を楽しみ、誰かと訪れた時は会話を楽しむ。そんな過ごし方も、たまにはいいのではないでしょうか。

■フランソア喫茶室
住所:京都市下京区西木屋町通四条下ル船頭町184
電話番号:075-351-4042(予約不可)
アクセス:阪急電車 京都河原町駅 徒歩すぐ
営業時間:11:00〜22:00 (LO. フード類20:00、ドリンク&ケーキ21:30)
定休日:無休 ※12月31日、元旦、1月2日は休業いたします。
URL : https://francois1934.com/
※お支払いは現金のみ
※未就学児の入店は不可

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