キーワードで検索
彼岸花が咲き始めると、「今年も秋がやってきたな」と感じます。
別名「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」とも呼ばれる彼岸花。田んぼの畦道などで見かけることも多い花ですが、滋賀県内には、まるで赤い絨毯を敷いたように一面に咲き誇る群生地があります。今回は、琵琶湖のほとりから、堤防を鮮やかに染める名所まで、秋のおでかけにおすすめしたい彼岸花スポットを3ヵ所ご紹介します。
まず訪れたいのは、琵琶湖のほとりにある源氏浜です。湖岸に咲く彼岸花は、群生地としてはそれほど大規模ではありませんが、ここならではの魅力があります。それは、青く広がる琵琶湖と鮮やかな赤い彼岸花を一緒に楽しめること。風が吹くと湖面がきらきらと輝き、波が岸辺に寄せては静かに引いていきます。その波音を聞きながら彼岸花を眺めていると、時間がゆっくりと流れていくようです。
朝が得意な方には日の出頃の訪問もおすすめ。空が少しずつオレンジ色に染まっていく時間帯には、朝焼けの空と彼岸花の赤が重なり、昼間とは違った幻想的な景色に出合えるそうです。彼岸花そのものだけでなく、琵琶湖と空、そして朝の光まで一緒に楽しめるのが源氏浜の魅力です。
■ 源氏浜
住所:滋賀県高島市新旭町藁園
アクセス:JR新旭駅から予約乗合タクシー(風車村線)で約10分「風車村」下車、徒歩約3分
次に向かったのは源氏浜から車で約20分の桂浜園地です。
ここでは、広い範囲にわたって彼岸花が群生しており、見渡す限り赤く染まった景色を楽しめます。遊歩道を歩いていると、左右に広がる彼岸花の鮮やかさに思わず足を止めてしまいます。まるで、地面に真っ赤な絨毯を敷いたような光景です。カメラを手に訪れる人の姿も多く、思い思いに秋の風景を切り取っていました。そして、ぜひ探してほしいのが白い彼岸花。赤い花の中にぽつんと咲く白い花はひときわ目を引きます。真っ赤な景色の中に見つけたときは、まるで小さな宝物を見つけたような気分になります。
一面に広がる彼岸花を眺めながら、ぜひ時間をかけてゆっくり散策してみてください。
■ 桂浜園地
住所:滋賀県高島市今津町桂(桂浜園地)
アクセス:JR近江今津駅から予約乗合タクシー(あいあいタウン線)で約12分「北仰東」下車、徒歩約10分
最後に紹介するのは、長浜市徳山町にある「彼岸花の里 徳山」です。
かつては田んぼの畔などにたくさん咲いていた彼岸花。しかし圃場整備によってその姿が少なくなったことから、2007年頃から徳山町自治会の有志の方々が彼岸花を復活させようと球根を植え続けてきたそうです。
その取り組みが長い年月をかけて実を結び、現在では10万本以上もの彼岸花が、約1kmにわたる堤防を赤く染める景色が見られるようになりました。堤防沿いを歩くと、視界いっぱいに広がる赤い花。風に揺れる彼岸花を眺めながら歩いていると、地域の方々が大切に育ててきた風景なのだということを感じます。よく見ると、赤い彼岸花の中に薄いピンクや白い花も。ぜひ探しながら散策してみてください。
■ 彼岸花の里 徳山
住所:滋賀県長浜市徳山町
アクセス:JR長浜駅下車、湖国バス高山線にて「徳山」下車。
彼岸花の見頃は限られていて、その美しい姿を楽しめる期間もあとわずか。だからこそ、赤く染まった景色に出会えたときの喜びは格別です。訪れる場所によって、それぞれ違った秋を感じることができます。見頃を迎えている今だからこそ、ぜひ滋賀の秋を探しに、彼岸花めぐりへ出かけてみてください。