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旅先で過ごす時間が、いつもより少し贅沢なものになるとしたら? ホテルを拠点に観光地を巡るだけでなく、自然に囲まれた邸宅でくつろいだり、家族や友人と食卓を囲んだり。滞在する空間そのものを楽しむ旅も、魅力的な選択肢のひとつです。そんな新しい旅のスタイルに関連して、アメリカ発の会員制トラベルクラブ「ThirdHome(サードホーム)」が、2026年9月に日本市場への本格展開を発表しました。世界各地の別荘を旅先にする、その仕組みと日本での展開を紹介します。
旅先でどこに泊まるかは、その旅の印象を大きく左右するものです。街の中心にあるホテルを拠点に観光を楽しむ旅もあれば、自然に囲まれた一軒家で、日常から少し離れた時間を過ごす旅もあります。
近年、滞在先に求めるものは、客室の快適さやサービスだけではなく、その土地ならではの空間や、プライベートな時間を楽しめることにも広がっています。家族や友人とリビングでくつろいだり、キッチンで食事を用意したり。観光地を巡るだけでなく、滞在そのものを旅の目的にするスタイルです。
そんな旅の選択肢に関わる動きとして、アメリカ発の会員制トラベルクラブ「ThirdHome(サードホーム)」が、2026年9月、日本市場への本格参入を開始しました。
ThirdHomeは、別荘などのセカンドホームを所有する人を対象とした会員制のトラベルネットワークです。2010年にアメリカで創業し、現在は世界100カ国以上、2,500以上の目的地に約3万件の物件を展開しています。
特徴は、所有する別荘の使っていない期間を活用し、世界各地にあるほかの会員の邸宅に滞在できる仕組みです。
会員は、自分の別荘を利用しない期間を登録することで、『
一般的なホテル予約とは異なり、誰でも利用できるサービスではありません。対象となる物件の条件や審査があり、滞在時には交換手数料もかかります。あらかじめ別荘を所有している人に向けた、特別な滞在の選択肢といえます。
ThirdHomeは日本市場への参入にあたり、国内の物件ネットワークも拡大していく方針です。
現在紹介されている物件には、北海道・ニセコや箱根、長野県・白馬などがあります。今後は東京や大阪の都市型レジデンス、北海道や日本アルプスのスキーリゾート、京都、沖縄などへの展開も目指しているそうです。
例えば、スキーリゾートに滞在するなら、ゲレンデで過ごす時間だけでなく、滑り終えたあとに仲間と食事を楽しむ時間も旅の一部になります。自然に囲まれた邸宅なら、観光の予定を詰め込まず、景色を眺めながらゆっくり過ごすこともできます。
もちろん、実際の滞在スタイルは物件の立地や設備によって異なります。予約を検討する際は、アクセスや周辺施設、利用可能な設備などを確認し、自分がどのような時間を過ごしたいかを考えながら選ぶことが大切です。
旅先の宿泊施設を選ぶとき、アクセスのよさや観光のしやすさを優先することは少なくありません。一方で、滞在する空間そのものに目を向けると、旅の組み立て方も変わってきます。
家族でゆっくり過ごしたい旅、気の合う友人たちと集まる旅、自然のなかで日常を離れて過ごす旅。目的によっては、ホテルの客室とは異なる空間が、旅をより豊かなものにしてくれるかもしれません。
ThirdHomeのような会員制の仕組みは、利用できる人や条件が限られていますが、旅先での過ごし方を考えるうえでインスピレーションとなる選択肢ではないでしょうか。別荘を所有する人にとっては、その空いている期間を別の土地で過ごす機会につなげられるという発想でもあります。
旅の楽しみはどこに滞在し、誰と時間を過ごし、どんな景色を見て考えるのか。次の旅を考えるときには、目的地だけでなく、そこで過ごす時間にも目を向けてみてはいかがでしょうか?