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【フランス】パリでデモと遭遇しづらい場所はどこか?宿泊地区の選び方

守隨 亨延

守隨 亨延

フランス特派員

更新日
2026年10月21日
公開日
2026年10月21日
©︎Yukinobu Shuzui デモの現場で不測の事態に備える警察車両など

フランスでは週末を中心にデモを見かけることがよくあります。当然の権利として人々に認識・受容されていますが、普段からデモにあまり馴染みのない人にとっては、それが平和的なものであったとしても驚くことがあるかもしれません。そこで宿泊場所を選ぶ際の参考に、パリ市内においてデモが開催されやすい場所と、そうでない場所をまとめてみました。

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デモはセーヌ川の右岸で多い

©︎Yukinobu Shuzui デモは平和的に行われている

デモ行進が行われるのはセーヌ川の右岸が多いです(右岸とはセーヌ川を境にしたパリの北側)。どこで開かれるかは主催する団体の申請によります。大規模なデモは大通りで行われ、また大通りでしか当局に許可されません。

大規模なデモ行進において定番となるのが、共和国広場(Place de la République)からバスティーユ広場に至るボーマルシェ大通り(Boulevard Beaumarchais)。特に、共和国広場はデモの起点または終点になることが多いです。同広場は、日頃から各訴えについて大小の集まりも開かれています。

オペラ地区から共和国広場など東へ伸びるイタリアン大通り(Boulevard des Italiens)などもデモの通り道になることがあります。これらは一例で、常にこれら通りだけでデモ行進が行われるわけではありません。ただ、共和国広場を中心としたパリ市内中心部の東寄りは、デモ行進のルートになりやすいです。

そして、デモに対する大切な認識ですが、許可を経て行われている正当なデモ自体は、いずれも平和的に行われています。一方で、注意しなければいけないのが、大きなデモやイベントに乗じて略奪・破壊行為などをする「壊し屋」と呼ばれる輩です。

イベント時の標的はシャンゼリゼ

©︎Yukinobu Shuzui 破壊行為に備えて待機する当局

日本のニュースで取り上げられるような、略奪・破壊行為などを起こしている壊し屋たちの行為は、デモではなく犯罪です。そのため警察など当局は取り締まりに動きます。

当局が略奪・破壊行為者たちを制圧にかかる際には、事前に警告を出しますので、出くわしてしまった場合は、興味本位で近づくことは避けて、すぐにその場を離れましょう。警告後に、催涙弾や放水車による対応が行われることもあります。

壊し屋たちは、大きなサッカー試合の勝利時などにも、人々の歓喜に乗じて破壊行為を行います。それらイベント時に乗じて破壊行為がされる場所は、主にシャンゼリゼ大通りやそこから伸びるモンテーニュ通り(Avenue Montaigne)など。高級ブランド店やアップルストア、百貨店などが主に標的とされやすいです。

偶発的な場合を除いて、実際これら破壊・暴力行為の可能性が出てきた場合は、事前に当局が規制線を張ります。そのため規制を無視して規制線内に入らない限りは、これら行為の真っ只中に入ってしまうことはないはずです。

実際どこに泊まればいいのか?

©︎Yukinobu Shuzui 高校生たちによる高校前でのストライキ

それでは、デモやイベントで混雑する可能性から離れたい場合は、パリ市内のどこに宿を取ればいいでしょうか。おすすめはセーヌ川の左岸です。左岸もデモ行進が行われることはありますが、右岸に比べると頻度は下がります。

また、デモ開催に限らず一般的に左岸は右岸に比べて落ち着いています。よく言われる地区の特色分けとして、経済活動が活発な右岸に対して、左岸は文化・学問的な雰囲気が漂っています。エッフェル塔やオルセー美術館、カルチェ・ラタンがあるのも左岸。美術館なども点在しており、観光要素も十分に満たしてくれます。

パリ市内中心部に近い5区や7区に宿を取ると移動や観光も便利ですし、それ以外の13〜15区であれば、さらに住宅街や生活感が濃くなっていき、より落ち着いています。ちなみに、パリは1〜20区まで数字で区分けされており、どの区であるかは郵便番号の下二桁(5区の場合は75005、13区の場合は75013、上二桁の75はパリ市を示す数字)を見ると分かります。

パリのいずれに宿泊場所を定めるにしても、実際イベントなどが行われている地区から少し離れれば、パリは普段の雰囲気と変わりません。次のパリ滞在の参考にしてみてください。

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