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こんにちは。台風30号が近づいていますね。今年は台風の当たり年のようで各地で災害をもたらしていますが皆さんの地域はいかがでしょうか。
岡山は「晴れの国おかやま」といいますが、災害に無関係というわけではありません。
県北では日本三大局地風のひとつ広戸風がひとたび吹き荒れると、農作物に大きな被害を受け、家屋が倒壊するなど暮らしに大きな影響を受けます。
広戸風は、岡山県北東部、那岐山(なぎさん)の南麓に吹き降ろす北寄りの暴風で、山形県の清川だし、愛媛県のやまじ風と共に日本三大局地風と呼ばれています。
台風や低気圧が紀伊半島の遥か沖合を通過するときに、日本海側から台風や低気圧に向かって風が吹くと、標高1255メートルの那岐山を越えた風が吹き下ろすのが広戸風です。2004年の台風23号では最大瞬間風速51.8 m/sを記録しました。
およそ2年に1度の頻度で吹く広戸風ですが、津山の方に、この風について語ってもらったら、次々と多くを語ってくれます。
「風圧でうちの窓硝子が割れた。」
「近所では屋根ごと飛んで行ったでぇ。」
「畑の小さなビニールハウスが飛んでいき、探し回っても見つからん。」
「朝の出勤途中に車が屋根の上に吹きあげられとったの見たで。」と…。
同じ県内なのに信じられない程、猛烈な風のようです。
また、歴史的には1934年の室戸台風の時は、奈義町では風速約60 m/sに達する暴風が吹き、41戸が倒壊、村の全戸に破損があり、山林や農地の被害も甚大で、過去最大級の被害だったといいます。
最近では2004年の台風23号では、最大瞬間風速51.8 m/sを記録し、約5500ヘクタールの杉や檜が倒れ、被害額は約65億円に達したとされます。また、2019年の東日本台風19号では、アメダス奈義で最大瞬間風速33.5 m/sを記録し、那岐山禄にある菩提寺の国指定天然記念物の銀杏の枝が折れる被害も発生しています。
猛威を振るう気象現象のため写真がなくて申し訳ありません。
県南に住んでいると広戸風のことを知らずに過ごしている人も少なくありませんが、奈義町や津山市の勝北地域に住んでいる人にとっては、生活そのものを脅かす気象現象です。
風を避ける対策として屋敷の北側に檜や赤松の防風林「戸背」を巡らせた集落景観が今も残るといいます。町を散策すると風と共に暮らしてきた人々の知恵を垣間見ることができます。