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【静岡】キンメ電車に乗ってみた!伊豆急リゾート21は展望席も普通乗車券でOK

あんこ

あんこ

大阪特派員

更新日
2026年10月31日
公開日
2026年10月31日

伊豆高原から熱海への帰りは、特急「踊り子」を予定していました。しかし、行きの車窓で見かけた赤い電車が気になり、駅員さんに尋ねてみると、伊豆急行の「キンメ電車」とのこと。それも特急ではなく、乗車券だけで乗れる普通列車だといいます。予定を変えて乗ると、運転席の後ろに階段状の展望席があり、線路の先まで見渡せました。伊東駅の5分停車では、金目鯛が描かれた車両へ。乗ってみて気づいたことを、まとめます。

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行きに見かけた赤い電車が、帰りの予定を変えた

伊豆高原駅へ向かう途中、鮮やかな赤い列車が車窓の向こうを走り抜けました。伊豆急行のキンメ電車です。帰りは特急の予定を変えて、熱海までこの電車で戻ることにしました。

キンメ電車は金目鯛をまとった地域PR列車

2017年2月に登場

キンメ電車は、伊豆急行の2100系「リゾート21」を使った地域プロモーション列車です。

伊豆の特産、金目鯛をイメージした赤い車体には、シルバーグレーのグラデーションが入っています。車内の案内によると、赤い体の金目鯛は、深海では銀色に見えるそうです。釣り上げると、頭と背中から赤く染まっていくといいます。

2026年2月のリニューアルと「65th」マーク

定期検査による休止を経て、2026年2月11日に運行を再開しました。1号車と7号車の車体には、初期のリゾート21を思わせる「21」のデザインが復活しています。

3号車は、沿線のグルメ情報を紹介する車両に生まれ変わりました。

乗車した列車の前面には、「65th」の記念ヘッドマークがありました。伊豆急行線は1961年12月10日に開業し、2026年で65周年です。

ブルーリボン賞を受けた「各駅停車のスーパーカー」

ベースのリゾート21は、1985年7月に登場しました。コンセプトは「21世紀へ進む鉄道車両へのひとつの提案」です。運転士だけのものだった先頭の眺めを客席に開き、海側を向いた座席も用意されました。この発想が評価され、1986年に鉄道友の会のブルーリボン賞を受賞しています。

普通列車として走りながら、移動そのものを旅にする。そのための設計だとわかります。

7号車の展望席から線路の先を眺める

伊豆高原駅で、赤と黒がそろう

伊豆高原駅から7号車に乗り込むと、黒い電車が駅に入ってきました。同じリゾート21の黒船電車です。赤と黒、両方を見られました。

一段高い展望席から線路の先を見る

熱海方面行きでは、この7号車が進行方向の先頭になります。リゾート21ならではの展望席は、階段を上がった一段高い場所にあります。スーツケースは、座席のひざ元に置きました。

席は段になって並び、前面の大きな窓からは、線路が曲がっていく先まで見通せます。後ろの席でも視界をさえぎるものが少なく、運転士さんと同じ目線に近づきます。展望席は反対側の1号車にもあり、編成の両端で前方の景色を眺められます。

これだけの展望席があると、別料金が必要に思えます。そのためか、車内では「普通列車です」という案内が何度も流れていました。

7号車は熱海市のPR車両ですが、客室の装飾は控えめでした。この車両の主役は、やはり先頭の展望席でした。

大阪から来た私に、伊豆の海は新鮮だった

大阪から訪れた私にとって、車窓に広がる伊豆の海は新鮮でした。海沿いを走ったかと思えば、次は山あいへ。景色が移り変わるたびに、視線が窓へ引き寄せられました。

関西から見ると、伊豆はどこか遠いイメージの場所でした。その伊豆を、いま自分の目で眺めている。感慨深い時間になりました。

伊東駅の5分停車で、運転士さんの交代と車両移動

JRの運転士さんに交代

伊東駅は、伊豆急行線とJR伊東線の境目です。ここで運転士さんが、JRの方に交代します。

降りる伊豆急行の運転士さんが、客室に向かって頭を下げる姿が印象に残りました。運転席と客室の距離が近いからこそ見える光景だと感じます。普段の電車では、なかなか見られない場面です。

 

金目鯛がいっぱいの車両へ

伊東駅の停車時間は5分ありました。この間にスーツケースを持って、1両先へ移動しました。金目鯛がたくさん描かれた伊東市のPR車両で、海が見える座席に座り、窓の外を眺めました。

車内を歩き回るのは、荷物が大きいと周りの迷惑になりそうで遠慮しました。移動するなら、停車中のほうが落ち着いて動けます。熱海駅に着いたときに、他の車両も少し見ましたが、何号車なのかまでは確かめられませんでした。全車両を見て回るのは、身軽な日の楽しみにとっておきます。

 

車両ごとに違う伊豆の顔

キンメ電車では、号車ごとに沿線自治体がPRを担当しています。

・7号車:熱海市
・6号車:伊東市
・5号車:東伊豆町
・4号車:河津町
・3号車:沿線のグルメ情報を紹介
・2号車:下田市
・1号車:南伊豆町

 

乗る前に知っておきたいこと

・全車自由席の普通列車です

・リゾート21は、赤いキンメ電車と黒い黒船電車が走っています
・運行時刻は、伊豆急行の公式サイトで事前に確認できます
・運行状況によって、使用車両が変わることがあります
・展望席は座席定員制のため、立っての乗車はできません。フラッシュ撮影も禁止です。運転士さんの妨げにならないようにしましょう

 

まとめ

行きに見かけただけの赤い電車が、帰りの旅の主役になりました。展望席、金目鯛の車両、運転士さんの交代と、見ているだけで退屈しない時間でした。伊豆高原から熱海まで、約50分の旅でした。

全車両を見るのは、次の課題です。

基本情報

■キンメ電車(伊豆急行 2100系リゾート21)
運行会社:伊豆急行
住所:静岡県伊東市八幡野1151

電話番号:0557-53-1111(代表)

受付時間 平日 9:30〜12:00、13:00〜17:30
URL:https://www.izukyu.co.jp/resort21/index.php

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