
イタリア料理 ユネスコ世界遺産 への道!
世界遺産の保有数が世界一のイタリア。そのイタリアで、自国の料理『イタリア料理』をユネスコ無形文化遺産に正式に登録するための推薦が行われました。
料理関係のユネスコ無形文化遺産には、10年前の2013年に登録された『和食』や、近年では、2017年に『ナポリピッツアの技法』もユネスコ無形文化遺産に登録されています。ギリシャ、スペイン、イタリアを含む健康効果の高いと言われるオリーブオイルを生産・消費する地中海沿岸の国で、『地中海料理』もユネスコ無形文化遺産に認定されていますが、今回は、『イタリア料理』単独での挑戦です。イタリア料理は、言わずと知れた、世界でも人気のある料理です。料理そのものはもちろん、料理を通しての社会的習慣や儀式。アモーレ(愛)の国の象徴でもあるイタリアは、愛する人との絆を深めるために食事を作り、そして一緒に食卓を囲み団欒をとる。といったイタリアという国の習慣、伝統を強調して立候補されたと言われています。
ユネスコ審査委員会は、イタリア政府の提案に対し、2025年12月までに、厳選な審議を行い、結果を報告すると伝えました。
あくまでも ‘無形文化’ 遺産であり、料理の味わいだけではなく、その背後にある生活習慣、文化、伝統が大切とされます。‘食べること’ は、決して空腹を満たすだけの行為ではなく、食文化として意識し、その料理の背景にも目を向け、食事する機会をつくってみるのも悪くないと思います。新しい発見、食事中の会話が弾むこと間違いなしです。


筆者
イタリア特派員
YUCA
イタリア ピエモンテ州 アスティ在住。 フードスタイリストとして活動15年目、アスティにて起業。
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