【スイス】初めてのスイス夏旅を安く抑えるために実践したこと

公開日 : 2024年08月26日
最終更新 :
筆者 : たってぃ

2024年8月に9日間7か国を訪れた旅の一部で、4泊5日でスイスのチューリヒ、ベルン、バーゼル、バートラガッツを初めて訪れました。スイスは美しく、インフラも整っているのでとても旅行しやすい国です。しかし一方で物価も高く、長期に滞在すればするほど、また列車を利用すればするほど費用がかさむように思います。そこで、実践した旅費を安く抑える方法を紹介します。
一方で、やはり節約しようと思えば思うほどストレスにもなります。せっかくの旅行だから、贅沢したりお金をがっつり使うべきところは使って、旅行を思い出深いものにしましょう。

交通手段

滞在期間に応じて、Point-to-point TicketとSupersaver Ticketを使う、あるいはHalf-Fare Travelcardを購入して最終的に費用を抑えるという方法があります。
スイス国鉄SBBウェブサイトを見ていると、様々なチケットがあります。主に大きく分けて、Point-to-point Ticket、Supersaver Ticket、City Ticketがあります。Point-to-point Ticketは日にち指定のみの普通チケットで、翌朝5時まで自分の乗りたい時に利用できるチケットです。途中下車もできます。Supersaver Ticketは前日まで購入可能な早割チケットで、選択した日時のみ利用可能です。途中下車した場合、その後の行程は無効となります。City TicketはPoint-to-point Ticketに出発地あるいは目的地、それともその両方の市内交通機関が含まれたチケットです。いずれのチケットも基本的には片道、往復、そして1等席か2等席を選ぶことができます。またHalf-Fare Travelcardを持っている場合や6歳から15歳の子どもは割引があります。そのほかにはDay Pass、Travel Passもあります。
Half-Fare Travelcardについては、1か月有効なカードが大人120CHF(約20,400円)から利用でき、これを持っていると購入日に関わらずいずれのチケットも半額で購入することが可能となります。ただし、目的や状況に応じて購入するかどうか考えることをおすすめします。まずは旅程において利用する列車をPoint-to-point Ticketのみで購入した場合いくらになるか計算し、その金額が、その金額の半分+120CHFを超えるようであれば、Half-Fare Travelcardの購入を検討してもよいかもしてません。例えば山岳鉄道を利用する場合はやはりHalf-Fare Travelcardを購入した方が結果的には安くなるかもしれません。
今回の旅ではチューリヒ空港からベルン、バーゼルからバートラガッツは列車を2等席片道でPoint-to-point Ticketを購入、ベルンからバーゼル、そしてバートラガッツからチューリヒまではSupersaver Ticketを利用して移動費を抑えました。
またSBBアプリでは時刻検索だけでなく、会員登録するとチケット購入もクレジットカードやApple Payなどを利用して簡単にできるようになります。旅行前にダウンロードしておくことをおすすめします。
今回は利用しませんでしたが、ヨーロッパ内でも利便性の高いFlixbusを利用して交通費を抑えるという方法もあります。

食事

やはり食事を旅行中の楽しみとしている方も多いでしょう。これだけは食べたい、このレストランには行きたいなどあれば、事前に予約をしたり、オープン日時を調べるのがおすすめです。特に食事にこだわりがなければ、スーパーで惣菜やチーズを購入してスイスの食べ物をより安く楽しむのもありです。自分は今回はこのパターンでした。
スーパーは地域によって、Coop、Migros、Lidl、ALDIなどありますが、今回訪れてみてCoopやMigrosは特に店舗数が多く、比較的惣菜も多くて利用しやすいと思いました。ただし、土日祝日となると閉まっているスーパーも多いので注意が必要です。その場合は、鉄道駅に行くとオープンしているスーパーに出会えるかもしれません。
飲料水に関しては、スイスは美味しい天然水の宝庫です。町中でよく水汲み場を見かけます。旨みがあるのはもちろんのこと、夏は特に冷たく感じられます。そのため、ぜひマイボトルを持参して湧き出る自然の恵みを飲んでみましょう。

宿泊

スイスに限らずですが、旅程が決まったらできる限り早く予約しましょう。その際はキャンセル無料のオプションを付けましょう。旅程に変更が生じたり、また直前に宿泊先を再度調べると、価格が下がっていたり、他に安いところが見つかるなど変更しなければならない場合があるためです。
また、夏にヨーロッパを旅行する際は、必ずエアコンの有無を確認しましょう。エアコンがない場合は扇風機が備え付けてあったりしますが、それでもやはりエアコンがないと寝苦しい場合が多いです。
また交通網が非常に発達しているので、目的地や観光地から少し離れたところでホテルを探すのも宿泊費を少しでも安く抑えられるコツかもしれません。今回はチューリヒ空港周辺で宿泊する予定があり、はじめは安く泊まれる空港隣接のカプセルホテルを予約していましたが、快適性を求めて、空港までバスで15分程度片道2.8CHFのところにあるKlotenのホテルに宿泊しました。チューリッヒ中心地からも列車で15分程度片道7CHFで、数日前に予約して99CHF(朝食なし)で宿泊でき、空港周辺ではとても安いホテルを見つけることができました。
また、食費を浮かせるために朝食無料のホテルを選ぶのも手です。ベルンとバートラガッツで宿泊したホテルは朝食が無料で付いていました。
その他キッチン付きの宿泊先だと、スーパーで食材を購入して料理すればさらに美味しいものをできる限り安くいただけるかもしれません。

WiFi、SIMカード

スイス国内ではあまり公共WiFiを使うことができませんでした。そのため、ホテルやカフェなどWifiが繋がるところはできるだけWiFiを利用しつつ、海外用SIMカードの購入して利用することをおすすめします。
普段どれだけスマートフォンでデータ通信量を使用しているか予め知っていると、SIMカードを購入する際はより安く費用を抑えることができます。GPSを使いながらグーグルマップで検索したり、アプリで電車の時刻を調べたりチケットを買ったりする程度であれば、1日200MB程度で済むでしょう。ただしソーシャルメディアを使用したり、写真を誰かに送る、あるいはアップロードしたりするとより多くのデータ量を消費するので注意が必要です。
eSIMカードがより便利で、提供会社によっては世界中で使用できる、ヨーロッパなどエリアごとに使用できる、あるいは国ごとに個別に使用できるものなど様々な商品があります。国ごとのeSIMが最もコスパが良いと思いますが、どれが最適か状況に応じて選ぶと良いでしょう。

筆者

スウェーデン特派員

たってぃ

2017年スウェーデンに移住。皆さんに読み込んでいただけるようなブログを目指してストックホルムの旬や”瞬”をお届けしていきます。

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