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クリスマスが近づきイルミネーションで町中がキラキラするこの季節。王の街 トリノは、より一層、幻想的かつゴージャス。そして言わずとも知れたフォトジェニックな街に。トリノのメインストリートであるローマ通りはもちろん、いたるところにイルミネーションが輝きます。
トリノといえば、屈指のチョコレート天国!
今回は、トリノで寒い冬には欠かせない Cioccolata calda (チョッコラータカルダ)= ホットチョコレートのご紹介です。
トリノにおけるチョコレートの歴史は古くイタリア王国 最初の首都であったトリノには、あらゆる逸品・珍品が集まり、その恩恵は、今もなお伝承されています。
今回ご紹介するお店は、創業1870年の老舗 Pasticceria Ghigo(パスティッチェリア ギゴ)です。
チョッコラータカルダやトリノ生まれのチョコレートドリンク ビチェリンは、トリノにあるカフェであれば、ほぼどこのお店でも提供しています。(冬季限定のお店もあり。)
一方、今回は、チョコレート好きのトリネーゼ(トリノ人)にも大人気!甘いもの好きの著者一押しでもある穴場カフェを教えちゃいます。
Ghigo(ギゴ)のチョッコラータカルダは、つやつやで濃度もPerfetto (ペルフェット)=パーフェクト!甘すぎず、常に温度管理されたチョッコラータカルダに特製の生クリームを添えていただけば、冬の厳しいトリノでも寒さなんてどこへやら。冷えで緊張していた筋肉がじわーっと和らぐのを感じます。もちろんレシピは企業秘密。
こちらでは、生菓子、焼き菓子そしてチョコレート類も全て奥のラボラトリーから生まれます。Ghigo (ギゴ)には、契約農家があり、牛乳、バター、生クリームなどは全てそちらから購入。新鮮な牧草を食べて健やかに育つ正真正銘のピエモンテ牛です。
こちらのチョッコラータカルダは、テイクアウトもOK!取材中にも何人ものトリネーゼがひっきりなしに入ってきては、チョッコラータカルダのテイクアウトを片手に職場へ、はたまた帰路へと去っていきました。それもそのはず。バールマンの Nunzio(ヌンツィオ)さんによると、土日は 約 50 リットルものチョッコラータカルダを提供するそうです。
真冬のエレガントなトリノでウィンドーショッピングやポー川の散策を楽しんだ後は、ホッと一息。
心も身体も温まるトリノ名物 チョッコラータカルダとたっぷりの生クリームで癒されてください!
この時期、ピエモンテ州へお越しの方は、お尻が隠れるくらいの少し長めのダウンコートが重宝します。(ニット帽)、マフラー、手袋は必需品ですが、冷えは足元からくるので暖かい靴下と歩きやすい靴も必須です!
【データ】
PASTICCERIA GHIGO DAL 1870
住所:Via Po, 52, 10123 Torino
電話:011 887017
営業時間:月~日 7:30~20:00
▷公式サイト