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2月22日にお知らせした『島旅ねこ』の発売日が決定しました。3月最終週の週末から4月頭にかけて書店さんに並びます。ぜひ手にとって中身をご覧くださればと思います。島旅×ネコ愛いっぱいのガイドブックです。本誌でも島でのネコとの触れ合いについて記事を作りましたが、香川県の佐柳島で実際に体験した、ネコたちに遊んでもらう方法をご紹介します。
島のネコは人によく慣れている子も多いですが、それでも最初の出合いでは警戒心いっぱいで距離を取られることもあります。そんなときは、ゆっくりとしゃがみ、目も合わせないようにしてじわじわと近づいてみましょう。少しずつ警戒がとけ、もしかすると向こうから寄ってきてくれるかもしれません。
第一島ネコとの距離を詰めていたところ、やっと警戒モードがとけ子ネコも寄ってきました。近くの物置からのぞいていた別の子ネコは視線が合うとぱっと逃げるほどでしたが、黒ネコは「誰この人?」という表情ながらも、逃げ去ることはありませんでした。最初の出会いからここまでの時間は約3分。
第一島ネコに別れを告げ(立ち去るときもゆっくりと行動しました)、海岸線の通りに向かったところ、神社の手前の診療所前で親子ネコがわらわらと出てきました。またしゃがんで様子を見ていたところ、目の前で遊び始めました。さっきの第一島ネコもついてきています
第一島ネコと出合ってから約12分。堤防の切れ目を飛ぶというネコたちを見たいと思い、再び歩き始めました。するとさっきまで近くで遊んでいたネコたちも後をついてきます。ジャンプする姿が撮りたいと思い、神社すぐ近くの堤防の切れ目で立ち止まったところ、子ネコたちが遊び始めました。
ジャンプするネコはこの子たちではないのかと思い、次の堤防の切れ目に向かいました。するとまたまたネコたちがついてきます。再び次の堤防で遊ぶネコたちを撮っていたところ、なんと目の前でジャンプする姿が!
佐柳島はネコたちへの餌やりが禁止されていないので、餌で反対側に誘導しもう少しジャンプする姿を見せてもらいました。
いくら人に慣れているといっても、島のネコの多くは野良ネコです。ネコたちは急激な動きや大きな音を嫌がりますし、じっと目を見つめるのも嫌われる原因になるかもしれません。初めはネコたちをあまり見つめずに、背を低くしてゆっくりと行動することをおすすめします。
ある程度仲良くなったら触っても平気ですし、おなかを見せてくれるかもしれません。それでも大声を出したり急な動きでネコを追いかけたり抱っこしたりという行為は、ネコにストレスを与え逃げられてしまうかもしれませんので、慎みましょう。
餌やりができる島でも、大量の餌を一度に与えるという行為はNGです。ネコたちが少しずつ食べられるように、小分けにして与え、食べ残しは必ず掃除して持ち帰ってください。マナーの悪い観光客が増えると、住民のみなさんがネコに対してネガティブな印象を抱いてしまい、餌やりも禁止、観光客も来てほしくない! と思われてしまう心配があります。
香川県の沖合に浮かぶ周囲約6.6kmの島。丸亀の隣駅多度津からフェリーで50分でアクセスできます。飛び猫の写真集で一躍有名になった島です。
島には不定休の商店が2軒あるのみで自動販売機もなかったのですが、2017年夏に宿泊と食事利用が可能なネコノシマホステルが島の中ほどにでき、滞在しやすい島になりました。
島のネコたちはほどほどの距離感で旅人を迎えてくれます。餌やりは禁止されていませんが、車が通らない場所で少量ずつの餌をあげるようにしましょう。
※ドローンによる撮影は、東京航空局の無人航空機の飛行許可・承認を得た取材者が、地元自治体に事前確認をとって飛行と撮影を行っています。
『地球の歩き方』編集部 ネコ担編集子
22 地球の歩き方JAPAN 島旅 島旅×ねこ にゃんこの島の歩き方
島旅
2018/03/28発売日本各地にあるネコたちと出合える島を訪ねる本格的ガイドブック。ネコポイント、見どころ、休憩場所など具体的情報満載!
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