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インドネシア・ジャカルタは、世界的に見ても巨大な都市ですが、いわゆる観光地としてはあまり有名ではありません。インドネシアの観光地と言えば、バリ島などがまず頭に浮かぶのではないでしょうか。ただ、そんなジャカルタですが、入り込むと味のある、とてもおもしろい顔を持つ街なのです。今回紹介する3つのスポットは、ジャカルタ中心部からアクセスもよく、ちょっと時間が空いたらすぐ行ける所ですから、ぜひ訪問してみてください。
はじめに紹介するのは、ジャカルタ中心部にあり、バティック体験ができるテキスタイル・ミュージアム(Museum Tekstil)です。バティックとは、ろうけつ染めを意味し、インドネシアの伝統的な染物のことを示します。
2009年、インドネシアのバティックが、ユネスコの世界無形文化遺産になったことから、毎週金曜日には、カジュアルフライデーならぬバティックデーが行われます。ジャカルタの会社員の多くは、バティックを着て出社します。なお、バティックは、正装として扱われますので、結婚式やパーティーなどでも着用されます。
では、バティックの生地を染める手順を説明していきましょう。まず、ロウを溶かして生地に絵を描き(もしくはスタンプを押す)、ロウが固まったら生地を染める、その後ロウを溶かすとロウがあった所は染色されていないので、柄が浮き出るという仕組みです。色合いが多いものや、柄が細かいものは、かなり時間をかけて作っていくことになります。
テキスタイル・ミュージアム内には、アンティークのバティックや織物(更紗)が展示されていてとても興味深いです。柄も色もさまざま、ゾウなどの動物やマンゴーなどの果物の柄があったりします。一つひとつの作品をじっくり見ていても、見事な腕前に、まったく飽きることはありません。
なかなか自分でバティックを作る機会はないのですが、テキスタイル・ミュージアムでは、バティック体験コーナーがあり、子供も大人も楽しめます。入場料に約500円ぐらいをプラスすると、実際に作ったバティックを持って帰ることができます。
バティック体験は、半日もあれば充分なので、観光の合い間にジャカルタ中心部で何かしたいなと思ったら、バティック体験を試してみてください。テキスタイル・ミュージアムは、月曜閉館。ジャカルタ中心部からタクシーで15分ぐらいの所にあります。
キッザニア・ジャカルタは、お子さま連れの家族旅行におススメの観光スポットです。日本にもキッザニアはありますが、インドネシアのキッザニアのおもしろいところは、テナントの会社がユニークなところです。インドネシアの会社もたくさんありますし、日本の会社(※三菱自動車、大塚製薬、ミスタードーナツなど)もあったりします。※2018年4月現在
キッザニア・ジャカルタでの体験は、グローバル化が叫ばれ、親子留学や海外就職がブームの今、ただの職業体験だけでなく、海外で働く&外国人の子供と一緒に学ぶよい機会になります。頼もしいことに、子供同士は言葉が交わせなくても、一緒に楽しく遊べるようです。インドネシア国内でもキッザニアは、ジャカルタにしかありません。入場料も安いので、ぜひお子さまを連れて、遊びに行ってみてください。
ジャカルタは、とっても大きな街です。全部を観てまわるのは無理でしょうから、ジャカルタの全景を一望できるウェスティン・ジャカルタのレストラン・フロアをおススメします。ここからなら、ジャカルタの北から南、東も西も、街全体を観ることができます。天気がよければ、遠くに海や山も観ることができます。
また、景色だけでなく、ビュッフェは手頃な価格(約2,300円)にも関わらず、頬が落ちそうなほどおいしいので、言うことがありません。宿泊料金は少し高めとなりますが、レストランだけでも利用してみてはいかがでしょうか。
夜景を眺めながらのディナーも素敵ですが、筆者のおススメは朝食ビュッフェです。フレッシュジューススタンドとスイーツの組み合わせは、一日の始まりを優雅に演出してくれます。ぜひ天気のよい朝にお試しください。
いかがでしたか。ジャカルタ中心部からアクセスもよく、ちょっと時間が空いたらすぐ行けるスポットを3つ紹介しました。今度のジャカルタ旅行の参考にしてみてください。