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アメリカ西部のネバダ州に位置するラスベガスは、24時間眠らないエンターテイメントシティー。やるべきことや見るべきもの、そして行くべき場所が、山のようにあります。そんなラスベガスに「初めて行く時はドコをおさえればいいの?」という疑問にお答えすべく、ココは絶対に外しちゃいけないという鉄板の観光スポットを5ヵ所を紹介します。
まず、おさえておきたいのが、「ウエルカム・トゥ・ファビュラス・ラスベガス (Welcome to Fabulous Las Vegas) 」のサイン(看板)です。通称「ラスベガス・サイン」と呼ばれるこの看板は、ラスベガスのランドマークとして大人気のフォトスポットです。
道路の中央分離帯にすくっと建つこのレトロな看板は、ロードサイドサインとして1959年に作られました。ロサンゼルス方面から車で来ると、ラスベガスへの入り口となるのがちょうどこのあたりです。かれこれ60年近くここで「素晴らしいラスベガスへようこそ!」と歓迎し続けている歴史ある看板です。
「ラスベガス・サイン」は、グループフォトやウェディングフォトを撮りに来る方も多く、撮影の順番を待つ人たちで常に列ができています。正面からの写真にこだわらないのなら、列に並ばずに横からサクっと撮るといいかもしれません。
ラスベガスの思い出は、ココから始まります! 「ラスベガス・サイン」と一緒に、ぜひ、とっておきの1枚を撮影してください。
「ラスベガス・サイン」がある場所は、マンダレイベイホテルから南へ2キロメートル弱、ハーレーダビッドソンのお店のすぐ近くです。30台程度の無料駐車場があり、市バスの停留所も脇にあります。市バスはSDX(2両編成バス)の路線で、停留所名は「Welcome to LV Sign」です。
ラスベガスでは無料で楽しめるアトラクションがいくつもありますが、何と言ってもイチ押しは、ベラージオホテルの「噴水ショー」でしょう。
ベラージオホテルは、北イタリアがテーマのホテルで、正面に巨大な人造湖「コモ湖」が広がっています。そこで毎日行われている「噴水ショー」は、まるで水のダンスのようです。
幅300メートル以上にも渡る「噴水ショー」が、BGMに合わせて繰り広げられます。時には140メートルの高さまで水しぶきが舞い上がることも。ホテルが隠れてしまうほどの大迫力のショーを、一般の歩道から間近に見られるなんて、ラスベガスならではです。
「噴水ショー」は、クラシックや映画音楽、ポップスやカンツォーネまでおなじみの曲に合わせて1回3~5分間実施されます。BGMによっていろいろな噴水のパターンがありますので、続けて見てもその都度雰囲気の違うショーが楽しめるのも魅力です。もちろん昼間もすばらしいのですが、ライトアップされる夜間はさらに見ごたえたっぷりです。
この「噴水ショー」を見ながら食事のできるレストランがあります。たとえば、ベラージオホテルの「ピカソ(Picasso)」、「ジャスミン(Jasmine)」、「ラゴ(Lago)」などがおすすめです。また、ストリップ大通りをはさんで向かい側にあるパリスホテルなら、「エッフェルタワー・レストラン(Eiffeltower Restaurant)」や「モナミ・ガビ(Mon Ami Gabi)」などがおすすめです。おいしい食事と素敵な「噴水ショー」は、最強の組み合わせでしょう。
●「噴水ショー」のスケジュール
・平日:15:00から20:00までは30分おき、それ以降は15分おき
・土曜と休日:12:00から20:00までは30分おき、それ以降は15分おき
・日曜:11:00から19:00までは30分おき、それ以降は15分おき
いずれも24:00まで。なお、強風など悪天候の場合は中止されることがあります。
ベラージオホテルは、噴水ショーだけでなく、「ボタニカルガーデン(温室植物園)」も人気の定番スポットになっています。ガラス張りの天井からさしこむ光と、ふんわりとやわらなか空気に満たされた室内ガーデンには、植物を使ったトピアリーを中心に、鮮やかで楽しい世界が広がっています。
毎年、春節(旧暦の正月)、春、夏、秋、そしてクリスマスシーズンと、季節ごとにテーマが変わります。約120人からなる専門の園芸チームによって1週間ほどかけて作られるディスプレイは、生花や樹木をふんだんに使った豪華で繊細な仕上がりです。
展示期間中も手作業での水やり、生花や鉢植えの入れ替えなどが欠かせません。きちんと手間をかけてぜいたくに、そして楽しく作られた「ボタニカルガーデン」。ここに来たら、誰でも絶対笑顔になる!と思えるような、そんなラスベガスならではのアトラクションです。
「ボタニカルガーデン」は、べラージオホテルの正面玄関から入って、ロビーの突き当りにあります。ベラージオホテルに宿泊していなくても入園できます。24時間常にオープンしており、入園料は無料です。なお、生花や鉢植えの入れ替え期間やメンテナンス中は、閉園となります。
上空からラスベガスの絶景を楽しめるのが、世界最大の観覧車「リンク・ハイローラー(The LinQ High Roller)」です。フラミンゴホテルとリンクホテルの間にあるショッピングスポット「リンク・プロムナード」にある、今一番アツいアトラクションです。
観覧車は一周30分。ゆっくりと動くキャビンが一番高い位置に来る時には、地上170メートルの上空からラスベガスを一望することができます。初めてラスベガスを訪れた人には絶対おすすめのスポットです。ストリップ通り沿いのホテルだけではなく、はるか遠くの山並みまで、ラスベガスの街並みを360度じっくりと楽しめます。あっという間の30分になるでしょう。
さらに楽しさを倍増させたい方には、バーを備えたキャビンがおすすめです。バー付きのキャビンに乗って、ビールやワインを飲みながら30分を過ごせる「ハッピー・ハーフアワー」(21歳以上)のチケットがあります。
ラスベガスの周辺には、日帰りで行くことができる国立公園がいくつもあるのをご存知でしょうか。なかでもお隣アリゾナ州にある「グランドキャニオン国立公園」は、世界遺産にも登録されている国立公園です。年間600万人以上の人が訪れる、アメリカでも人気の国立公園ですが、ラスべガスからの行きやすさと景色のすばらしさから、絶対にはずせないスポットのひとつです。
「グランドキャニオン国立公園」に行くには、自分たちでレンタカーを運転して行くという方法もありますが、初めてのラスベガスならツアーに参加するのがおすすめです。
ツアーはほとんど毎日運行されていますし、現地に詳しいガイドさんが同行しますので、安心して「グランドキャニオン国立公園」を楽しめます。気になる移動時間は、車で片道約4時間30分、小型飛行機だと約1時間30分です。車で行くツアー、もしくは小型飛行機で行くツアーの両方から選べます。
車で行くツアーは、6:00頃に出発して、戻ってくるのは19:00過ぎです。「丸一日つぶしてしまうのはちょっと」という方には、小型飛行機で行くツアーをおすすめします。
小型飛行機で行くツアーは、所要時間が8時間ほどのツアーです。早朝のフライトで行ければ、お昼過ぎにはホテルに戻って来て、午後はたっぷり自由時間として使えます。どちらのツアーも、「グランドキャニオン国立公園」の名スポットである「ブライトエンジェルロッジ展望台」と「マーサーポイント展望台」の2ヵ所を訪れます。
せっかくラスベガスでまで来たのですから、ぜひ一日は「グランドキャニオン国立公園」へのツアーを予定して、コロラド川が気の遠くなるような長い年月をかけて作った絶壁を堪能してみてください。
いかがでしたか。初めてのアメリカ・ラスベガスで絶対に外しちゃいけない観光スポットを5つ紹介しました。ラスベガスにはまだまだたくさんの観光スポットがありますが、初めてのラスベガス訪問の際は、ぜひ参考にしてみてください。